サウジアラビア開発基金が「世界にインパクトを与えてきた50年」を祝福、開発支援額は200億ドル超

プレスリリース発表元企業:Saudi Fund for Development

配信日時: 2024-09-04 00:29:00

サウジアラビア開発基金が「世界にインパクトを与えてきた50年」を祝福、開発支援額は200億ドル超

サウジアラビア開発基金が「世界にインパクトを与えてきた50年」を祝福、開発支援額は200億ドル超

(サウジアラビア、リヤド)- (ビジネスワイヤ) -- サウジアラビア開発基金(SFD)は、「世界にインパクトを与えてきた50年」をテーマに、リヤドにて設立50周年を祝福しました。イベントには、主要な開発パートナーが集い、SFDの持続可能な開発への貢献を振り返りました。過去50年間に渡り、SFDは200億ドル以上を拠出しており、社会インフラ(教育、医療、水道・下水道、住宅・都市開発)や、通信・交通(道路、鉄道、空港、港湾)、エネルギー、農業、鉱業、産業など、重要な分野における800以上の開発プロジェクトとプログラムへ資金提供をしてきました。

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Saudi Fund for Development Celebrates 50 Years of Global Impact with Over $20 Billion in Development Contributions (Photo: AETOSWire)Saudi Fund for Development Celebrates 50 Years of Global Impact with Over $20 Billion in Development Contributions (Photo: AETOSWire)

1974年の設立以来、SFDはサウジアラビア王国の国際開発部門として機能し、世界中の100を超える発展途上国に重要な支援を提供してきました。SFDは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援することに強く焦点を当て、後発開発途上国(LDCs)や小島嶼開発途上国(SIDS)における持続可能な開発を推進する上で重要な役割を果たしてきました。

祝祭の中で、SFDの会長であるアフマド・アル・ハティーブ閣下は、世界的な開発の推進における協力の重要性を主張しました。2023年には、発展途上国23か国で27の開発プロジェクトとプログラムが他の資金提供者との共同出資により実施されており、SFDの成功がパートナーシップに深く根ざしていることも併せて強調しました。さらに、すべての人が可能性を最大限に発揮する機会を得られる世界を創造するには、新たなパートナーシップの構築や既存のパートナーシップの強化が必要であると指摘しました。

この重要な節目を振り返り、SFDの最高経営責任者(CEO)であるスルタン・ビン・アブドゥルラフマン・アルマルシャドは、次のように述べました。「私たちは、世界にインパクトを与えてきた50年を祝うとともに、今まで以上に発展途上国が経済的自立と強靭性を達成するための支援に全力を尽くします。私たちの目標は、すべての子どもが学校に通えるようにすること、教育が特権となるのではなく、すべての子どもにとって利用できるものにすること、そして、家庭で医療や生活に必要不可欠なサービスを利用できるようにすることです。同様に、道路の建設や空港・港湾の強化といった重要なインフラ開発にも注力しており、これにより各国が繁栄し、経済活動や貿易を行うことができるようにしています。この取り組みは単なる資金提供にとどまらず、人々の生活を目に見える形で改善し、機会を創出するとともに、地域社会を活性化し、より豊かな未来を築くことを目指しています。」

50周 年記念祝祭の開催とともに、SFDとアジア開発銀行(ADB)は、ソロモン諸島における再生可能エネルギー開発プロジェクトへの2,500万ドルの共同出資に向けた新たな協定を締結しました。これは、SFDにとって初のソロモン諸島でのプロジェクトとなっており、同プロジェクトでは、再生可能エネルギーのインフラ整備、化石燃料への依存の減少、ソロモン諸島地域における持続可能な開発の促進を目的としています。

この協定は、アフリカ、アジア・太平洋、中南米・カリブ海、東欧にわたる開発プロジェクトを通じた、SFDの50年間におよぶ変革的な影響に基づくものです。

これには、レソトのメトロン・ダムのような重要なプロジェクトが含まれています。同プロジェクトでは2,500万ドルの資金提供を受け、現在28万人に飲料水を供給しており、地域の水の安全保障、公衆衛生の向上に貢献しています。アフリカ全体では、インフラ整備や水の安全保障といった重要な分野に焦点を当てた総額115億ドルの資金によって433のプロジェクトが実施されており、このプロジェクトは、そのうちの一つに過ぎません。

SFDはアジアにおいて、総額78億ドルを投じて271のプロジェクトに資金を提供しています。その中でも、総費用2億4,000万ドルというパキスタンのモハマンドダム水力発電プロジェクトへのSFDによる貢献は、注目すべき一例です。同プロジェクトは、800メガワットの再生可能エネルギーを生み出し、160万立方メートルの水を貯水することで、パキスタンのエネルギー安全保障と洪水耐性の向上に貢献しています。

南米およびカリブ海地域では、21のプロジェクトに対して、総額9億5,100万ドルの資金を提供しています。これには、キューバのハバナにおける上下水道システムの再整備が含まれており、SFDは、公共インフラの強化のために3,500万ドルを割り当てています。もう一つの重要な取り組みとして、セントルシアのセントジュード病院の再建プロジェクトが挙げられます。これには、7,500万ドルの資金が提供されており、現代的で高度な施設における市民への高品質な医療サービスの提供や、病院の効果的な運営を支える十分な医療用品と設備の整備が可能となります。

東欧では、14のプロジェクトに対して総額3億300万ドルを投資しています。重要な取り組みの一つとして、ティラナ・エルバサン・チョコス・チャルフ・プロチェ道路の建設があり、SFDは重要な道路や橋の再建のために7,380万ドルを提供し、これによって、地域の経済活動が活性化されました。

祝賀会では、著名な講演者たちがSFDの世界的な開発における中枢的役割や、重要なパートナーシップと集団的行動・対応の推進にかかる見識を共有しました。基調講演者には、以下の来賓も参加しました。

トゥルキ・ビン・ファイサル・アール・サウード王子殿下(ファイサル王財団創設者兼理事)アフメド・ビン・アキール・アル=ハティーブ閣下(SFD理事会会長)アキンウミ・アデシナ閣下(アフリカ開発銀行グループ総裁)ムハンマド・アル・ジャッサル閣下(イスラム開発銀行総裁)これらの世界的な開発リーダーたちは、緊急性の高い開発ニーズを抱える国々や地域社会における持続可能な成長促進に対する、SFDの献身を強調しました。

祝祭の出席者には、大臣、地域および国際機関の代表、各国の大使、各組織の代表、およびその他の著名なゲストなどが参加し、その数は500名以上に及びました。

SFDは未来を見据え、サウジアラビア王国を代表して国際的な開発努力を推進し、将来の世代のために、世界の安定、社会的進歩、そして経済的繁栄に貢献するという使命と誓いを、再び断言しています。

編集者向け備考

追加情報については、media@sfd.gov.saへお問い合わせください。記念行事の関連資料などのメディアキットは、こちらから入手可能です。※出典: AETOSWire

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