一般社団法人アマヤドリとオンラインイベントを開催

プレスリリース発表元企業:NPO法人チャイボラ

配信日時: 2023-11-22 08:30:00

社会課題の解決に向けて他団体と連携



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 特定非営利活動法人チャイボラ(所在:東京都豊島区、代表理事:大山 遥、以下「チャイボラ」)は、一般社団法人アマヤドリ主催のオンラインイベントに協力することで、社会課題の解決に向けての他団体連携を強めてまいります。
 何らかの事情で親の養育を受けることができない、あるいは受けることが適当でない児童を社会で養育する「社会的養護」という仕組み。児童虐待の相談対応件数も過去最高を更新し続ける中で、子どもたちにとっても欠かせないものですが、解決すべき課題も多く抱えています。

児童養護施設を含む社会的養護施設の職員不足とチャイボラの取り組み


 社会的養護施設は、採用活動において情報発信が不足してしまいがちで、恒常的に職員が足りていません。チャイボラはそんな施設の職員確保・定着に挑む日本で唯一の団体です。
現在は全国の児童養護施設の1/3以上をサポートし。施設と共に現場のリアルや仕事の魅力を様々な形で発信し、施設におけるこどもたちの日々の生活を充実させることを活動の根幹に置いて全国に展開しています。

「制度のはざま」で起こる、若者の孤立・困窮


 日本では18歳になると成人とみなされ、児童福祉法や児童虐待の防止に関する法律など支援制度の対象外となり、18歳を境に様々な支援がなくなっていってしまうことも課題の一つです。
18歳といえばまだ学生であったり、社会人の入り口の状態であったりと、自立の準備段階。ですが、家庭からのサポートを受けることができる若者は、自立への緩やかなステップを踏むことができる一方で、家庭に居場所がない若者や、何らかの虐待を受けている若者は、18歳を境に児童相談所をはじめ、行政の支援や相談先を失う現状があります。
支援制度に頼れず経済的にも精神的にも発達段階の状態で自立を強いられた若者が、「そうするしかすべがなく」、居場所を求めて夜の街をさまよった結果、犯罪や性暴力に巻き込まれることも珍しくはありません。
一般社団法人アマヤドリ(所在:神奈川県三浦郡葉山町、代表理事:菊池 操、以下「アマヤドリ」)は、若者の自己選択・自己決定を大切にしながら、居住支援・相談対応・行政や病院への付き添い支援などと通して、孤立・困窮する若者を支え、若者の自己選択を応援するために若者と社会をつなぐ活動を行っています。

「18歳」、こども・若者支援の切れ目


 2023年9月7日、こども家庭庁の発表により、全国の児童相談所が2022年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数が速報値で21万9170件(前年度比5.5%増)に上り、1990年度の統計開始以来、32年連続で増加したことが分かりました。増え続ける相談件数に対して必要となる支援は、児童自身のケアはもちろん、保護者のケアや養育環境(受け入れ体制)の整備など多岐にわたります。
 助けたい対象が同じであるにもかかわらず、切れ目が生まれてしまう「18歳」というタイミング。
「18歳までの支援」と「18歳からの支援」の両面から考え、切れ目をなくしていくための連携の第一歩を踏み出します。

【オンラインイベント】「切れ目のない支援を実現するために」 ~私たち一人ひとりができること~


 チャイボラの代表大山と、アマヤドリの代表 菊池 操氏が、「切れ目なく繋がっていくために、私たちにできること」を考え、熱く語ります。
【トーク内容】
・子ども・若者にとって切れ目のない支援とは具体的にどういうことか
・切れ目のない支援を実現するためにどんな活動をしてきたのか、これからどうしていくのか
・個人にできるアクションとは

【イベント詳細】
◆日時:11月30日(月)20:00~21:30
◆場所:オンライン(お申込みいただいた方々へzoomURLを送付)
※YouTube Live、Xスペースにも同時配信予定
◆参加費:無料
◆申し込み方法:Google formからお申し込み
U R L:https://forms.gle/rCWJ25exhyds4zMb6

【主催】
一般社団法人アマヤドリ
https://www.amayadori-official.net/

【プロフィール】
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菊池操(きくち・みさお)
一般社団法人アマヤドリ代表理事。1983年生まれ。千葉大学を卒業後、養護教諭(保健室の先生)として小学校・高校に勤務する。卒業生の相談を受ける中で、18歳を境に様々な制度が対象外となり孤立困窮してしまう現状を知り、退職。18歳以上の若者に選択肢を増やすため、2020年にアマヤドリを設立。若者への相談サポート、サポート付きシェアハウス、アパート型ステップハウスの運営などの活動をしている。

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大山遥(おおやま・はるか)
NPO法人チャイボラ代表。1985年生まれ。東京海洋大学を卒業後、ベネッセコーポレーションに入社。在職中に児童養護施設の職員不足の現状を知り、退職。昼間は児童養護施設でアルバイトをしながら、保育士資格取得のため、保育士専門学校に通う。2017年クラスメイトと共に施設と働き手をつなぐ任意団体チャイボラを創設。18年NPO法人チャイボラを設立。2022年には厚生労働省「社会的養護魅力発信等事業」に採択され、全国に活動範囲を拡大している。

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