エナジー・ボールト、中国におけるEVx重力式エネルギー貯蔵システムの追加導入5件を発表

プレスリリース発表元企業:Energy Vault Holdings, Inc.

配信日時: 2023-11-07 20:53:00

エナジー・ボールト、中国におけるEVx重力式エネルギー貯蔵システムの追加導入5件を発表

中国天楹が最近発表したプロジェクトにより、中国でのEVx導入計画は7件、合計で3.26 GWh、プロジェクト規模で10億ドル以上追加EVxプロジェクトが示す、世界最大のエネルギー貯蔵市場の中国における重力式エネルギー貯蔵技術の戦略的価値­エナジー・ボールトには5%のロイヤリティ収入2023年9月に最終の35 kVの架線が変電所まで完成したため、如東県で試運転の最終段階に入っている最初のEVxシステムは国家送電網相互接続プロセスを開始如東県のEVxシステム(25MW、100MWh、技術的寿命35年以上)は、現在世界全体のエネルギー貯蔵容量の約90%を占める揚水発電所などの技術的寿命の長いエネルギー貯蔵資産に代わる、世界初の商用グリッドスケール重力式エネルギー貯蔵システムとなる見込み

(カリフォルニア州ウェストレイクビレッジ)- (ビジネスワイヤ) -- 持続可能なグリッドスケールエネルギー貯蔵ソリューションをリードする企業、エナジー・ボールト・ホールディングス(NYSE:NRGV)(以下「エナジー・ボールト」または「当社」)は、以前発表したアトラス・リニューアブルとのライセンシングとロイヤリティ契約に基づき、中国天楹(CNTY)(CN:000035)が新規に5つのEVx™重力式エネルギー貯蔵システム(GESS)を導入すると発表しました。これには、各プロジェクトに伴う5%のロイヤリティ収入が含まれます。

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The Rudong EVx system (25 MW, 100 MWh, +35 years technical life) will be the world’s first commercial, grid-scale gravity energy storage system that offers an alternative to long technical life energy storage assets like pumped hydro plants, currently representing ~90% of global energy storage capacity. (Photo: Business Wire)The Rudong EVx system (25 MW, 100 MWh, +35 years technical life) will be the world’s first commercial, grid-scale gravity energy storage system that offers an alternative to long technical life energy storage assets like pumped hydro plants, currently representing ~90% of global energy storage capacity. (Photo: Business Wire)

中国天楹の会長を務めるYan Shengjun氏は次のように述べています。「エナジー・ボールトの革新的な重力式エネルギー貯蔵技術は、これらの資産の寿命が長いことと、中国の再生可能エネルギー導入の急成長に伴い国家が義務付けたエネルギー貯蔵要件を満たすのに役立つ重要な地域経済的意義のため、中国で大きな需要があります。如東県で中国市場の要件に最適化した最初の100MWhシステムを試運転するにあたり、化石燃料による火力発電を断続的な風力発電と太陽光発電に容易に置き換えることを可能にし、中国のクリーンエネルギーへの転換やネットカーボンニュートラル目標の達成を加速する一助となるこの革新的技術を迅速に拡大できることを嬉しく思います」

中国天楹による最近署名された以下の合意により、中国では、既存の如東県のEVx GESS(100 MWh)および内モンゴル自治区通遼市のEVx GESS(2 GWh)に、計画中のものを加えてEVx導入は合計7件、合計で3.26 GWhになります。そのすべてに5%のロイヤリティが含まれます。

河北省張家口市におけるEVx GESS(100 MWh)建設に関する河北省政府との合意江蘇省蘇州市におけるEVx GESS(100 MWh)建設に関する江蘇省政府との合意甘粛省酒泉市金塔県におけるEVx GESS(200 MWh)建設に関する甘粛省政府との合意吉林省松原市におけるEVx GESS(660 MWh)建設に関する吉林省政府との合意新疆ウイグル自治区伊寧市におけるEVx GESS(100 MWh)建設に関する新疆ウイグル自治区政府との合意中国のエネルギー政策では、再生可能エネルギー発電所は銘板発電容量の20%の貯蔵を少なくとも2~4時間の持続時間で統合する必要があります。直近では、中国に建設された揚水発電の重要な設備基盤を補完するために、リチウムイオン電池技術によりこの要件を満たしています。

