「ESG経営共創サービス」を提供開始

プレスリリース発表元企業:フューチャー株式会社

配信日時: 2024-08-21 13:00:00

GHG排出量算出の効率化と「Scope4(削減貢献)」による企業価値創出を支援

フューチャー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長 グループCEO 金丸恭文、以下フューチャー)は、持続可能な社会の実現と新たな企業価値の創出を目指し、2024年7月より企業のサステナビリティ経営を包括的に支援する「ESG経営共創サービス」の提供を開始しました。



2050 年までに温室効果ガス(以下GHG)のネット排出量をゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けて、あらゆる業界においてサプライチェーン全体のGHG排出量の可視化と削減が求められています。しかし、多くの企業が事業全体の排出量の算出や具体的な施策の立案・実行において様々な課題を抱えています。

フューチャーグループが提供する「ESG経営共創サービス」は、グループ企業の株式会社ワイ・ディ・シー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:田中 剛、以下 YDC)が開発したESGマネジメントプラットフォームサービスと、企業のサステナビリティ活動を支援するESGコンサルティングサービスで構成されます。
ESGマネジメントプラットフォーム「Kkuon」(※1)は、サプライチェーン全体のGHG排出量データを一元管理し、効率的に排出量算出とデータ分析を行うサービスです。画面上のGHGを排出する事業活動リストのなかから、該当する自社活動と排出係数を選んで活動量を入力すると、GHGプロトコルのScope1、Scope2、Scope3(※2)の分類に沿って排出量が自動的に算出されます。企業全体のGHG排出量が自動集計されるだけでなく、Scope単位、組織・拠点単位でのグラフによる分析も可能であり、排出量削減に向けたボトルネックの発見や削減方法の立案にも活かせます。今後、サプライチェーン全体の排出量を集計するための企業間のデータ連携や製品別の排出量を可視化する機能を順次追加し、算出にかかる業務負荷の軽減や経営戦略支援の高度化をさらに進める予定です。
またESGコンサルティングは、フューチャーグループが幅広い業界にわたり積み上げてきた知見をもとに、個々の企業の特性やニーズに応じた支援メニューを提供します。GHG排出量の算出に必要なノウハウの提供やデータの収集、計算ロジックの作成をはじめ、削減シナリオの立案から実行、情報開示までを支援するほか、企業がビジネスをつうじて他の経済主体の排出削減に貢献した量を示す「Scope4(削減貢献)」への取組みもサポートします。さらにフューチャーグループでは、サステナビリティ活動をつうじた企業価値共創と社会的インパクト評価を独自に「ScopeV(value)」と定義するなど企業のESG活動の経済社会への貢献度を示す指標を策定することで、ESGを企業価値向上に結び付けるしくみの構築を目指します。企業のサステナブルな活動が社会で適正に評価される環境を顧客企業と共創していくことで新たな企業価値を創出し、顧客企業や経済の発展に貢献していきます。
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フューチャーグループはITコンサルティングファームとして、エネルギーや製造をはじめ金融、物流、流通、ヘルスケアなど広範な業界のDX 推進を支援しています。2023年にはフューチャーと早稲田大学、様々な業界にまたがる賛同企業6社が参画する「Sustainable Future Leadership コンソーシアム」(※3)を設立し、サステナビリティ経営のあるべき姿を検討しています。今後も次世代のサステナビリティ経営モデルやエコシステムを共創し、環境・社会課題の解決に取り組んでいきます。

【ESG経営共創サービス】 https://www.ydc.co.jp/service/esg-co-creation/

■ ESGマネジメントプラットフォーム「Kkuon」の主な機能
1.排出活動リストの作成
省庁や外部機関が発行する排出係数・原単位情報をリストから選択し、排出活動リスト画面から自社事業で対象となる排出活動リストを作成。

2.排出量の算出
排出活動リストから組織・拠点単位で排出活動を選択し、活動量を入力。「排出活動ごとの排出係数×活動量」が自動計算され、企業活動により排出されるGHGをScope1~3のサプライチェーン全体で算出。

3.データ分析
登録された排出量をScope単位、組織単位でグラフ化。データ分析によって排出量の多い事業活動が可視化でき、排出量削減方法の立案にも活用可能。

■ ESGコンサルティングの主なメニュー
1.GHG排出量算定支援サービス
排出量計算ロジックの作成や排出に必要なデータ収集を支援。ESGマネジメントプラットフォームの活用に伴走し、算出に必要な知識を提供。

2.削減貢献支援サービス
Scope1~3の算定実績をもとに、削減貢献シナリオの立案からサプライヤーを巻き込んだ削減施策の実行、情報開示を支援。「Scope4(削減貢献)」につながるプロセスまでを一貫してサポート。

3.企業価値共創サービス
非財務情報であるESGに係わる情報を企業価値へ転嫁する仕組みの構築を支援。企業の価値共創と社会的インパクト評価を独自に「ScopeV(value)」 と定義し、ESG活動が企業価値向上につながる仕組みをお客様と共創。


※1. 「Kkuon」(ケークオン)は、フューチャーグループが提供するESGマネジメントプラットフォームの名称。KはKnit(強い関係性で結ばれる)、kuonには「永遠」の意味が込められ、プラットフォームが継続的な共創関係を作り出す存在になることを目指しています。

※2. Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出、Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出、Scope3 : Scope1、Scope2 以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出) 環境省サイト「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」より

※3. フューチャーと早稲田大学が「Sustainable Future Leadership コンソーシアム」を設立~参画企業の 6 社とともにサステナビリティ経営モデルや評価基準を共創
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_SFLconsortium_231110.pdf

■ 本件に関するお問合せ先
株式会社ワイ・ディ・シー ビジネスイノベーション本部 : 間篠、小野
お問い合わせフォーム : https://www.ydc.co.jp/contact/products/

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