JMDC、約2,000万人の医療ビッグデータを活用した「JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行 ~経済産業省「第1回 健康経営推進検討会」の事務局資料に掲載~

プレスリリース発表元企業:株式会社JMDC

配信日時: 2024-12-25 11:30:00

第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2)

検査値 集計結果サマリー

株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)は、集積した国内最大級の約2,000万人の医療ビッグデータのうち、健康保険組合の被保険者約670万人を対象にした分析集「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。

「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」
https://stories.jmdc.co.jp/kenkokeieiguide

なお本ガイドブックは、国が主導する「日本再興戦略」「未来投資戦略」にて位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つである「健康経営」の促進を目的としております。具体的には、JMDCが医療保険者より許諾を得て取得した匿名加工情報を活用して、健康経営銘柄・ホワイト500・その他に該当する企業群について性年代別に健康診断・レセプトデータを分析しており、その内容については本年12月19日に開催された経済産業省「第1回 健康経営推進検討会」の事務局資料に掲載されるに至っております。


【発行の背景】
JMDCは2002年の創業以来、健康保険組合を中心とした保険者の保健事業を推進するため、保険者が保有するデータの分析サービスを基に、多面的・多角的に健康保険組合およびその加入者を支援してまいりました。また2023年6月に発足した、業界団体を超えた健康経営の実践に取り組む企業・団体が集結した「健康経営アライアンス」に代表幹事会社の一社として参画、その参画を皮切りに健康経営の推進・労働寿命の延伸に向け、コーポレートヘルス領域における事業を推進しております。
このような状況の中、健康経営銘柄・ホワイト500などの認定を取得されている複数の企業から、「健康経営銘柄・ホワイト500などの認定法人群別の健康度分析が限定的にしか公開されていないため、その認定取得が本当に従業員の健康に繋がっているのか?」と疑問視する声があがっていることを確認いたしました。また40歳以上の分析については、厚生労働省が公開しているNDBオープンデータ分析サイトにて特定健診の性年代別・都道府県別平均値を見ることが可能でありますが、40歳未満についてはベンチマークとなり得るデータが存在しない状況でありました。
このような状況を打開すべく、JMDCでは「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行いたしました。


【分析内容のご紹介】
2024年12月19日に開催された経済産業省の「第1回 健康経営推進検討会」の事務局資料(2)の中でも、経済産業省 ヘルスケア産業課 商務・サービスグループ 課長 橋本 泰輔氏から「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」の一部分析事例をご紹介いただいております。
以下のHbA1cの分析事例をお示しいただきながら、多くの健診項目において健康経営の成績と従業員の健康は相関関係がありそうだということをご発表いただきました。


【第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2) (今年度調査等の状況報告と今後の方向性について)】

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/421564/LL_img_421564_1.jpg
第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2)

(出典:第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2) (今年度調査等の状況報告と今後の方向性について) 2024年12月19日 経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課)

HbA1cが5.6%以上の方の割合はほとんどの年代で「健康経営銘柄群」「ホワイト500群」「その他群」の順で良好(有所見者割合が低い)でした。


【検査値 集計結果サマリー ※健康経営銘柄認定企業とその他企業との比較(本ガイドブックより抜粋)】

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/421564/LL_img_421564_2.jpg
検査値 集計結果サマリー

また他の様々な健診項目においても、多くの項目にて「健康経営銘柄」の有所見率が他の群よりも低いという結果になっております。
これにより、健康経営に熱心に取り組む企業の従業員は総じて生活習慣・各種健診値も良く、結果として生活習慣病リスクが低くなり、元気にハイパフォーマンスで働き続けられる可能性が高いことを示す一助となりました。


【今後の展開】
本ガイドブックは、健康経営に取り組むあらゆる企業・団体の方々に参照いただくことで、自社の健康課題の特定や目標値の設定に活用いただくことが可能です。また、JMDCが提供しているPHRサービス「Pep Up(ペップアップ)」を用いた健康行動促進(ウォーキングラリーや各種チャレンジ施策)や、健康保険組合向けに提供している特定保健指導や重症化予防プログラムなどの提供を通じ、特定した健康課題や設定した目標値に対するご支援が可能と考えております。
また「Pep Up」だけではなく、企業向けに提供している健康管理サービス「Pep Up for WORK(ペップアップフォーワーク)」も含めた包括的なデータ管理・分析ができる環境づくりに加え、メンタルヘルス・女性特有の健康課題・睡眠など、企業が求めるソリューションの提供を推進してまいります。

JMDCでは今後も、年齢にかかわらず長く健康に働き続けられる社会の実現に向け、企業全体の健康経営の実践を底上げするとともに、400を超える健康保険組合様と共に培ってきたノウハウやデータを用いて、企業の健康経営の標準となるデータ分析手法や健康増進・重症化予防に必要なソリューションの開発・社会実装に取り組んでまいります。


【2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック】
「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」(無料サンプル版)
以下のURLからダウンロードいただけます。
URL: https://stories.jmdc.co.jp/kenkokeieiguide

「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」(完全版)
有償にてご提供しておりますので、ご所望の方は上記URL、または担当営業にお問い合わせください。


※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。


【株式会社JMDCについて】
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。12億5,500万件以上のレセプトデータと6,200万件以上の健診データ(2024年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
URL: https://www.jmdc.co.jp/


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プレスリリース提供元:@Press