【12月23日新刊】バブル崩壊＆就職氷河期を経てAI時代へ―父から娘へ贈る就職ガイドライン

バブル期の華やかさから一転、就職氷河期で多くの若者が苦戦した日本の労働市場。その激動の中、コンサルティング業界に活路を見出した父親が、30年を経てAI時代を迎える娘世代へと知恵を受け継ぐ書籍が誕生しました。『図解版・就職氷河期にコンサルティング業界へ入った父親が、娘に伝えたいこと』（2024年12月23日発売）は、バブル崩壊後の厳しい就職環境や働き方の変遷を振り返りながら、現在進行するAIやデジタル化による新たなキャリア課題にも言及。過去の教訓をAI時代へと接続し、世代を超えたキャリア戦略を提示します。労働市場の歴史を読み解き、これからの社会で柔軟に生き抜くためのヒントが満載です。

■書籍発売の背景と概要
2024年12月23日、『図解版・就職氷河期にコンサルティング業界へ入った父親が、娘に伝えたいこと』が発売されます。本書は、バブル期の頂点と崩壊、就職氷河期の閉塞感、そして現在のAI時代へと続く激動の労働市場を、当事者である著者の視点から描いた一冊です。著者は団塊ジュニア世代としてバブル経済の爛熟期に青春を送り、その後訪れた就職氷河期に苦戦しながらもコンサルティング業界へ進出。長年、企業戦略と人材育成に携わる中で得た知見を、次世代である娘世代に手渡そうと本書を執筆しました。
本書は、バブル崩壊後の厳しい就職環境をリアルに綴るだけでなく、AIやデジタル技術がもたらす新たな社会変化にも言及しています。過去を知ることで「なぜ今この状況なのか」を理解し、未来へと対応するための柔軟な思考力と行動指針を示す、世代間ブリッジの役割を担う意欲作です。
■バブル期：幻の繁栄
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日本は前例のない経済的繁栄を迎えました。土地神話による高騰、不動産や株式市場への過剰投資、ブランド品が飛ぶように売れ、若者は内定を複数獲得する「売り手市場」を当然のように享受。海外旅行、豪華な卒業旅行、ディスコ「ジュリアナ東京」の熱狂、メディアが映し出す豊かさは、本当にこの国の将来を保証しているかのようでした。
しかし、この「バブル期」の華やかさは、実体のない投機熱や国際的な金融環境の変化によって支えられた、危うい幻想でした。著者が大学時代に目撃したのは、メディアが若者たちを煽るように伝える「輝く未来像」と、それを信じて疑わない同世代。安定就職、終身雇用、高級車、海外旅行──それらは努力すれば自動的に手に入ると信じられていました。
■就職氷河期：希望なき時代
しかし1990年代初頭、バブルは音を立てて崩壊します。山一證券倒産など象徴的な出来事を経て、企業は採用枠を大幅縮小。新卒者向け求人は激減し、かつての「売り手市場」は一転、「就職氷河期」へ。非正規雇用が増え、人生設計が狂わされた若者が続出しました。高学歴であっても正社員採用が見つからず、アルバイトや派遣で食いつなぐケースが急増。「内定ゼロ」は当たり前、立派な成績表や資格があっても、就職先には届かない厳しい現実が目の前にありました。
著者はこの氷河期に差しかかる中、コンサルティング業界への道を模索します。なぜコンサルか？それは、国や企業が変化を迫られる混乱期にも、問題解決力と戦略思考が求められる業界だからです。しかし当時、コンサルタントはあまり一般的なキャリアとは認知されず、情報不足や面接対策の難しさがありました。それでも著者は粘り強くチャンスを模索し、最終的にコンサル会社でキャリアをスタートします。
■家族と地域コミュニティが支える
本書では、就職氷河期の厳しさを単に嘆くのではなく、それを乗り越えるために得られた学びにも光を当てます。著者は後に父親となり、地域の子供イベントやPTA活動に関わる中で、社会や家族とのつながりが、いかに個人の精神的安定と視野拡大を助けたかを振り返ります。厳しい時代、個人の努力だけではどうにもならない現実を前に、人と人との助け合いが新たな価値を生み出す経験を得ました。
■AI時代への接続
そして現代、雇用環境は再び大きな転換期を迎えています。AIやロボット、デジタル技術の進展で、求められるスキルや働き方が大きく変わりつつあります。「AI時代」と呼ばれるこの新局面では、ルーティン業務が自動化され、過去に安定と思われていた職種が姿を消す可能性すらあると指摘されています。
本書は、過去のバブル期・氷河期の経験を参照しながら、AI時代にも通用する変化対応力、情報分析力、多様な働き方の受容性を強調します。過去の苦しい経験は無駄ではなく、予測困難な未来へ挑むための下地となる。社会や経済が揺らいでも、自分なりの「軸」を持ち、柔軟にキャリアを組み立てる姿勢が、AI時代に求められる共通点であると示唆しています。
■世代を超えるメッセージ
本書は著者が娘へ宛てるメッセージとして位置付けられています。バブル期の光と影、就職氷河期の苦境、そこから芽生えた試行錯誤の智慧が、AI時代を生きる若い世代へとバトンを渡す。時代は違えど、求められる根本的な能力や考え方は共通する部分も多いのです。社会変化は避けられないなら、その変化を受け入れ、乗り越えるための手がかりを、世代を超えて共有できるのではないか。
■書籍構成
本書は大きく二部構成です。
第一部「就職氷河期の父親ができるまで」：バブル崩壊後の社会状況、就活地獄、コンサル業界への道のり、親としての思い出や子供支援活動について描写。
第二部「AI時代へのキャリア指針」：過去の教訓を整理し、情報分析や変化対応力がなぜ今再び重要なのか、AI時代に求められる柔軟性や多様な働き方、グローバルな視点、資産形成・副業など新たな戦略を提示。
■発売開始日・購入方法
本書は2024年12月23日に発売開始となります。オンライン書店（Amazon）にてお求めいただけます。https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPRF582F
 
■一般の方向けお問い合わせ先
【一般公開用お問い合わせ先】
イノベーティブ・ジャパン株式会社 書籍販売部門
E-mail: admin@innovative-jp.asia
受付時間：平日10:00〜17:00（年末年始・祝日除く）
■まとめ
バブル期の輝きが崩れ去り、就職氷河期で若者が苦しみ、今またAI時代が新たな課題を突き付ける中、過去と現在と未来をつなぐ「知恵」と「態度」こそが本書の核心です。世代間のギャップを埋め、混迷する労働市場でどう生き抜くかを真摯に考えたい方々に、本書は歴史的背景と実践的な視点を提供します。


提供元：valuepressプレスリリース詳細へ