ZTE、通信事業のM-ICT時代における戦略を発表

プレスリリース発表元企業:ZTE Corporation

配信日時: 2015-07-20 17:39:00

ZTE、通信事業のM-ICT時代における戦略を発表

ZTE、通信事業のM-ICT時代における戦略を発表

(中国・上海)- (ビジネスワイヤ) -- モバイルインターネット(M-ICT)のための通信技術と企業・個人向け技術ソリューションを提供する国際企業であるZTEコーポレーション(香港H株:0763.HK、深センA株:000063.SZ)は、インターネット・オブ・シングス(Internet of Things)などの新興技術の登場によって変化する業界に通信事業者が対応できるように支援する当社の戦略を発表しました。

M-ICT時代に、国と企業はICT技術とインターネット・プラットフォームを使って、従来の産業とインターネットをより深く融合させ、新たな発展の機会を生み出しました。その結果、通信事業者の顧客と市場に変化が起こっています。ICTと世界の通信事業者向けのサービス提供で30年の実績を持つZTEは、第11回目を迎える2015年アナリスト・カンファレンスで、通信事業者がこの新時代で機会をつかみ、顧客に優れたサービスを提供できるように支援する戦略について概説しました。

Han Ling副総裁は次のように述べています。「モバイルブロードバンドのトラフィック消費の合計が増えるに伴い、3つの山場を迎えるでしょう。まず個人のトラフィック消費がモビリティーに向かうにつれ、モバイルインターネット・ユーザーが固定ユーザーを上回り、インターネットの主要ユーザーとなります。次に、企業のイントラネット・トラフィック消費がモビリティーに向かうことで、LTEの規模が発展し、モバイル社員や個人所有端末の業務利用(BYOD)の人気がますます高まります。3つ目に、データ通信が人と人から、人と機械や機械と機械へと発展するにつれ、ネットワークの接続件数が500~1,000億件に達し、あらゆる物のモバイルインターネットが現実のものになります。このようにモバイルブロードバンドのトラフィック消費が拡大すると、ユビキタスなアクセス、融通性のあるネットワーク、デジタルサービスを提供できる能力が、通信事業者にとって極めて重要になります。」

モバイルネットワークは、モバイルトラフィック消費の急成長に対応できるように発展する必要があります。ZTEは2014年にプレ5Gコンセプトを発表しました。これはデータトラフィックの急増による課題に対応できるように、2020年より前に、4Gネットワーク上に成熟した5G技術を導入し、既存ネットワークをアップグレードする取り組みです。プレ5Gは4つの重要技術、すなわち大規模多重入出力(Massive MIMO)、プレ5Gユーザー定義ネットワーク(MUSA)、マルチユーザー共有アクセス(MUSA)、統合型ソフトウエア定義ネットワーク(SDN)よって構成されています。ZTEは、バルセロナで開催された2015年モバイル・ワールド・コングレスで、業界有数のプレ5G 3DマッシブMIMOプレコマーシャル基地局を発表しました。この基地局はスペクトル効率を4~6倍向上できるほか、正確な3Dビームフォーミングが可能で、現行の4G商用端末と完全な適合性を備えています。

5Gは、体感速度が100Mbps~1Gbps、ホットスポットのトラフィック密度が10Tbps/km2、1平方キロメートル当たりの接続数が何百万件、低遅延、高可用性などの主要機能を持っているため、高いトラフィック密度、接続密度、モビリティーに対する人々の要件を満たすことができます。5Gネットワークの構築により、エネルギー消費を大幅に低減し、運用費のコスト効率を高め、サービス革新能力を向上させ、通信業界の事業分野を拡大できます。

ZTEは、通信ネットワークの開発で重要なのは、階層が水平分散したソフトウエア定義を行うことができる融通性に富んだネットワークを構築し、SDN/ネットワーク機能仮想化(NFV)アーキテクチャー、IPとオプティカルネットワークの融合、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)/拡張サービスの管理能力を導入して、統合型制御と統一管理に対応できるようにすることだと考えています。情報アーキテクチャーが絶えず進化し続ける中、融通性のあるネットワークの中心的機能となるのはクラウドとチューブの融合です。

