デジタル協力機構、デジタル経済における各国の格差を解消する「デジタル・エコノミー・ナビゲーター」を発表

プレスリリース発表元企業:Digital Cooperation Organization

配信日時: 2024-09-23 22:46:00

デジタル協力機構、デジタル経済における各国の格差を解消する「デジタル・エコノミー・ナビゲーター」を発表

DENは世界各国のデジタル経済の成熟度を測定・評価する先駆的な試みであり、エビデンスベースドアプローチによりステークホルダーが国境を越えて持続可能性、アクセシビリティ、繁栄の共有を達成すべく、50カ国を対象に調査しています。
このナビゲーターは、各国のデジタル経済に関する最高の知識とデータを有するプラットフォームとなり、国際協力と新たな政策アジェンダを促進し、あらゆる場所でデジタル経済の成長加速を支援するというDCOの目標に沿ったものです。


(NEW YORK)- (ビジネスワイヤ) -- デジタル経済の包括的な成長を加速させることで、全ての人のためのデジタル繁栄の実現に取り組む世界的な多国間組織であるデジタル協力機構(DCO)は、デジタル・エコノミー・ナビゲーター(DEN)の立ち上げを発表しました。これは、世界各国がデジタル経済の成熟に向けた道のりを歩むための課題に対処し、成長の機会を見つけ、進捗状況を測定し、デジタル経済の成熟度の格差を解消するためのものです。DENは、9月10日から9月27日までニューヨークで開催されている第79回国連総会の「SDGsデジタル2024」で発表されました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20240922769454/ja/

DCO Secretary-General, Deemah AlYahya, at the launch of the Digital Economy Navigator (DEN) during the 79th UN General Assembly (Photo: AETOSWire)DCO Secretary-General, Deemah AlYahya, at the launch of the Digital Economy Navigator (DEN) during the 79th UN General Assembly (Photo: AETOSWire)

DENは公表されている統計データ、二次データ、そしてDCOの大規模調査により得られた独自の専有データをもとに、DCO加盟国をはじめとする50カ国のデジタル経済の成熟に向け取り組む統一的な枠組みです。この枠組みにより、国家、ステークホルダー、意思決定者がデジタル経済のグローバルな推進に関する足並みを揃えるためのプラットフォームを提供し、国境を越えたアクセシビリティ、持続可能性、繁栄の共有を実現します。

このナビゲーターは、それぞれの要素が経済的繁栄、持続可能性、人々の生活の質の向上にどの程度寄与しているかを評価するものです。これにより、格差を埋めるためにさまざまなステークホルダーグループが協力してデジタル経済戦略を策定することに対する共通認識が得られ、時間の経過とともに取り組みの進捗状況を追跡できるようになります。

DCO事務局長であるDeemah AlYahyaは次のように述べています。「デジタル・エコノミー・ナビゲーターは、アクセシビリティ、持続可能性、経済的繁栄を強化し、デジタル時代において各国の足並みを揃えるだけでなく、デジタル時代をリードする地位の確立を目的としています。DENは、ユーザー中心の視点からデジタル経済の成熟に包括的に取り組むことを目的とした初のグローバルな枠組みであり、デジタル経済における証拠に基づく政策とインパクトのある成果を支援するというデジタル協力機構の使命を推進するうえで、極めて重要な役割を果たしています。DENは、信頼性の高い詳細なデータ、現在のトレンドや新たな技術に関する洞察、将来の課題に対する戦略的な見通しを提供することで、各国がより高いレベルの繁栄、インクルージョン、持続可能性を達成できるよう支援します。DCOは、ステークホルダーの皆様が日々進化するデジタルの世界にうまく対処し、繁栄するために必要な知識を提供すべく尽力しています。」

DENは、政策立案者、企業経営者、その他デジタル経済の専門家にとって重要な役割を果たします。意思決定者は、より包括的なデジタル経済・社会の育成、デジタル・イノベーションの促進、雇用創出の推進、GDP成長の加速、デジタル技術を通じた持続可能性の強化、総合的なウェルビーイングの向上に不可欠な調査、データ、分析を得ることが可能となります。

グローバルツールの中でもとりわけユニークなDENは、相交わる3つの側面(デジタル・イネイブラー、デジタル・ビジネス、デジタル・ソサエティ)からデジタル経済を評価します。この3つの側面の中で、10の柱が信頼できる二次データソースから収集した102の指標と、50カ国の2万7,000人以上を対象とした画期的な調査により得られた一次データをもとに各国のデジタル経済とデジタル技術の活用における主な見地を統合し、要約しています。

DENは、0から100までの柱のスコアに基づく5つのカテゴリーにより、成熟度を分類する包括的なシステムを導入しています。このシステムにより、デジタル経済の持続可能で包摂的な成長を目指すステークホルダーが、デジタルの進歩とイノベーションを推進するためのイニシアチブを目標として設定し、それに注力することが可能となります。

DENは、地域によって成熟度がまちまちであることを明らかにしています。例えば、デジタル・イノベーションでは北米がリードしており、「欧州および中央アジア」と「東アジアおよび太平洋地域」がそれに続いています。南アジアはデジタルワークとデジタルトレーニングにおいてトップの地位にあり、中東および北アフリカ地域がそれに続いています。「サブサハラアフリカ」地域と「ラテンアメリカ・カリブ海」地域は、デジタル教育とデジタルヘルスサービス分野が進んでいます。これらの柱のうち特に「教育とヘルスサービスのデジタル化」は、スコアのばらつきが緩やかで、世界的にも格差が解消の方向に向かっていることを示しており、これは世界的に相当程度の成熟が図られていることを意味しています。

den.dco.orgからDENのオンラインプラットフォームをご覧いただくことで、DENのレポート、インフォグラフィック、方法論、エクセル形式のデータにアクセスすることができます。本レポートでは、デジタル経済の成熟度を様々な視点から詳細に分析しています。さらに、ユーザーはオフラインでアクセスするためにレポートをダウンロードすることも可能です。

DENは、急速に変化するデジタル経済の本質を捉えるべく、時代とともに進化し続けます。DENの全体的な目標は、DENが今後バージョンアップされていく過程においても変わりません。進化を続ける技術やアプリケーション、デジタル経済にどのように貢献するかによって評価されます。

DCOの詳細については、以下をご覧ください。

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