エームサービス、三井物産戦略研究所、ドットミー、博報堂 生活者発想技術研究所の4社で 「インナーケアに関する意識調査」を共同実施

プレスリリース発表元企業:エームサービス株式会社

配信日時: 2025-12-26 10:00:00







生活者は“毎日やらなきゃ”、管理栄養士 は“必要な時に、日常の延長で”。2,000名超調査で判明した「インナーケア意識」のギャップ


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エームサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷 周)は、株式会社三井物産戦略研究所、株式会社ドットミー、株式会社博報堂 生活者発想技術研究所の4社で、インナーケア領域における生活者理解を深め、無理なく続けられる新たな習慣づくりを目指して「インナーケアに関する意識調査」を共同実施しました。

調査の結果、生活者はインナーケアを“特別な行為”として捉える傾向が強く、習慣化のハードルが高い一方、管理栄養士は“日常生活の一部”として認識しているなど、両者のあいだに明確な意識のギャップがあることが判明しました。

4社は本結果を踏まえ、インナーケアをより身近で続けやすいものとして社会に広げる取り組みを共同で推進してまいります。


<調査のまとめ(サマリー)>
1. 「インナーケア」として実践している内容の“ギャップ”
生活者:美容や肌のための特別な行為として捉える傾向が強い。
管理栄養士:日々の食事の延長として、食事や栄養バランスに意識を向ける。

2. 「インナーケア」を行う頻度の意識の“ギャップ”
生活者:インナーケアは「毎日続けるもの」と捉え、日常的に取り入れるハードルが高い。
管理栄養士:「必要なときに取り入れる」と柔軟に考えており、毎日実践することにこだわらない。

3. 「インナーケア」の調整期間の“ギャップ”
生活者:高カロリーな食事の調整は「翌日までに整える」ことが多く、短期間で調整。
管理栄養士:「1週間以内に整える」と答える人が最多で、体調に合わせて長期的に調整。


<調査の背景>
インナーケアは、健康や美容の土台をつくるアプローチとして、近年注目を集めています。ドラッグストアやバラエティストアなどでも、専用の棚やコーナーが拡大するなど、外側のケアだけでなく『内側から整える』という考え方が社会全体に広がりつつあります。

一方で、生活者の中にはインナーケアは「続かない」「正しい方法がわからない」といった悩みも増えています。

そこで本調査では、一般生活者と『食と栄養の専門家』である管理栄養士に同じアンケートを提示し、両者の意識の違いを比較しました。
(※管理栄養士の回答者は女性20〜30代が中心であり、性・年代に偏りがある点は踏まえた上で、専門的知見を持つ層と生活者の意識差を対照的に捉えることを目的としています。)

<調査概要>
調査名:インナーケアに関する意識調査
調査方法:アンケート調査

① 一般生活者向けアンケート
調査対象:
全国の10〜60代の男女
(ただし、職業で以下のいずれかを選択した方は除外:研究職〈食品関連〉、企画職〈食品関連〉、栄養士・管理栄養士、医師、看護師)
調査期間: 2025年10月14日〜10月15日
有効回答数: 1,103名
年代構成: 日本の人口構成比に基づく割付
性別構成: 女性 55.7%、男性 44.3%

② 管理栄養士向けアンケート
調査対象:
エームサービス株式会社および株式会社メフォスに所属する管理栄養士
調査期間: 2025年9月25日〜10月15日
有効回答数: 1,173名
年代構成: 20-30代中心(20代 60.7%、30代 22.3%)
性別構成: 女性 94.7%、男性 5.3%
※本調査における管理栄養士の回答は、各個人の実感・意見に基づくものです。
※本調査では、インナーケアを「美容や健康のために、身体の内側からケアを行う活動」として調査しています。


<調査結果詳細>
1.インナーケアの認知や意識
一般生活者の半数以上は認知していない一方、管理栄養士は約65.7%が認知
「インナーケア」という言葉の認知は、管理栄養士の65.7%に対し、一般生活者では44.6%にとどまりました。言葉としての認知度にまだ課題があることがわかります。

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インナーケアを”美容のためのもの“と捉える生活者と“食事を気遣うこと”と捉える管理栄養士
「インナーケア」という言葉に対して想起するものを自由回答で聴取し、AIで分析した結果、双方とも「健康維持」に関するワードが最も多い結果となりました。加えて、一般生活者は「肌」「美容」といった言葉を多く挙げています。一方で、管理栄養士は「食事」「栄養バランス」と回答する人が多い傾向がありました。

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両者ともインナーケアを行なった先に健康に加え、将来的な「見た目の美しさ」にも寄与することを期待
「インナーケアを行った自分と、行わなかった自分で10年後に違い」という設問へは、「健康」に加えて、「肌」「見た目」「若々しさ」という言葉が両者共通で多く挙げられました。インナーケアには健康のみならず、10年後の肌や見た目、若々しさといった、外見や纏う雰囲気の変化も期待されていることがわかります。

