Spatial Pleasure、インドネシアBSD CityにおけるSBT策定とカーボン・クレジット発行についてSinar Mas Landと協業 - JETROの支援を通じて提携へ

プレスリリース発表元企業:株式会社Spatial Pleasure

配信日時: 2023-09-08 14:32:22

インドネシア最大の都市開発プロジェクトBSD Cityにおいて環境価値の定量化を開始



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Spatial Pleasureは、インドネシアの大手財閥であるSinar Mas Group傘下のSinar Mas Land及び、そのコーポレート・ベンチャー・キャピタルであるLiving Lab Venturesと連携し、インドネシアの都市交通における脱炭素化を推進するためのパートナーシップ締結に合意しました。本取り組みは、BSD Cityを中心に、都市交通の脱炭素化を推進することを目的として、JETRO(日本貿易振興機構)の支援により実現したものです。

BSD Cityは、約6,000ヘクタールの敷地に約40万人が居住するインドネシア最大級の都市開発プロジェクトです。Sinar Mas Landは、BSD Cityの運営会社として、交通関連の二酸化炭素排出を抑制するための施策を積極的に推進してきました。こうした取り組みには、シャトルバスネットワークや 歩道整備など、さまざまなプロジェクトが含まれています。

このパートナーシップ締結には次の2つの目的があります
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1. SBT (Science-Based Target)の策定
BSD Cityにおける交通領域における二酸化炭素排出量を可視化し、科学的な排出削減目標を設定するとともに、CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)における目標の開示を検討。

2. カーボンクレジットの発行
上記計画に含まれる交通領域の脱炭素施策における環境便益を定量化し、カーボン・クレジット及び排出削減証明書の認証を目指す。

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上記2つの図に示されている数値はダミーです。

Spatial PleasureとSinar Mas Landの連携は、2023年9月1日にJETRO等がジャカルタで実施した「Indonesia - Japan Fast Track Pitch Event 2023」を通じて実現しました。Fast Track Pitch Eventについては、2023年にこれまでシンガポール、タイ、インドネシアで開催し、10月にマレーシア、11月にはベトナムで同様のイベントの実施を予定しています。それぞれプロポーザルの募集を受け付けていますので、詳細はイベントページをご参照ください。(https://www.jetro.go.jp/en/events/pitch_idn2023.html

Spatial Pleasure 鈴木綜真 CEOコメント
インドネシアでは、輸送部門が二酸化炭素排出量の27%を占めています。この分野の排出量を削減することは、インドネシアで非常に深刻な社会問題となっている交通渋滞や大気汚染の緩和に直結すると考えております。このBSD Cityでの連携を機に、Sinar Mas Landが開発するインドネシア国内の、他の都市にもプロジェクトを拡大していきたいと考えています。

Living Lab Ventures / Bayu Setoパートナー コメント
当社は、Sinar Mas Landのコーポレートベンチャーキャピタルとして、我々のエコシステムにイノベーションをもたらすことをミッションとしています。Sinar Mas Landは常に、持続可能で革新的な、未来に対応できる都市づくりに専念してきました。環境価値の向上は、私たちのスマートシティ構想に不可欠な要素です。Spatial Pleasureとともに、私たちは、脱炭素化と都市交通におけるソリューションを統合し、より環境に優しいBSD Cityを構築することを目指します。

JETROジャカルタ 町井健太郎シニアディレクターコメント
JETROは、日本のスタートアップ企業と海外企業によるオープンイノベーションの実現のため、ビジネスチャンスの提供に取り組んでいます。Sinar Mas Landのエコシステムに参画する日本のスタートアップ企業を支援するため、2023年8月に、JETROジャカルタとSinar Mas Landの間でMoUを締結しました。JETROと両社との緊密な関係を通じて、今回のパートナーシップに貢献できることを嬉しく思っています。


Sinar Mas Landについて
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Sinar Mas Landは、インドネシアを中心に東南アジアに展開する大手複合企業Sinar Masグループの基幹子会社。インドネシアにおいて、Sinar Mas Landは保有面積および時価総額の面で最大の不動産開発ポートフォリオを誇っている。同社はまた、国際市場全体の商業および娯楽施設への戦略的投資も行っている。




Spatial Pleasureについて
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Spatial Pleasureは、交通領域におけるカーボンクレジット認証DMRVソフトウェアを開発しているスタートアップ企業。Digital GarageやDEEPCORE(ソフトバンクのAI部門)などのベンチャーキャピタルが出資。同社はインドネシアでの事業拡大に力を入れており、2023年5月にはジャカルタ・スマートシティと覚書を締結している。




JETROについて

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日本貿易振興機構(JETRO)では、世界で活躍するスタートアップ創出のために、政府や関係機関と連携し、スタートアップのグローバル展開を支援しています。世界各地のスタートアップ・エコシステムと直結した展示会等のイベントへの出展支援や、ブートキャンプ等のハンズオン型プログラムの企画・運営、現地アクセラレータ/VCとのメンタリング・マッチング機会等を提供しています。

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