Xプライズがムーン・エクスプレスの打ち上げ契約を確認し、月への新たなレースが開始

プレスリリース発表元企業:XPRIZE

配信日時: 2015-12-10 19:05:00

Xプライズがムーン・エクスプレスの打ち上げ契約を確認し、月への新たなレースが開始

ムーン・エクスプレス、2017年ミッションでグーグル・ルナーXプライズを目指す準備完了

(ロサンゼルス)- (ビジネスワイヤ) -- ムーン・エクスプレスは本日、賞金3000万ドルのグーグル・ルナーXプライズの一環として、Xプライズから打ち上げ契約の正式確認を受け取りました。これは、民間資金によるチームが2017年12月31日までに、無人探査機を月面着陸させることを目指す世界規模のコンテストです。ムーン・エクスプレスは、当社の「MX-1E」着陸船をロケット・ラボ・エレクトロンのロケットと組み合わせ、2017年ミッションの一部で使います。

Xプライズのボブ・ワイス副会長兼社長は、次のように述べています。「ムーン・エクスプレスの打ち上げ契約の受領と検証を正式に確認できたことを、大変誇りに思います。複数チームが月面ミッションを実際に試みることになるので、真の意味で競争であることを示しています。打ち上げ契約の確認は、そのチームが受賞を目指して本気で参加していることを証明するために必要なものです。ムーン・エクスプレスの成果により、Xプライズは月にますます近づくことができました。」

ムーン・エクスプレスの共同設立者兼最高経営責任者(CEO)のボブ・リチャーズ氏は、次のように語っています。「このような先見性に富んだコンテストを設立したグーグルとXプライズに、称賛の意を表します。私たちは受賞を目指して取り組んでいます。当社の長期的な目標は、人類の利益となる月資源の開拓です。ロケット・ラボと契約を締結し、科学と商業のための月面ミッションを低コストで達成できるようになり、心からうれしく思います。」

ムーン・エクスプレスは、ロサンゼルスに本拠を置く2007年設立のロケット・ラボUSAと契約を結びました。3つの月面ミッションで、月着陸船MX-1Eをロケット・ラボのエレクトロン・ロケットに載せ、ニュージーランドもしくは米国から打ち上げます。

ムーン・エクスプレスの共同設立者兼会長のNaveen Jainは、次のように語っています。「ムーン・エクスプレスは、小惑星や火星の衛星までも含め、宇宙に到達するための費用を永久に変えることになる破壊的技術を開発しています。私たちは、3D印刷や安価なセンサーなど、エクスポネンシャル技術を活用して、月にアクセスするために必要な資本を急落させています。こうした技術進歩と、本日発表したロケット・ラボとの打ち上げ契約のニュースが相まって、当社は宇宙探査の新市場開拓で大きく前進することになります。」

ムーン・エクスプレスは、グーグル・ルナーXプライズのチームで2017年のミッションのために検証済みの打ち上げ契約を獲得した2チームの1つです。残りの14チームがコンテストに参加し続けるには、2016年12月31日までにXプライズから打ち上げ契約の検証を受ける必要があります。

ムーン・エクスプレスについて

民間資金による商業宇宙企業のムーン・エクスプレス(MoonEx)は、月探査の新機軸を開いており、エクスポネンシャル技術を使ったロボット探査機製品やサービスで、月の謎を解き明かし、資源を開拓するために取り組んでいます。人類に役立つ月資源の探査・開発という長期的目標を重視しつつ、政府や商業顧客向けの月面輸送とデータサービスという短期的事業にも従事しています。ムーン・エクスプレスが開発した「MX」ファミリーは、柔軟性と拡張性に優れた探査機/着陸船で、地球軌道から直接軌道もしくは低エネルギー遷移軌道に乗り、月面に到達できます。また、近地球市場を対象とした宇宙ロボットの開発も手がけています。NASAの月面CATALYST(カタリスト)プログラムのパートナーでもあります。ムーン・エクスプレスの設立者であるロバート(ボブ)・リチャーズ博士Naveen Jainバーニー・ペル博士は、月には地球と宇宙における人類の将来に不可欠な資源を生み出すことができる、長期的な経済力があると確信しています。ムーン・エクスプレスの詳細については、ウェブサイト(www.moonexpress.com)やツイッター(@MoonEx)をご覧ください。

グーグル・ルナーXプライズについて

賞金3000万ドルのグーグル・ルナーXプライズは、世界中のエンジニアと起業家に課題と刺激を与えるこれまでにないコンテストであり、ロボットによる宇宙探査を低コストで行う方法の開発を目標としています。グーグル・ルナーXプライズを受賞するためには、2017年12月31日のミッション終了期限までに民間資金によるチームが月面へのロボットの着陸を成功させ、最低500メートルの探査を行い、高解像度の動画と静止画を地球に送信する必要があります。このミッションを最初に完了したチームには大賞として賞金2000万ドルが贈られ、2番目にミッションを完了したチームには500万ドルが贈られます。月の夜の切り抜けやアポロの着陸地点への到達といったさらなる技術・科学的成果には、ボーナス賞が贈られます。これらの賞のいずれかを獲得するには、各チームはそのミッション費用の90%が民間資金であることを証明する必要があります。詳細については、http://lunar.xprize.org/または@GLXPをご覧ください。

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