【中東エリア初進出】株式会社川金コアテック トルコ・イスタンブール支店の開設及び営業開始

プレスリリース発表元企業:株式会社川金コアテック

配信日時: 2023-10-29 16:45:38

2023年10月29日、株式会社川金コアテック(本社:埼玉県川口市、代表取締役社長:鈴木 信吉)は、イスタンブール支店の営業を開始いたしました。この支店の設立により、トルコ地域における免震・制震・耐震技術の提供が一層強化されます。地震大国日本で培った技術とノウハウを用い、持続可能な街づくりに欠かせない安心安全のコアテクノロジーとして、トルコエリアでの橋梁の長寿命化対策や、現行の耐震基準に満たない構造物の補強メンテナンスといった緊急かつ社会的な課題解決に取り組んでまいります。



川金コアテックは鋳物工場を起源とし、災害から橋や建物を守る免制震デバイスのスペシャリストとして75年の歴史を積み上げてきました。世界においても、米国のグループ会社やベトナム工場で事業を進め、欧米、アジアにも製品・サービスを届ける海外展開を積極的に行ってきましたが、この度新たに中東エリアに進出する運びとなりました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-614d9cdedd837cf5b573-3.jpg ]

イスタンブール支店開設の背景


川金コアテックは安価で耐震性能を発揮できる座屈拘束ブレースをイスタンブール工科大学とともに市場投入に向け共同研究を2022年から開始しておりました。共同研究中である2023年2月に「トルコ・シリア大地震」が発生いたしました。当地震では、トルコにおける建築物において適切な建築基準が徹底されなかったことが被害増加につながった側面があるとも言われており、震災後には、トルコ現地の施設管理者及び道路管理者などから開発中の座屈拘束ブレースと、当社の免震・制震・耐震用デバイスの早期投入の要請などもあり、この度イスタンブール支店を開設いたしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-10d5ba2773361bec344b-12.png ]


名称:株式会社川金コアテック イスタンブール支店
住所:Küçükbakkalkoy Mah., Kocasinan Cad., Selvili Sok. No: 4, Canan Business Kat: 6 No:42, 34636 Ataşehir, İstanbul, Türkiye

トルコ国内へはニーズの高い、座屈拘束ブレース(BRB)、落橋防止装置(SPチェーン)、制振オイルダンパー(KYD・アドバンス制震装置)及び免震支承(LRB)を主に市場投入する予定です。

[画像3: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-01934bd6e1da4c1a79db-0.png ]

免震支承(LRB)導入事例:Turkcell Gebze Data Center (トルコ)

[画像4: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-d594a080b767e57346f0-8.png ]

制振オイルダンパー(アドバンス制震装置)導入事例:埼玉県庁第二庁舎

[画像5: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-b973eb8ebafac3d28c28-8.jpg ]

落橋防止装置(SPチェーン)導入事例:天ケ瀬第2橋

9月20日 開所式を実施


9月20日に行われたイスタンブール支店の開所式では、駐トルコ共和国日本国特命全権大使の勝亦孝彦大使、在イスタンブール総領事の笠原謙一氏、イスタンブール工科大学建築学部Oguz Celik教授など、多数の方々にご出席いただき、川金コアテック代表取締役社長:鈴木 信吉が代表して謝辞と今後のトルコエリアにおける展望を述べました。

イスタンブール支店の営業開始日は、川金コアテックの創立75周年とトルコ共和国建国100周年である2023年10月29日となります。この日を契機に、川金コアテックはトルコの安全安心に深く関わりたいと考えています。

[画像6: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-f471892a115f02708c34-13.jpg ]


川金コアテックのブランドビジョン


川金コアテックは2022年7月に新たなブランドビジョンとしてブランドビジョン「THE ANSWER 未来を支える、確かな答えを。」を発表しております。従来の安心安全のためのものづくりから、社会課題に対応したよりトータルなソリューションへと事業を広げております。社会インフラを支える免制震デバイスに関するあらゆるニーズにワンストップで「トータルソリューション」を提供でき、あらゆるお悩みに回答できる「かかりつけ医」のような存在になることで、当社の免震支承、ダンパーをはじめとする免・制震製品及び技術で、大規模地震の被害から人々や橋・建物を守り、日本だけで無く、世界中の安全と安心を守る「パブリック・セーフティ」に貢献していきます。

[画像7: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-4b0cedc8f3001f08bd6b-0.jpg ]


【補足説明】免制震デバイスと川金の技術



地震災害が多い日本では、世界と比較しても多くの建造物で免制震デバイスが使われています。川金コアテックの免制震デバイスは、地震の力を低減・揺れを吸収し、柱や梁といった建造物の主要な部分を損傷させないためのものです。建物が崩れない、橋が落ちないのはもとより、大きな災害後もそのまま使えるような技術が使われています。詳しくはWEBサイトにて解説しております。
[画像8: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-17fcb28f38654d556ad7-9.jpg ]

■川金コアテックについて
川金コアテックは川金ホールディングスグループの1つで、鋳物の街川口で創業した川口金属工業(株)をルーツに、創立75年の歴史を誇る免制震デバイスのメーカーです。川金ホールディングが掲げる安全で安心できる快適な生活・社会基盤づくりへの貢献を第一に、橋梁用支承のトップメーカーとして培った「鋳造・加工技術力」、 「解析・設計技術力」、「製品力」の3つのコアテクノロジーにより、橋梁だけでなく免制震技術の分野においても、より高度な技術開発と用途・領域の開拓を推進し続けています。納入実績では、南北備讃瀬戸大橋、東神戸大橋、多々羅大橋、埼玉県庁第二庁舎(耐震補強)、大阪駅大屋根ドーム、Neak Loeung Bridge (Cambodia)、Malun Bridge(Myanmar)、Nhat Tan bridge(Vietnam)など国内だけではなく海外でも積極的に展開しております。
[画像9: https://prtimes.jp/i/100317/4/resize/d100317-4-e829d94af0028fde2794-3.png ]

Neak Loeung Bridge (Cambodia)

■川金ホールディングスについて
川金ホールディングスは「高品位なテクノロジーを提供し、安全で安心できる快適な生活・社会基盤づくりに貢献する」をグループ理念に据え、素形材分野、土木建築機材分野、産業機械分野の事業を展開しています。2008年10月設立。
社員数:2,070名 
拠点数:国内40拠点、海外8拠点。
詳細はhttp://www.kawakinhd.co.jp/をご覧ください。

■本事業に関するお問い合わせ
株式会社川金コアテック
TEL : 048-259-1113(代表)
E-MAIL: info@kawakinkk.co.jp

PR TIMESプレスリリース詳細へ