横浜市・東京ガス・三菱重工グループ、ごみ焼却工場の排ガスからのCO2回収とメタネーションへの利用実証の開始
配信日時: 2023-07-28 18:30:00
TOKYO, Jul 28, 2023 - ( JCN Newswire ) - 横浜市、東京ガス株式会社(社長:笹山晋一、以下「東京ガス」)、三菱重工業株式会社(社長:泉澤清次、以下「三菱重工」)、三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(社長:菱沼隆之、以下「MHIEC」)は、このたび、横浜市鶴見区末広町において、ごみ焼却工場の排ガスから分離・回収したCO2を東京ガスのメタネーション(注1)実証設備に輸送し、メタネーションの原料として利用する、国内初となる地域連携でのCCU(注2)共同実証を開始いたします。地域連携での実証を通じ、CCU技術の向上や利用拡大、e-methane(e-メタン)(注3)の実用化に取り組んでまいります。
横浜市と東京ガス、三菱重工及びMHIEC(以下「三菱重工グループ」)は共同で、令和4年に締結した協定(注4)及び覚書(注5)に基づき、横浜市資源循環局鶴見工場(以下「鶴見工場」)の排ガス中に含まれるCO2を分離・回収した後に資源として利用するCCUの確立に向けた実証試験の準備を進めてきました。
このたび、すべての機器の試運転が完了したことから、鶴見工場の排ガスから三菱重工グループが開発した装置により分離・回収したCO2を、東京ガス横浜テクノステーションに輸送し、メタネーションに利用する実証試験を開始します。ごみ焼却工場の排ガスから分離・回収したCO2を異なる需要場所に輸送し、メタネーションに利用する地域連携でのCCU実証の取組は国内初となります。
また、本実証試験のメタネーション施設は、横浜市のごみ焼却工場で発電時に創出された非化石証書を活用し、再生可能エネルギー100%で運用しています。
なお、今後メタネーション施設以外へのCO2の活用を目指すとともに、回収量や輸送先など、CO2の流通可視化に向けた検討も進めていきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/23072802.html
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