『本音で語る「伊豆の踊子」』発売のお知らせ
配信日時: 2015-05-21 10:00:00
川端康成の名著『伊豆の踊子』を読み解く、新感覚読本登場
関係者各位
『本音で語る「伊豆の踊子」』発売のお知らせ
川端康成の名著『伊豆の踊子』を読み解く、新感覚読本登場
川端康成の小説「伊豆の踊子」といえば、我が国を代表する青春小説として教科書にもとり上げられその名を知らない者はいない。
しかし、幾度もの映像化によって広く知られているその内容は旧制高校の学生と旅芸人の踊子との淡い恋物語であり、また、大多数の文学評論は学生によって語られた孤児根性脱却物語をそのまま踏襲している。
著者はこうした皮相的で紋切型の解釈に疑問を持ち、小説の行間に隠された語られなかった事実を丁寧に掘り起こすことにより、悩める学生の心の機微に迫るという斬新な手法を試みた。
解明の主役となるのは本音雄三と悠子という初老の夫婦。文学をこよなく愛しその舞台となった地を訪れ登場人物の思いに心を馳せることを楽しみとする二人が「伊豆の踊子」の舞台となった下田街道を歩きその足跡を辿る。
物事を情緒的に捉えがちな雄三と理論的な分析を得意とする悠子という組み合わせの妙。そしてタイトルどおり「本音」で語り合える老夫婦という設定が実に巧みで、二人の軽妙なやりとりに思わずニヤリとさせられる。
果たして、この小説で川端康成はいったい何を伝えたかったのか。二人が最後にたどりついた衝撃の結論とは?
著者の菅野春雄(かんのはるお)は建設関係の公務員を退職した“歴史や文学の地を巡る旅人”。「伊豆の踊子」に魅せられ何度も現地に足を運び、2011年に評論「誰も知らなかった『伊豆の踊子』の深層」を上梓。本作では会話形式とすることでより多面的な解釈をあたえることに成功した。本音夫妻シリーズとして今後も様々な作品を読み解く続編に期待が集まる。
評論でもあり紀行文でもあり、そしてミステリー小説のような娯楽性も併せ持った新感覚読本。是非ともお取り上げいただけますようお願い申し上げます。
同書に関するお問い合せは下記ブイツーソリューションまでよろしくお願いいたします。
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2015年6月12日 初版第一刷発行
定価(本体1,100円+税)
ISBN978-4-434-20477-7
発行所 ブイツーソリューション
〒466-0848 名古屋市昭和区長戸町4-40
Tel 052-799-7391 Fax 052-799-7984
発売元 星雲社
〒112-0012 東京都文京区大塚3-21-10
Tel 03-3947-1021 Fax 03-3947-1617
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【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社ブイツーソリューション
担当者名:谷村勇輔
TEL:052-799-7391
Email:tanimura@net.email.ne.jp
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