エナジー・ボールトのGESS技術は揚水発電と同様に、長期にわたって長い技術的寿命を大幅に延ばすことが可能で、その結果、既存技術に比して、さらに幅広いプロジェクト・スケーラビリティ、充放電エネルギー効率の向上、安全性便益を提供しながら、長期的に低い均等化発電原価も可能になります。また、同社独自の特徴として、貯蔵媒体の基礎である25トンの大型ブロック可動マスは、炭素集約的なコンクリートを避けて地域の土壌で作られていますが、石炭灰、コンクリート破片、鉱山尾鉱、埋立地で処理されるはずだった汚泥廃棄物など、さまざまな廃棄物で作ることが可能です。当社が、廃棄物処理と環境サービスをリードする中国のリーダー的存在である中国天楹とのパートナーシップを結ぶことは多くの「循環型経済」相乗効果をもたらし、これらの追加プロジェクトの発表が示すように、地域市場の発展に資するものとなっています。

以前発表されたように、中国の如東県で最近建設された25MW/100MWhのEVx GESSの試運転は、計画通り6月に開始しました。EVx構造は完全に建設されており、2023年9月に如東県の現地で開催された正式な「capping ceremony(竣工式)」と、国家送電網相互接続に対する正式なプロセスの開始が同時に行われています。隣接する風力発電所とつながれる既存のリモートエンド変電所までの4キロメートルの35kV架線の建設も完了し、残りの機械およびソフトウェアの試運転も期待どおりに進行しています。最終の国家送電網相互接続と承認の正式なプロセス完了を経て、エナジー・ボールトのEVxは、世界初の商用・実用規模の非揚水式重力式エネルギー貯蔵システムとなります。

また、以前発表されたように、CNTYは内モンゴル自治区通遼市に位置する最初のゼロカーボン工業団地に2 GWhのEVxシステムを導入します。

「CNTYが最近結んだ合意は、重力式エネルギー貯蔵技術の市場での採用が強力に成長していることを反映しており、これにより、中国の再生可能エネルギー容量を増大させることで、中国でハイペースで続くエネルギー需要の伸びにさらに対応することができます」と、エナジー・ボールトの会長兼最高経営責任者ロバート・ピコニは述べています。「最初のEVx™システムが如東県でまもなく稼動し、新たに5件のEVx導入が発表され、パートナーシップの最初の18か月以内に合計7件で3.26GWhが導入されたことを見れば、当社は幸先の良いスタートを切ったと言えるでしょう。初年度にCOVID関連の事業停止を2度経験しながら、このプロジェクトを遂行し、同時に、ネットカーボンニュートラルへの私たちの共同の取り組みにおいて、中国と世界全体をさらに幅広く支援する迅速な現地プロジェクト開発を推進したYan会長と中国天楹の広範にわたる組織に対し、そこに示された勇気と不屈の精神、そしてその指導力を称賛するものです」

