9月10日~16日は「自殺予防週間」しんどくなっている子どもへ、全国各地の児童館から呼びかけ「じどうかんもあるよ」
配信日時: 2024-07-23 11:00:00
全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、各地の児童館とともに生きづらさを感じている子ども、特に小学生や中・高校生世代へ向けたメッセージ「じどうかんもあるよ」を7月25日(木)~9月16日(月)の期間にウェブサイトおよびSNS、カードやポスター等で発信します。本メッセージの発信は、厚生労働省が提唱する9月10日(火)~9月16日(月)の「自殺予防週間」に向けて、子どもの命を守る取組の一助となることを目指しています。
■子どもの自殺者数は高止まり、学校の長期休業掛けに増加傾向に
厚生労働省と警察庁によると、2023年に自殺した小中高生は513人で、高止まりしています。自殺の原因・動機としては、「学業不振」や「進路に関する悩み」などが多くなっています。また、学校の春休みや夏休みなど長期休暇明けに自殺者数が増加する傾向にあります。
■しんどくなっている子どもへ、全国の児童館からメッセージ「じどうかんもあるよ」を
児童館は、子どもが自らの意思で自由に来館して安心して過ごすことができる児童福祉施設であることが児童館ガイドライン(2018年10月1日厚生労働省子ども家庭局長通知)に示されています。各館には、困ったときや悩んだときに相談し助けてもらえる専門職員がいます。また昨年末閣議決定されたこども家庭庁の「こどもの居場所づくり指針」で、こどもの居場所の重要な選択肢の一つとして児童館が示されています。
「じどうかんもあるよ」というメッセージは、子どもに寄り添い支援する児童館職員の「児童館を安心できる居場所の一つとして利用してほしい」という想いからつくられました。全国の児童館を通して、生きづらさを感じている子どもや命が危ぶまれる子ども、居場所がなく地域をさまよう子ども等に「じどうかんもあるよ」のメッセージを届けるとともに、自治体児童館主管課、各地域の関連施設・関係機関等への取組の周知を図ります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/403242/img_403242_1.jpg
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「じどうかんもあるよ」メッセージカード
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/403242/img_403242_3.png
子どもたちによる手描きポスター
(愛知県東郷町立兵庫児童館より)
<「じどうかんもあるよ」実施概要>
・期間:2024年7月25日(木)~9月16日(月)
・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団
・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会
※本企画は厚生労働省の「自殺予防週間の主な取組について」において、関係団体の取組として登録されています
・内容:
(1)「じどうかんもあるよ」の周知広報
<実施例>
○ ポスターやチラシにして掲示・配布
○ 児童館のお便り(広報紙)や掲示板等に定期的、または繰り返し掲載
○ カードに印刷し、館内や関係施設に設置
○ 各児童館のウェブサイトやSNSで「#(ハッシュタグ)」を付けて発信 等
※ポスター・カードは下記よりダウンロードいただけます。
https://www.jidoukan.or.jp/info/blog/348977b639a6
(2) 各児童館オリジナルメッセージの発信
メッセージカードのデザインや表現・文言にこだわらず、各地域の児童館の状況にあったメッセージを発信
<実施例>
○ 「児童館においで」「必ず力になる」「LINEで相談して」等オリジナルのメッセージに変更
○ ポスターに児童館の地図やQRコードを貼り付け
○ 地域の子どもの居場所マップを作成、配布
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/403242/img_403242_4.png
オリジナルメッセージ
(沖縄県宮古島市ひらら児童館)
(3) 来館のきっかけづくり・居場所づくり
児童館を利用したことがない子どもが、来館しやすくなるようなきっかけづくりや呼びかけを実施
<実施例>
○ 児童館の利用シーンをSNS等で発信(無料で涼める、Wi-Fi利用できる、漫画が読める 等)
○ 初めての利用者向けのウェルカムデーつくり、イベントを開催(入館手続きが不要 等)
○ 中・高校生世代対象のイベントを開催
○ 開館時間を延長
<実際の取り組み事例>
・日常的に中・高校生世代だけが利用できる時間帯・スペースを設け、毎週土曜17時~20時には中・高校生世代向けに「夜間開館」を実施、バレーボールや卓球、ダンスやギター、カードゲーム、クッキング、おしゃべりなど自由に過ごせる
(京都府京都市・たかつかさ児童館)
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・毎週土曜日に中・高校生世代限定の時間を設け、バスケットコートや卓球の貸出時間が2倍になったり、音楽室でエレキギターやベースが使えたりと小学生とは異なる特別ルールを設定
(愛媛県松山市北条児童センター)
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画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/403242/img_403242_8.png
・月に一度中・高校生世代だけの活動タイムを設け、昨年の夏休みは「たこ焼きパーティ」を開催、子どもたちのアイディアでさまざまな具材にチャレンジ(愛知県東郷町立兵庫児童館)
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画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/403242/img_403242_10.png
■自殺予防週間について
自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日から16日を「自殺予防週間」と定めて、国、地方公共団体、関係団体等が連携して啓発活動を推進しています。
■児童館について
18 歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,300か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。
(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」:https://www.kodomo-next.jp/ )
■児童健全育成推進財団について
子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援
しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・
発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。
(児童健全育成推進財団公式サイト: https://jidoukan.or.jp/)
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