アップサイクル型粘土瓦(いぶし瓦)の発売(鶴弥)

プレスリリース発表元企業:株式会社鶴弥

配信日時: 2023-10-31 10:45:00

窯昇温時のテスト製品(従来は製品ロスとして処理)

アップサイクル後の製品

持続可能な開発目標(SDGs)達成への取組み

粘土瓦最大手の鶴弥は主力製品である「スーパートライ110 スマート」においてアップサイクル型製品の企画・販売を開始いたします。


<対象製品>
製品名:スーパートライ110スマート(いぶし瓦)


<背景>
当社の主要な生産設備である焼成窯(トンネルキルン)では、24時間の連続稼働を実施しておりますが、年数回メンテナンス等で一時的に焼成を止めております。このメンテナンス後に焼成窯を再び必要な焼成温度(最高1,130度)まで昇温、焼成窯内部の温度分布等を安定させるため、テスト製品を工程内で流しております。ところが、このテスト品は焼成温度等の必要条件を満たせていないことから、実際の製品とすることはできず、製品ロスとして扱ってまいりました。
このような背景の下、当社では製造していない「いぶし瓦」の製造企業である創嘉瓦工業株式会社(愛知県高浜市)(以下、同社)の協力のもと、当該製品ロスを新たな製品としてアップサイクルすることに成功いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/373754/LL_img_373754_1.jpg
窯昇温時のテスト製品(従来は製品ロスとして処理)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/373754/LL_img_373754_2.png
アップサイクル後の製品
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/373754/LL_img_373754_3.png
持続可能な開発目標(SDGs)達成への取組み

<期待される効果>
従来は、粉砕工程を経ることで原材料に再利用されていました年間54トンの粘土瓦製品ロス(天然資源由来)がアップサイクル型粘土瓦として販売できると試算しています。
なお、この活動の実施と、従来から行っている粘土瓦製品ロスの粉砕物(シャモット)の原材料への再利用とを合わせ、当社で発生した粘土瓦製品ロスの再利用割合は100%を超えております。


<発売日>
2023年10月31日発売(受注生産)


<参考資料>
https://www.atpress.ne.jp/releases/373754/att_373754_1.pdf


【株式会社鶴弥とは】
創業から130年以上にわたり、粘土瓦の製造・販売を行い、防災瓦「スーパートライ110」を主軸に活発な新製品投入を続ける粘土瓦業界のトップメーカー。
市場ニーズに対応した「スーパートライ110スマート」や、粘土瓦製造技術を生かした陶板壁材「スーパートライWall」を開発するなど、常に新たな挑戦を続けている。


【会社概要】
■会社名 : 株式会社鶴弥
■代表者 : 代表取締役社長 鶴見 哲
■資本金 : 2,144百万円
■売上高 : 7,143百万円(2023年(令和5年)3月期)
■上場 : 東証スタンダード市場、名証メイン市場 (証券コード:5386)
■創業 : 1887年(明治20年)
■設立 : 1968年(昭和43年)2月
■所在地 : 〒475-8528 愛知県半田市州の崎町2番地12
■TEL : 0569-29-7311(代表)
■URL : https://www.try110.com/
■YouTube : https://www.youtube.com/user/try110com
■事業内容: 1. 粘土瓦の製造および販売
2. 屋根工事の請負および施工
3. 陶板壁材の製造および販売
4. 建築資材の開発および販売
5. 金型の設計、製作、加工、保守および販売
6. 前各号に付帯関連する一切の事業


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プレスリリース提供元:@Press