I-PEX、エンタープライズ向けアクティブカッパーケーブル「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」の開発に着手

プレスリリース発表元企業:I-PEX株式会社

配信日時: 2024-09-24 11:00:00

アクティブカッパーケーブル「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」

I-PEX株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長執行役員:土山 隆治、東証プライム市場 コード番号:6640、以下 I-PEX)は、エンタープライズ通信機器に最適なアクティブカッパーケーブル(Active Copper Cable、ACC)「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」の開発に着手しました。本製品は、112Gbps PAM4への対応に加えて省スペース設計を実現し、サーバーやスイッチなどの高速通信環境におけるシグナルインテグリティ(SI)性能の向上に貢献します。
「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」は、2024年10月15日~10月17日にアメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催される「OCP 2024」で参考出展します。量産開始の日程は未定です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/410778/LL_img_410778_1.jpg
アクティブカッパーケーブル「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」

■「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」開発の背景
近年、サーバーやスイッチといったエンタープライズ通信機器における高速データ伝送の需要が急速に進展しています。これに伴い、各システムで使用される部品に対するシグナルインテグリティ(SI)性能の強化が求められています。
また、サーバーやスイッチの機器内において使用されるケーブルは、伝送ロスを低減させるため、一般的にAWG#36以上の剛性がある太いケーブルが使用されます。こうした太いケーブルは機器内を冷却するエアフローを阻害し、機器の性能を低下させる可能性があります。
I-PEXはこうした市場の課題を解決すべく、112Gbps PAM4の高速伝送に対応し、AWG#46の細いケーブルを使用したアクティブカッパーケーブルタイプのコネクタ「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」の開発に着手しました。


■「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」の特長
「CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G」は、112Gbps PAM4の高速伝送に加え、AWG#46の細いケーブルの採用とCABLINE(R)シリーズの省スペース設計による小型デザインを両立したアクティブカッパーケーブルです。

・AWG#46の細径ケーブルを使用することにより、システム内の空気の流れを改善し、放熱性の向上やエアフロー対策に寄与
・同様に、AWG#46の細径ケーブルを使用することでフレキシビリティを改善し、機器内の配線を容易に
・ケーブル内に搭載されたイコライザーにより、伝送ロスを最小限に抑え、112Gbps PAM4の高速伝送を実現
・CABLINE(R)シリーズの省スペース設計と、コネクタ部のZenShield(R)フルシールド構造による電磁ノイズ対策を実装


【仕様】
製品名 :CABLINE(R)-CA IIEQ PLUS 112G
嵌合タイプ:水平
ピッチ :1.2mm(差動ペア) ※0.4mm(信号接点)
ピン数 :60ピン(最大16差動ペア)
高さ :2.0mm
奥行き :27.0mm
幅 :30.95mm
ケーブル :細線同軸AWG#38以下
ロック機構:メカニカルロック付き


■CABLINE(R)について
CABLINE(R)は、ディスプレイやカメラモジュール、サーバーなどの接続に最適な、I-PEXの細線同軸/ディスクリートケーブル用コネクタシリーズです。I-PEXは1996年に世界初の細線同軸コネクタ「CABLINE(R) I」を開発するなど、高速伝送に適した細線同軸ケーブル用コネクタのパイオニアです。CABLINE(R)シリーズはノートパソコンのパネル接続用コネクタとして市場シェア一位を確保しています。


■ZenShield(R)について
ZenShield(R)は、I-PEXの小型コネクタにおいて優れたEMC対策を実現するソリューションです。ZenShield(R)テクノロジーを採用するコネクタにより、特にイントラシステムEMC問題の対策が求められる無線通信機能を搭載した電子機器において、アンテナの近くにコネクタを配置するなど、自由な基板設計が可能になります。


■I-PEX株式会社について
I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生しました。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出しています。現在は「コネクタ及びエレクトロニクス機構部品」「自動車電装・関連部品」「半導体設備及びその他」の3つの事業分野を展開しています。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。

商号 :I-PEX株式会社
代表者:代表取締役社長執行役員 土山 隆治
所在地:〒612-8024 京都市伏見区桃山町根来12番地4
設立 :1963年7月10日
資本金:109億6千8百万円(2023年12月31日時点)
URL :コネクタ製品サイト https://www.i-pex.com/ja-jp/
コーポレートサイト https://corp.i-pex.com/ja/


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