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2.インナーケアの実践状況
インナーケアを実践する生活者は19.9%、管理栄養士は43.3%。 実践率に大きな差
一般生活者のインナーケア実践状況を見ると、実践している割合は19.9%ほどにとどまっています。
また、「過去に実践していたが、今は継続できていない」と答えた人も3.4%と低い割合でした。
一方、管理栄養士のインナーケアを実践している割合は43.3%と、一般生活者の2倍以上にのぼりました。管理栄養士のうち30.9%は「不定期でも取り入れている」と回答しており、専門知識のある管理栄養士は、インナーケアを“日常の一部として柔軟に取り入れている”姿勢が強いことが示されました。
さらに、一般生活者、管理栄養士の双方で継続できていない人の割合が低いため、一度インナーケアを始めると比較的やめにくい傾向があることが読み取れます。

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インナーケアとして取り組んでいる内容は似ているが、”取り入れ方”に違い
インナーケアとして実践している内容の上位5つには、「こまめな水分補給」「腸内環境に良いものを摂取」「発酵食品を食べる」「野菜を最初に食べる」など、両者で共通点が多くみられる一方で、その順位には違いが見られました。
具体的には、管理栄養士が「野菜を先に食べる」という、「いつもの行動を少し見直す工夫」が最も高い一方、生活者は「こまめに水を飲む」「腸内環境に良いものを食べる」「発酵食品を食べる」など、「何かをプラスして取る」ものが上位となる傾向がありました。

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3.インナーケアの実践サイクル
生活者は”翌日までに”短期調整、管理栄養士は”1週間以内”でゆるやかに調整
「高カロリーな食事をした後、どのくらいの期間で食事を調整するか」を尋ねたところ、一般生活者では「翌日までに整える」が、「特に意識していない」を除いて23.8%と最多となりました。一方で管理栄養士は「1週間以内で整える」が最多(40.4%)で、 体調や生活リズムに合わせて、より長いスパンでゆるやかに整えるスタイルが見受けられます。

この結果から、生活者は短期間で調整しようとする傾向がある一方、管理栄養士は“続けやすく、無理のないペース”で調整する視点を持っていることがわかります。

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<調査結果に関するエームサービス株式会社 管理栄養士のコメント>
私たち管理栄養士は、日々口にする食事が体調や美容に大きく影響する“インナーケア”のひとつだと捉えています。まずは毎日の食事に意識を向け、できることから始めてみてほしいと思います。今回の調査結果もいかしながら、生活者の皆さまが“食べること”を楽しみつつ、正しい知識に基づいた自分らしい健康習慣を築いていけるよう、これからもサポートしていきたいと考えています。


<今後の取り組み>
4社は今後、各社の強みを活かして以下の観点から継続的に共同研究・実証を行い、生活者のインナーケア習慣をサポートしてまいります。

・グローバルでのインナーケア情報の収集
・わかりやすく正確な情報提供
・食事や間食を通じたインナーケアのサポート 
など

<レポートのご紹介>
本研究プロジェクトでは、リリースではご紹介しきれなかったインナーケアに関するさらに詳しい項目や分析を網羅したフルレポートの作成を予定しております。より詳細なデータや示唆に関心をお持ちの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


<共同研究参加企業について>

株式会社 三井物産戦略研究所
1999年に三井物産のインハウスシンクタンクとして設立。 三井物産グループのビジネスに「インテリジェンス」と「イノベーション」の観点から貢献していくことを目指し、グローバルな視点で、政治、経済、社会、産業、技術など、幅広い分野で様々なテーマの調査・研究を行っている。
https://www.mitsui.com/mgssi/ja/


株式会社 博報堂 生活者発想技術研究所
企業の生活者発想を推進するための研究開発を目的に設立された専門組織です。「未来生活者発想」をコンセプトに、「生活者発想経営」「フォーカス型生活者洞察」「生活者心理・行動」「ウェルビーイング社会の共創」「生活者発想に基づく創造性」等に関する、研究・開発・教育・発信を行っていきます。
*「博報堂 生活者発想技術研究所」に関するリリースはこちら:
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/111845/


エームサービス株式会社
1976年に設立。オフィス・工場・病院・福祉施設・学校・スポーツ施設など、全国約3,500カ所でフード&サポートサービスを提供しています。グループで約7,000名の栄養士・管理栄養士が在籍し、安全でおいしい食事の提供に加え、健康経営や栄養設計を通じてウェルビーイング向上に貢献しています。さらに大学や研究機関と連携し、最新の栄養学や食の知見を取り入れ、科学的根拠に基づくサービスを展開。全国で健康的な食事と快適な食環境を提供しています。
https://www.aimservices.co.jp/dietitian/


株式会社 ドットミー(.me)
「自分らしく生きる、をつくる。」をミッションに掲げ、ブランドの開発・運営を行う三井物産発のスタートアップ企業。時代やライフステージによって変化する一人ひとりの価値観に寄り添い、自然体で自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。
「とらなきゃに、しあわせを。」をブランドメッセージに掲げる Cycle.meを通じて、"おいしさと栄養"を同時に叶えるインナーケア習慣を提案しています。
https://dot-me.co.jp/


本件に関するお問合わせ先
企画業務部 広報室 諏訪 美奈子・河野 奨平 TEL:03-6234-7522

関連リンク
株式会社 三井物産戦略研究所
https://www.mitsui.com/mgssi/ja/
博報堂 生活者発想技術研究所」に関するリリース
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/111845/
エームサービス株式会社「栄養のチカラ」
https://www.aimservices.co.jp/dietitian/
株式会社 ドットミー(.me)
https://dot-me.co.jp/

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