マークラインズ 電気自動車販売月報 2023年10月

プレスリリース発表元企業:マークラインズ株式会社

配信日時: 2023-11-24 19:45:38

マークラインズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井 誠、http://www.marklines.com/) は、電気自動車の世界販売の約90%をカバーする主要14カ国を対象にグローバル市場における電気自動車の台数情報及び販売動向を分析した2023年10月の電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売月報(商用車を除く、推計値を含む)を掲載しました。

対象国;中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド
注)過去の台数データの一部に修正が入りました。
  中国の販売台数(出荷台数)は輸出台数を除く集計値となります。



電気自動車(BEV/PHV/FCV)のシェア
 主要11カ国とノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧3カ国(計14カ国)における10月の電気自動車販売台数は、111.3万台となった。前年同月比は27.9%増、前月比は2.3%減となった。10月単月のシェアは、前月から0.7ポイント増加し、20.9%となった。1~10月の電気自動車の累計販売台数は、前年同期比30.4%増の930.6万台、シェアは18.6%となった。
 10月のHVの販売台数は、前年同月比28.7%増の35.9万台となり、1~10月の累計台数では、前年同期比27.8%増の344.0万台となった。前年同月比ではHVのほうが電気自動車より伸び率が高く、HVの台数が堅調に推移していることを示している。
[画像1: https://prtimes.jp/i/9111/70/resize/d9111-70-68335aea75f76037eab0-0.jpg ]

主要メーカーの電気自動車販売台数推移
 メーカー別(大手主要メーカー、Tesla、中国系大手電気自動車メーカー)の電気自動車販売台数推移は以下の通り。
[画像2: https://prtimes.jp/i/9111/70/resize/d9111-70-3f1d72d9489de2fc8636-1.jpg ]

 販売拠点の拡大が続くBYDが右肩上がりに台数を伸ばし27.5万台となり首位を独走。中国での販売台数が大幅に落ちたTeslaが9.8万台で9月に続き減少した。各NEVブランドが好調なGeelyが7.9万台で4位のVWグループを僅かに抑え3位に浮上し、ここ数カ月右肩上がりの増加を維持している。特に9月に発売が開始されたPHVの新型SUVモデルであるLYNK&CO 08が好調であり、2カ月で1.2万台の販売を記録している。上位争いから一時外れていたものの、巻き返しを図り台数を増やしているのは、GMグループである。好調が続く五菱繽果(Wuling Bingo)に続き、8月に発売した新型BEVの宝駿雲朶(Baojun Yunduo)の販売も着実に増えている。BYD一強となりつつある電気自動車市場の中でほかのブランドがソフトウェアなど機能の面で差別化を図るのか、それとも価格競争に突入していくのか、どのような戦略で台数増加や市場拡大を目指していくのか注目していきたい。

このほか、国別/メーカー別/パワートレイン別の電気自動車シェアや販売台数推移を掲載しています。
・各国の電気自動車シェアと推移
・BYD、Tesla、GMの電気自動車販売動向
・主要メーカーのパワートレイン別販売構成比
(参考)主要11カ国の自動車販売動向(全パワートレインを含む)

詳しくは下記リンク先をご覧ください。
https://www.marklines.com/ja/report/statistics_evsales_202310?rf=prtimes

マークラインズの情報プラットフォームは、EV・電動化に関する様々なコンテンツをご提供しております。下記リンクよりサービス紹介をご覧ください。
https://www.marklines.com/ja/lp/vehicle-electric.html?rf=prtimes
・電動車(HV/EV/PHV/FCV)販売台数
・5年後までの新型EVやxEVのフルモデルチェンジ情報
・電動車600モデル超のデータベース
・環境規制 (排ガス・燃費/CO2 等)
・EV関連部品(バッテリー、e-Axleほか)のシェア・供給情報、サプライヤー検索
・EVの分解調査レポート、電動パワートレインの展示会取材情報
・各国・地域の電動化政策、新興EVメーカーや電池メーカーの動向など最新ニュース

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