エナジー・ボールトについて

エナジー・ボールト®は、持続可能なエネルギー貯蔵に世界が取り組むための手法に変革をもたらすよう設計された発電所規模のエネルギー貯蔵ソリューションを開発・導入しています。当社の包括的な提供物には、独自の重力式貯蔵、バッテリー貯蔵、グリーン水素エネルギー貯蔵の技術が含まれます。それぞれの貯蔵ソリューションは、当社のハードウェア技術を問わないエネルギー管理システムソフトウェアおよび統合プラットフォームによって支えられています。業界で独自のエナジー・ボールトの革新的技術ポートフォリオは、カスタマイズされた短期・長期のエネルギー貯蔵ソリューションを提供し、電力会社や独立系発電事業者、大規模な産業エネルギー需要家が、電力の信頼性を維持しつつ均等化発電原価を大幅に削減できるように支援しています。エナジー・ボールトのEVx™重力式エネルギー貯蔵技術は、廃棄材料を有益な再利用に取り込むことができる環境に配慮した材料を活用することで、循環型経済への移行を促進し、お客さまのグローバルなクリーンエネルギーへの移行を加速させています。www.energyvault.comをご覧ください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、当社の事業および財務実績などに関する当社の現在の見解を反映した、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述には、当社の事業計画や戦略に関する記述を含め、将来起こりうる、または想定される業績に関する情報が含まれます。これらの記述には、しばしば「予想する(anticipate)」「期待する(expect)」「示唆する(suggest)」「計画する(plan)」「信じる(believe)」「意図する(intend)」「企画する(project)」「予測する(forecast)」「見積もり(estimates)」「目標(targets)」「予測(projections)」「はずである(should)」「可能性がある(could)」「だろう(would)」「かもしれない(may、might)」「だろう(will)」、その他類似の表現が含まれます。これらの将来の見通しに関する記述または予測は、当業界における当社の経験および、過去の傾向、現在の状況、将来予想される展開に加え、その時点の状況下で適切と考えられるその他の要因に関する当社の認識に照らしてなされた、当社の現在の想定、計画、仮定に基づいています。これらの将来の見通しに関する記述は、現在入手可能な情報を考慮した上で、将来の業績に関する当社の確信、仮定、予想に基づいています。これらの将来の見通しに関する記述は、将来の出来事に関する当社の現在の見込みおよび計画に基づく予測に過ぎません。これらの将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、活動レベル、業績または達成が、将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される結果、活動レベル、業績または達成と大きく異なるものとなる可能性のある重大なリスクおよび不確実性が含まれています。そのようなリスクや不確実性には次のようなものがありますが、これらに限られません。当社の戦略、拡大計画、顧客機会、将来の事業、将来の財務状況、推定収益および損失、予測コスト、見通しおよび計画の変更/当社の受注予約および受注残高が将来の収益に相当するかどうかの不確実性/拘束力のない意向表明書およびその他の意思表示が拘束力のある受注または販売につながるという保証の欠如/当社製品に欠陥がある可能性、または欠陥があるとされる可能性やその他の故障/当社のビジネスモデルと成長戦略の実施、市場受容、成功/当社がブランドと評判を開発・維持する能力/当社事業、競合他社、業界に関する動向と予測/サプライヤーが当社の蓄電システム建設に必要な部品や原材料を適時に納入できること/健康に関わる病気の流行が当社の事業に及ぼす影響とそれに対して当社が取る可能性のある措置/知的財産権の保護を取得・維持し、他者の権利を侵害しない能力に関する当社の想定/当社がJOBS法に基づく新興成長企業の立場にいる期間に関する想定/当社の将来的な必要資本および現金の源泉と使用/当社の事業および将来の成長のための資金調達能力/当社の事業、事業拡大の計画と機会、2023年6月30日に終了した四半期に関するForm 10-Q四半期報告書および2022年12月31日に終了した年度に関するForm 10-K年次報告書の見出し「リスク要因」で説明されているその他の重要な要因。これらの要因は、米国証券取引委員会(SEC)に提出された他の書類にて随時更新される可能性があり、SECのウェブサイトwww.sec.govで閲覧できます。新たなリスクは随時発生するものであり、当社の経営陣がすべてのリスクを予測することは不可能であり、また、すべての要因が当社の事業に与える影響や、いかなる要因または要因の組み合わせが、当社の将来の見通しに関する記述に含まれるものと実際の結果を大きく異なるものにする可能性の程度を評価することもできません。本プレスリリースで当社が作成した将来の見通しに関する記述は、本プレスリリースの日付時点のものであり、本プレスリリースに含まれる注意書きにより、全体が明示的に制限されています。当社は、新たな情報、将来の展開、またはその他の事象にかかわらず、適用される法律で義務付けられている場合を除き、将来予想に関する記述を公に更新または見直す義務を負いません。当社の将来の見通しに関する記述を過度に信頼しないようご注意ください。

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