ムラサキウニを通して磯焼け等の鳥取の海の問題を考えてきた 青谷高校が第10回全国ユース環境活動発表大会中国大会(広島)に参加します!

プレスリリース発表元企業:海と日本プロジェクト広報事務局

配信日時: 2024-12-05 19:45:31



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鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(委員長:鳥取県漁業協同組合 代表理事専務 大磯一清)では、海で起きている様々な問題を学ぶことで、一人ひとりに何ができるか考え、より多くの人に行動をおこしてもらえるよう海の魅力や問題を伝えることを目的として、令和4年度より小学生や高校生を対象に「ウニに触れ、ウニを学び、海について考える」授業プログラムを行っています。

本プロジェクトでは、令和4年度より鳥取県立青谷高等学校の3年生を対象とした「青谷学II」の授業においてムラサキウニを通じた磯焼け等の鳥取の海の問題について考える機会を提供してきました。今年度においては、藻場の消失をまねいているムラサキウニの大量発生への対策として、青谷町(長和瀬・夏泊)を含む県内各地の漁業者による駆除が進められているムラサキウニを対象に、「場所や時期による身入りの違い」を調べ、商品価値が見込めるウニの有無やその時期、場所の環境条件を見出すことで、漁業者による漁業利用とウニの減少による藻場回復を目指しています。今般、青谷高校がエントリーしていた第10回全国ユース環境活動発表大会が書類審査を通過し、広島県で開催される地方大会(中国大会)への参加が決まりました。

なお、この取組みは、現在、鳥取県沿岸全域で問題となっているムラサキウニによる食害を主な要因とする藻場衰退を切り口に、海の問題について学び、体験し、考えていくもので、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として行われます。

1 日時   12月8日(日)午後0時00分~
2 場所   広島国際会議場
3 発表者  鳥取県立青谷高等学校 3年生6名
4 指導者  海のプロフェッショナルである当実行委員会の古田事務局長
5 第10回全国ユース環境活動発表大会について
高校生などの未来を創るユース世代の活動について、優れた環境活動事例を発表する場を設けるとともに、表彰等を行うことによって、実践活動をサポートするもの。
WEBサイト:https://www.erca.go.jp/jfge/youth/youth2024/index.html

(参考)鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」年間計画
(1)ムラサキウニを切り口にしたイベント、環境学習
1.7月15日(海の日)鳥取賀露港(鳥取市)にて「とっとり海のごちそう祭2024」開催
2.青谷高校(鳥取市)でのウニ学習プログラム
【3年生】5月14日から現地調査により、漁業者による駆除が進められているムラサキウニの「場所や時期による身入りの違い」を調べ、10月には商品価値が見込めるウニの有無やその時期・場所の環境条件の取りまとめを実施。結果は12月に校内発表、更に中国5県高校生発表会。2月7日には県内の漁業関係者へ発表予定。
【2年生】青谷町の魚である「アゴ(トビウオ)」をとおして漁業の現状や課題について学習。
3.泊小学校(湯梨浜町)でのウニ授業プログラム
 5月28日:生きたムラサキウニとの触れあい、7月17日・9月25日:泊の海の生き物との触れあい、蓄養ウニを使った学校給食(1月予定)

(2)ウニ新商品開発
1.令和6年度はウニ加工品・ウニソースを開発し、7月15日の海の日イベントで試食提供。11月に東京都港区で開催されたイベント「海のごちそう?フェスティバル2024」で当プロジェクトの周知と合わせて販売。
2.令和6年度は、令和5年度にメニュー開発された「ウニムース」とともに、現在開発中のウニソースも用いて県内協力店でフェアとして展開予定(時期未定)。

<団体概要>
団体名称:鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会
     (公益財団法人 鳥取県栽培漁業協会)
活動内容:鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域とともに鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
http://uminohi.jp

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