【いのち会議】~いのち宣言をつなぐ「103のアクション」~ 第49回「株式制度という、資本と労働の価値分配の仕組みを超えて、人びととコミュニティが生み出す価値のうえに新しいガバナンス社会をはじめよう」
プレスリリース発表元企業:いのち会議
配信日時: 2026-01-22 17:00:00
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いのち会議は2025年10月11日に大阪・関西万博会場内にて「いのち宣言」および「アクションプラン集」を発表いたしました。本リリースは いのちを「まもる」【宣言3-4】ソーシャルビジネスや公共政策を通じて、住民どうしが学び合い地域社会の未来を切りひらこうへのアクションプランの1つをご紹介するものです。ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。
株式制度という、資本と労働の価値分配の仕組みを超えて、人びととコミュニティが生み出す価値のうえに新しいガバナンス社会をはじめよう
私たちは今、日常の行動がデータとして価値を生み出す時代に生きています。個人の購買活動、店舗での滞在、地域活動など、一つひとつは小さなデータですが、それらが集まり結びつくことで、行動予測や需要喚起、地域活性化といった具体的な価値を生み出します。このデータの価値は、利用者が増えるほど加速度的に増大し、プラットフォーム企業の収益の源泉となっています。工業化時代の株式会社制度は、労働や資本の投入に応じた価値配分の仕組みでしたが、このようなデータがもたらす価値の分配には対応できていません。特に重要なのは、データを生み出している個人に価値が還元されず、株主という形で資本提供者に集中する点です。さらに、清掃活動や人助けなど、社会に必要な貢献の多くが認識されないという課題も存在します。この課題に対し、株式会社コンティニュウム・ソーシャルは、大阪大学、およびせんりプラットフォームと共同で、千里地域でテストケースを始めています。「CyberTrophy」を使って、地域の商業施設や公共空間に設置されたバーチャルな「トロフィー」を介して、人びとの行動データが生み出す価値をトークン化(デジタル資産化)して可視化します。そして、それを公平に循環させる仕組みの実現を目指しています。この取り組みでは、日常的な活動に加え、防災活動や文化芸術活動など、地域の多様なソーシャルキャピタルをつなぎ、新たな形のコミュニティづくりにも挑戦しています。価値の分配やガバナンスの仕組みを段階的に実装しながら、千里での実践をテンプレートとして、他地域への横展開が可能なモデルを確立する予定です(図を参照)。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161447/124/161447-124-e229c9a5d11a57c74c29bf7eb2e1955a-1155x781.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
CyberTrophyを介した価値共有のイメージ
この取り組みは、従来の中央集権的なプラットフォームとは異なり、価値の評価と分配のガバナンスをコミュニティ自身が担えるところが特徴です。このシステムの実現に向けて、技術、経済、制度の三点から検証を進める必要があります。技術面では、既存のブロックチェーンやスマートコントラクト技術を基盤に、地域特性に応じたカスタマイズが可能なシステムを構築します。経済面では、既存の地域経済との調和を重視します。地域商店街や金融機関との連携、企業のESG 活動との結びつき、地域経済の持続的発展への貢献、さらには自治体のデジタル化施策との連携も視野に入れています。制度面では、デジタル証明の法的位置づけや、価値移転の課税関係など、関係機関と協議しながら必要な整備を進める必要があります。これらの取り組みに加え、システム全体のガバナンス設計においては、プロトコルやサービスのオープン性を確保し、参加者が主体的に関われる仕組みを目指しています。
コンティニュウム・ソーシャルでは、まず、商業施設や公共施設での基本的な利用から始め、行動に関する価値創出のプロセスを検証します。想定される課題として、1.利用者の継続的な参加動機の維持、2.データの信頼性確保、3.価値評価の客観性の担保があり、各段階で対応策を講じていきます。成功指標として、月間アクティブユーザー数、価値創出量、地域経済効果を設定し、定期的に評価・改善を行います。この過程で、コミュニティ自身がシステムのオーナーシップを持ち、それを支援するサービス提供者が自然と現れるエコシステムの形成を目指します。各地域はこの基本モデルを自らの文脈で実装し、独自の発展を遂げながら緩やかにつながることで、新しい形の価値循環を実現していきます。
いのち会議は、コンティニュアム・ソーシャルなど、さまざまな組織とともに、データがもたらす価値の創造と循環をより民主的で開かれたものにしていく仕組みを構築し、みんなで生み出す価値をみんなで分かち合える社会の実現に挑戦します。
【参考情報】
・A Novel Framework for Reputation-Based Systemshttps://a16zcrypto.com/posts/article/reputation-based-systems/
・The Future of Work is Not Corporate ― It’s DAOs and
Crypto Networks
https://a16zcrypto.com/posts/article/the-future-of-work-daos-crypto-networks/
・読書会:國領二郎『サイバー文明論~持ち寄り経済圏のガバナンス~』
https://www.glocom.ac.jp/events/report/8626
・ユーザ主権型デジタル共助社会のアーキテクチャ ―持ち寄り経済の技術とガバナンス https://www.soumu.go.jp/main_content/000912928.pdf
・Chris Dixon: Read Write Own Buildng the next era of the internet, Random House, 2024.
・Jesse Walden: Fund Raising and Deal Structure Fundraising and Deal Structure- a16z crypto
https://a16zcrypto.com/posts/videos/fundraising-and-deal-structure/
・Scott Kominers: Everything Token
https://www.hbs.edu/faculty/Pages/profile.aspx?facId=500905
・プレスリリース: 株式会社コンティニュウム・ソーシャル、大阪大学木多研究室、せんりプラットフォームとの三者共同で、千里ニュータウンにて新たなジオソーシャルプロジェクトを始動
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000117629.html
本記事に関する問い合わせ先
いのち会議 事務局、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)特任助教(常勤) 宮崎 貴芳(みやざき たかよし)、教授 伊藤 武志(いとう たけし)
TEL: 06-6105-6183
E-mail: ssi2@ml.office.osaka-u.ac.jp
※取材の申し込みにつきましてはお気軽にご連絡ください。
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