未来へつなぐ、文化の拠点―安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄再生プロジェクト

プレスリリース発表元企業:北海道美唄市

配信日時: 2025-12-24 10:00:00


北海道美唄市では、市の文化財に指定されている安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の「旧栄小学校体育館(アートスペース)」を再整備するためのクラウドファンディング型ふるさと納税を実施しています。


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炭鉱の記憶と芸術が融合する唯一無二の文化空間


 安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄(以下、アルテピアッツァ美唄)は、今を生きる全ての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場です。
 炭鉱で栄え、衰退していったこの土地の記憶、人々の思いを、場のエネルギーとして受け止める空間は、過去、現在、未来という時の流れの中で、静かに佇み続けています。そうしたかけがえのない空間となることを願いながら、美唄市と美唄市出身の世界的彫刻家・安田侃氏によってこの美術館は作られました。
 広がる景色の中に置かれた彫刻が、自然と一体となって息づくこの空間は、見る人自身のこころを映し、自分との対話ができる場所です。
※アルテピアッツァ美唄(旧栄小学校)は、地域の歴史を語り継ぐ場として、日本遺産『炭鉄港』の構成文化財にも指定されています。


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安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄


幼稚園児の姿から生まれたこころのふるさと


 アルテピアッツァ美唄のストーリーは1985年頃、現在の「アートスペース」である旧美唄市立栄小学校体育館から始まりました。当時、日本でアトリエを探していた安田氏に、市が廃校となった体育館の利用について話を持ちかけたことがきっかけでした。
 建物は雑草とヤブに覆われ、床は腐りはじめ、天井からは雨漏りする状態でしたが、戦前独特の丸屋根木造構造は、どこか人を惹きつける素朴な魅力を残していました。
 体育館のなかにポツンポツンと置かれ出した安田氏の彫刻を時折、摩訶不思議なものを発見したように窓からのぞき込む子供たちの姿が見られるようになりました。
 吹雪の日も色とりどりのアノラックを着て通う子どもたちの姿に心を打たれた安田氏は「この子どもたちが喜ぶ広場にしよう」という思いから、美唄市と市民有志とともに、過疎化や財政難の中、山の光を、人の思い出を残そうと、ひとつひとつゆっくりと積み重ねていき、創り上げられていったのが現在のアルテピアッツァ美唄です。


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安田氏


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アートスペース内部


老朽化する文化遺産を次世代へつなぐクラウドファンディング


 アルテピアッツァ美唄は「こころのふるさと」として多くの人々に親しまれていますが、「アートスペース」は施設の老朽化により存続が危ぶまれている状況です。
 全国各地におられるアルテピアッツァ美唄とご縁がある皆様や、美唄市にご縁がある皆様から、クラウドファンディングという形で関わっていただくことで、これからもアルテピアッツァ美唄と美唄市を共に創っていきたいと考えております。
 この場所には、美唄の歴史と、地域の人々の思いが詰まっており、その思いが込められた空間だからこそ、私たちはこれを次の世代へと繋げていきたいと願っております。
 文化芸術の拠点として、地域にとってもなくてはならない存在であり続けるために、そして、アルテピアッツァ美唄がこれからも多くの人々に愛され、誰もが安心して帰れる「こころのふるさと」として、あり続けるために、温かいご支援を心よりお願い申し上げます。


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アートスペース外観


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アートスペース外観


プロジェクト概要


- プロジェクト名: 未来へつなぐ、文化の拠点―安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄再生プロジェクト
- 目標金額: 2億円
- 整備予定: 令和8年度
- 使途: アルテピアッツァ美唄のアートスペース(旧栄小学校体育館)再整備
- 寄附方法: ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」クラウドファンディング https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=825


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北海道美唄市について


北海道美唄市(びばいし)は、かつて日本有数の産炭地として栄えたまちで、札幌と旭川の中間に位置しています。美唄焼き鳥やとりめしなどの郷土料理、お米、ハスカップやアスパラなどの特産品、さらに、彫刻家・安田侃氏の作品を展示するアルテピアッツァ美唄や、ラムサール条約に登録されている宮島沼のマガンなどの観光資源もあり、訪れるたびに新たな発見があるまちです。




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