今から数年間に、モバイルトラフィックの量が徐々に音声/SMSメッセージを上回り、通信事業者の主たる収入源になると、通信事業はデジタルサービスの開発段階に突入します。家庭、政府、企業の顧客のたの長期開発により、そのような顧客からの収入の割合が増加します。また、さまざまな業界でインターネット・オブ・シングス(IoT)とビッグデータの応用が進み、通信事業の変革をさらに促進します。

デジタルサービスの中心にあるのはトラフィックの運用です。さまざまなレベルのニーズを持つ個人と企業のために、異なるコンテンツの階層化されたデータトラフィックを提供する必要があります。このためZTEは、通信事業者が家庭、政府、企業の顧客に合わせて、サービス分野をさまざまな面で拡大する必要があると述べています。つまりデジタルサービスに重点を置き、トラフィック運用にさらに磨きをかけ、ネットワークの価値を高めて利益を得られるようにする必要があります。

家庭ユーザー向けのデジタルサービスは、ホームシアター/エンターテインメントとスマートホームの2分野が対象となります。ホームシアター/エンターテインメントに関しては、サービスアップグレードを加速し、OTTとIPTVの統合によってアプリケーションを充実させることをZTEは推奨しています。スマートホーム分野では、通信事業者はホームセキュリティーやホームオートメーションなどの革新的サービスを開発すると同時に、クラウドサービスプラットフォームと携帯電話アプリの侵入口管理に焦点を当てる必要があります。

通信事業者は、企業志向のモバイルネットワークの構築、企業の情報要件を満たす統合サービスの提供、世界的なITアウトソーシング市場の参入、企業志向のクラウドサービスの開発により、他社に対して競争的優位性を得られます。また通信事業者はスマートシティーを建設する際に、スマートシティーの統一的なアプリケーションフレームワークとして、IoT、クラウドコンピューティング、サービス指向アーキテクチャー(SOA)などのICT技術を活用したオペレーションセンターをつくり、他社の一歩先を行くことができます。

ZTEは、通信事業者がさまざまな業界市場で躍進できるように、基準を改善し、既存のネットワーク資源に基づき、中核的プラットフォームとして、IoTサービスを支えるプラットフォームを確立することを戦略として掲げています。ビッグデータのマイニングと応用が通信事業者のサービス開発を後押しし、事業者の効率改善、正確なマーケティングの達成、データ価値の実現に役立っています。

ZTEのHan Ling副総裁は、次のように述べています。「接続に対する未曾有の需要が、M-ICT時代に生まれるでしょう。高速・高品質でありながら低価格で、どこでも利用可能なネットワーク接続が当たり前のように求められ、水や電気同様、データトラフィックが基本的な消費財になります。企業が顧客ニーズに考慮しつつ、革新を進める大胆さを持っていれば、M-ICT時代に大きく発展することができるでしょう。ZTEコーポレーションは、通信事業で“ユビキタスなアクセス、融通性のあるネットワーク、デジタルサービス”と、ネットワーク進化のコンセプトを提供し、通信事業者がネットワークの価値を実現して、重要なブレークスルーを達成できるように支援していきます。」

ZTEについて

ZTEは先進的な通信システム、モバイル機器、企業向け技術ソリューションを個人、通信事業者、企業、公共部門の顧客に提供しています。ZTEは、M- ICT戦略の一環として、通信分野と情報技術分野の融合が進む中で顧客に卓越性と価値をもたらすべく、エンドツーエンドの統合型革新技術の提供に取り組ん でいます。当社株式は香港証券取引所と深セン証券取引所に上場され(香港H株:0763.HK、深センA株:000063.SZ)、当社の製品とサービス は160カ国以上の500社を超える通信事業者に販売されています。ZTEは年間売上高の10%を研究開発に投入し、国際的な規格策定組織で主導的役割を果たしています。ZTEは企業の社会的責任(CSR)を重視し、国連グローバル・コンパクトのメンバーとなっています。詳細についてはwww.zte.com.cnをご覧ください。





businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150720005472/ja/

連絡先
ZTE Corporation
Margrete Ma, +86 755 26775207
ma.gaili@zte.com.cn
または
AxiCom
Daniel Beattie, + 44 2083928071
daniel.beattie@axicom.com

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