【東芝エネルギーシステムズ】大分県大分市において国内最大規模の太陽光発電所併設型蓄電池の建設プロジェクトを受注
配信日時: 2025-11-04 12:27:38



2025-11-4
東芝エネルギーシステムズ株式会社
大分県大分市において国内最大規模の太陽光発電所併設型蓄電池の
建設プロジェクトを受注
―高い機器設計力および建設技術力を生かし、建設工事を短工期で推進―
当社はこのたび、世界的な再生可能エネルギー(以下「再エネ」)発電事業者であるSonnedix Power Holdings Limitedと大阪ガス株式会社が共同出資する発電所運営会社より、大分県大分市で稼働中の太陽光発電所への蓄電池併設プロジェクト(以下「本プロジェクト」)の建設業務一式を受注しました。本プロジェクトでは、発電容量約39MWの既設太陽光発電所の敷地内に、定格出力注1約30MW、定格容量注1約125MWhの蓄電池を新設する予定で、再エネ併設型蓄電池として国内最大規模となる計画です。なお、本蓄電池は2026年11月の稼働開始を見込んでいます。
近年、太陽光発電を中心とした再エネ電源の導入拡大に伴い、出力制御の必要性が高まっています。本蓄電池は、日中に発電された再エネ電力を蓄え、夕方や夜間に放電することで、再エネの有効活用を図るものです。また天候などによる発電出力の変動を緩和し、電力系統の安定化にも寄与します。
本年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」では、再エネの電源構成比率が、2023年度の22.9%から2040年度には40%~50%に達する見通しです。これに伴い、系統用蓄電池や併設型蓄電池の導入が加速すると予測されています。
当社は、大規模太陽光発電所および蓄電池の建設プロジェクトの実績を多数有しており、高い機器設計力と建設技術力を保有しています。本プロジェクトでは、こうした強みを生かし、既設発電所に蓄電池を併設する際の発電所と蓄電池間の接続や、発電所の既設設備の一部改造を適切に行い、建設リスクを低減しながら、短工期での施工を進めていきます。また、当社は事業者の本蓄電池と一般送配電事業者の電力系統との接続調整にも支援を行っており、蓄電池の早期稼働に向けた体制を整えました。なお、本プロジェクトは、再エネ併設型蓄電池の建設プロジェクトとして当社初の受注案件となります。
当社は、再エネ電源の活用に向けて蓄電池関連事業に注力しており、今後も高品質なEPC注2や運用保守サービスを提供していきます。さらに本蓄電池を活用し、今後国内で拡大が想定される電力の卸売市場や需給調整市場などにおける電力を効率的に売買する「再エネアグリゲーションサービス」の事業も拡大します。これら取り組みを通じ、再エネを活用した安定的かつ効率的な電力システムの構築に貢献してまいります。
注1 定格出⼒は瞬間的な出⼒の⼤きさ、定格容量は放電可能な電力量のこと。
注2 EPC(Engineering Procurement and Construction):設計(Engineering)、調達(Procurement)、据付工事(Construction)
概要
蓄電池の概要
設置場所:大分県大分市
定格出力:約30MW/定格容量:約125MWh/運転開始:2026年11月(予定)
太陽光設備(既設)の概要
発電容量:約39MW /運転開始:2020年3月
以上
*東芝エネルギーシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。
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