映像処理の革新へ―ネットイント社製スマートVPU搭載製品、国内提供を開始
配信日時: 2025-07-17 09:00:00
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、以下:J21)は、2025年7月17日より、ネットイント社(NETINT Technologies, Inc.、本社:カナダ)が開発・販売するスマートVPU製品「クアドラT1U」「T1A」「T2A」および「クアドラVPUサーバー」の国内提供を開始しました。
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=X_K0xYF9ruc
ネットイント社が開発しているスマートVPUは映像処理専用に設計されたASICエンジンです。J21が今回取り扱いを開始する製品全てに、第2世代VPUとなる最新のCodensity G5が搭載されています。G5は、AV1や、HEVC、H.264などの最新コーデックに対応、最大8K解像度でのリアルタイム映像処理が可能となっており、G5を搭載した製品は、ライブ配信や、クラウドゲーミング、映像監視サービス、メタバースなど、次世代映像アプリケーションに最適なソリューションです(※1)。
※1 活用事例PDF:https://www.japan21.co.jp/products/downloads/NETINT-Quadra-Use-CasesJP.pdf
また、ネットイント社のスマートVPUは、既にアカマイ・テクノロジーズ社「Akamai Connected Cloud」にも正式に採用されており、世界規模のクラウドプラットフォームにおける映像処理の中核技術として活用されています(※2)。
※2 https://www.akamai.com/ja/newsroom/press-release/akamai-first-to-offer-vpus-in-the-cloud
主な特長
画像 : https://newscast.jp/attachments/oFVS0zHL9B1dBJppme0A.png
スマートVPUのアーキテクチャ概要
・低消費電力・高密度:CPUベースのソリューションと比較して80%の電力削減、10倍の実装密度
・最新コーデック対応:AV1、HEVC、H.264、VP9などに対応
・AI支援エンコーディング:最大180TOPSのAI処理能力(クアドラVPUサーバー)
・リアルタイム性能:サブフレームレベルの低遅延処理で、ライブ配信やインタラクティブ映像に最適
・HDR対応:HDR10、HDR10+、HLGなど
・FFmpeg/GStreamerとのインテグレーション:既存ワークフローへの容易なインテグレーション
製品概要
画像 : https://newscast.jp/attachments/zhOWDsCox5iSL1eZIHZL.webp
クアドラVPUサーバー
画像 : https://newscast.jp/attachments/zYLznTO4Bn54kxUG1A9s.png
クアドラT1U、T2A、T1A(左から)
以下は各製品の主な仕様です。
品名:クアドラT1U
外形:U.2フォームファクター
VPU:1基のCodensity G5 ASICを搭載
エンコード性能:最大32ストリームの1080p30、8ストリームの4Kp30、2ストリームの8Kp30に対応
AI性能:15TOPS
消費電力:17W
品名:クアドラT1A
外形:PCIe 4.0 x4(HHHL)
VPU:1基のCodensity G5 ASICを搭載
エンコード性能:T1Uと同等
AI性能:T1Uと同等
消費電力:20W
品名:クアドラT2A
特長:PCIe 4.0 x4(HHHL)
VPU:2基のCodensity G5 ASICを搭載
エンコード性能:最大64ストリームの1080p30、16ストリームの4Kp30、4ストリームの8Kp30に対応
AI性能:36TOPS
消費電力:40W
品名:クアドラVPUサーバー
VPU:1RUサーバーに10基のT1Uを搭載
エンコード性能:最大320ストリームの1080p30、80ストリームの4Kp30、20ストリームの8Kp30を同時処理可能
AI性能:180TPS
消費電力:~500W
クアドラシリーズ製品仕様:https://www.japan21.co.jp/products/downloads/Quadra_TechSpecJP.pdf
J21は、ネットイント社製品の導入支援や技術サポートを通じて、日本国内の映像関連サービスの高度化に貢献してまいります。
ネットイント社製品Web:https://www.japan21.co.jp/products/netint/
ネットイント社(NETINT Technologies, Inc.)について
カナダ・バンクーバーに本社を置くネットイント社は、VPU(ビデオ処理ユニット)という新たなカテゴリを創出した企業であり、ASICベースのビデオ処理ソリューションにおけるイノベーターです。比類なきエンコード性能、高密度、そしてエネルギー効率を実現する技術を提供しています。ネットイント社のVPUは、映像分野におけるグリーンコンピューティングの先駆者として、エネルギー消費と運用コストを20~40倍削減しながら、10倍の処理密度を達成します。AV1、8K、HDRなどの高度なコーデック対応に加え、オンチップAIエンジンを搭載することで、ハイパースケールなメディアエンコードと処理の未来を切り拓いています。
Web:https://netint.com/
会社概要:https://www.japan21.co.jp/products/downloads/NETINT-Company-OverviewJP.pdf
ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear(R) ACCESS」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」、視覚的品質を維持したまま動画のファイルサイズを削減する「Beamrビデオクラウドサービス」などがあります。
Web:https://www.japan21.co.jp/
お問い合わせ先
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:netint@japan21.co.jp
Web:https://www.japan21.co.jp/products/netint/
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
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プレスリリース提供元:@Press
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