XPRIZEとグーグルが科学・技術・工学・数学コンテスト「MOONBOTS」の今年の受賞チームを発表

プレスリリース発表元企業:XPRIZE

配信日時: 2015-09-28 18:38:00

XPRIZEとグーグルが科学・技術・工学・数学コンテスト「MOONBOTS」の今年の受賞チームを発表

女子中心のチームがGoogle Lunar XPRIZE Competition for Kidsコンテストで優位に

(ロサンゼルス)- (ビジネスワイヤ) -- 賞金コンテストを運営するXPRIZEとグーグルは本日、2015年のMOONBOTSチャレンジの受賞チームを発表しました。このコンテストは「Google Lunar XPRIZE for Kids」とも呼ばれ、次世代の宇宙探検者や技術革新者を育てるため、8~17歳の子どもに月探検車の設計、製作、プログラム作成を呼び掛ける国際的なコンテストです。月への関心をそそる伝説や理論を探検車のベースとしてもらいます。

受賞チームは来月、一生に一度の大きなイベントとして日本を訪れ、賞金3000万ドルのGoogle Lunar XPRIZEに参加している公式チームと対面します。Google Lunar XPRIZEは、民間資金でロボットを月面に着陸させる世界的コンテストです。

2010年にMOONBOTSが始まって以来、受賞チームのメンバーの半分以上が女性となりました。科学、技術、工学、数学(STEM)という一般的に男性が中心の分野で既成概念を打ち破りました。2015年のMOONBOTS受賞者は、3つの国にわたっています。

Team GalacTECHs(カリフォルニア州タスティン)、8~11歳の女子2人と男子2人で構成。人が月のリゾート地で日常的に休暇を過ごす未来を想像しました。 Linked Lunas(フロリダ州フォートローダーデール)、9歳の双子の姉妹HadleyとDelaneyで構成。地球はかつて「双子の月」であり、それが合体して1つになったというハッとする歴史物語、あるいは科学理論に基づいています。 Mecaliks(メキシコ・クアウティトラン・イスカリ)、9~12歳の女子3人で構成。時間は月の満ち欠けで測ることができるというマヤ文明の言い伝えにヒントを得ました。(Cuautitlan Izcalli, Mexico) Moonshot(ニューヨーク市ブルックリン区、イタリア・ナポリ)、10~12歳の男子の従兄弟2人で構成。2人は世界の中で離れて暮らしていますが、共に月に興味を持ち、月が人を結びつける作用(2人の家族など)に関心を持っています。 Google Lunar XPRIZEシニアディレクターのChanda Gonzalesは、このように述べています。「グランプリを受賞した4つのチームは、ロボットの製作とプログラミングで創意工夫と革新性を示しただけでなく、月の「物語」の解釈の仕方が創造的で想像力が見られました。どのエントリーにも独自性がありましたが、どれも驚くほど関心をそそるものであり、世界中の子どもたちに刺激を与えることでしょう。」

受賞チームは10月に日本を訪れ、年に一度のチーム・サミットに参加するために東京に集まっているGoogle Lunar XPRIZEチームと対面します。

GoogleマーケティングマネジャーのYasemin Denari Southworthは、このように語っています。「現代の若者に刺激を与えて応援するMOONBOTSは、次世代のプログラマー、技術革新者、探検家、挑戦者のために道を拓いています。協力的・教育的な競い合いの中で、想像性と創造性を育む支援を行い、少年少女に自信を持たせてあげられることを誇りに思います。この活動を通し、特に女子の間で、科学、技術、工学、数学における参加や進歩を阻む可能性のある環境的・社会的障壁がなくなることを望んでいます。」

小中高校生のためのこのコンテストは4月に始まりました。29カ国から235チームが第1フェーズに参加し、月に関するイメージを言葉や映像で提出してエントリーしました。各チームは、2~4人のメンバー(8~17歳)と18歳以上のチームキャプテン1人によって構成されます。第2フェーズに進む30チームを審査員団が選び、各チームは3つのプラットフォーム・システム(LEGO MINDSTORMS EV3、VEX IQ、MECCANO Meccanoid G15 KS)の1つが与えられ、第1フェーズで提出した月の物語に基づいた任務をシミュレーションとして達成するユニークなロボットを製作し、プログラムしました。さらに、各チームは生中継のウェブキャストによって審査員団のために実演するよう指示され、自分たちの地域社会の子どもや大人に自分たちの革新技術を伝えることでSTEM(科学・技術・工学・数学)教育に貢献することも求められました。

2010年以来、MOONBOTSは世界各地の数千人の若者に課題を与えてきました。XPRIZEとグーグル以外に、このコンテストでは、FIRST® LEGO® League、Cogmation Robotics、VEX Robotics Inc.、Spin-Master Ltd.、the Robotics Education and Competition Foundation(RECF)、GeekDad、GeekMom、Robomatter Incorporated and Dexter Industriesがパートナーとなっています。最終候補チームの完全なリストなどの詳細情報は、moonbots.orgでご覧いただけます。

Google Lunar XPRIZEについて

賞金3000万ドルのGoogle Lunar XPRIZEは、世界中のエンジニアと起業家に課題と刺激を与えるこれまでにないコンテストであり、ロボットによる宇宙探査を低コストで行う方法の開発を目標としています。Google Lunar XPRIZEを受賞するためには、民間資金によるチームが月面へのロボットの着陸を成功させ、最低500メートルの探査を行い、高解像度の動画と静止画を地球に送信する必要があります。詳細情報については、lunar.xprize.org/をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150928005606/ja/

連絡先
XPRIZE
Eric Desatnik, 310-741-4892
eric@xprize.org

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