サーモフィッシャーサイエンティフィック、信州大学、A-SEEDSとCAR-T細胞療法の低コスト化に向けた遺伝子導入の条件検討に関する共同研究契約を締結
配信日時: 2023-05-10 10:00:00

サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ ライフテクノロジーズジャパン株式会社(グループ本社:東京都港区、代表:室田 博夫、以下、サーモフィッシャー)は、国立大学法人信州大学(長野県松本市、学長:中村 宗一郎、以下、信州大学)医学部小児医学教室の中沢 洋三教授らの研究グループ、信州大学発ベンチャー認定企業である株式会社A-SEEDS(長野県松本市、代表取締役社長:柳生 茂希、以下、A-SEEDS)と、キメラ抗原受容体T細胞(以下、CAR-T細胞)療法の低コスト化と効率化を目的として、遺伝子導入の条件検討に関する共同研究契約を締結し、共同研究を開始したことを発表します。
この共同研究には、サーモフィッシャーの独自技術を基に開発した電気穿孔法(エレクトロポレーション法)による遺伝子導入装置「Invitrogen Neon Transfection System」、「Gibco CTS Xenon Electroporation System」が使用されます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/353994/LL_img_353994_1.jpg
Neon Transfection System
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/353994/LL_img_353994_2.png
CTS Xenon Electroporation System
がん治療分野において、外科療法、化学療法、放射線療法に続く新しい治療法として、免疫療法への期待が高まっています。血液がんの治療で高い有用性が示されているCAR-T細胞療法が最先端のがん免疫治療法として注目を浴びており、難治性がんの患者さんにも効果が得られていることから、他のがん種への応用と展開が期待されています。
従来、CAR-T細胞はウイルスベクターを用いた方法で作製されてきましたが、信州大学とA-SEEDSは、酵素を利用したpiggyBacトランスポゾン法とエレクトロポレーション法を組み合わせることで、より簡便で安価、かつ持続的な薬効を示すCAR-T細胞の製造手法を確立しました。この度、サーモフィッシャーは本共同研究に参加し、さらに低コストで効率的な次世代のCAR-T細胞製造に取り組みます。今後、多くの患者さんにCAR-T細胞療法を届けるため、閉鎖系システムによる安全性の向上と、より効率的で安価に細胞を製造するシステムが求められます。加えて、細胞医療の分野で高い技術水準を維持しつつ小規模スケールで確立された条件を、製造スケールに移行する際のスケール拡張性や柔軟性も必要です。
本共同研究契約は2023年5月10日から有効となりCAR-T細胞の製造に最適な遺伝子導入条件の確立を目指します。
信州大学医学部小児医学教室 教授 中沢 洋三氏のコメント
「私たちが15年かけて研究開発してきた非ウイルスCAR-T細胞は臨床応用の段階に入りました。今後、国際競争を勝ち抜き、1日でも早く一人でも多くの患者さんに私たちのCAR-T細胞を届けるためには、実用化に即した製造方法の確立が急務となります。この産学連携共同研究を通じて、国産CAR-T細胞の実用化に全力を尽くします」
A-SEEDS 代表取締役社長 柳生 茂希氏のコメント
「このたび、サーモフィッシャー、信州大学とともに、新規CAR-T細胞の製造開発研究が開始されることを大変嬉しく思います。我が国のCAR-T細胞療法の開発は長年欧米の後塵を拝してきましたが、我々の技術を結集させることにより、我が国初の画期的なCAR-T細胞療法が開発できるように全力を尽くしたいと考えております」
サーモフィッシャー バイオサイエンス シニアダイレクター 内田 淳介のコメント
「サーモフィッシャーは大学などの研究機関、および企業におけるさまざまな研究開発を支援しており、本共同研究で用いられる研究用試薬、機器なども含め、多くの製品や受託サービスを提供しています。本共同研究に使用されるNeon Transfection Systemは、遺伝子導入が困難な細胞種に対しても効率的な遺伝子導入が可能です。また、製造スケールへの移行を見据えた閉鎖型CTS Xenon Electroporation Systemとも互換性があり、研究からプロセス開発、商用生産へのスムーズな移行をサポートできます。私たちはこれらの製品をCAR-T細胞製造の条件検討に役立てることで、細胞治療の発展に貢献したいと考えています」
サーモフィッシャーのNeon Transfection SystemとCTS Xenon Electroporation Systemの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
Neon Transfection System
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/cell-culture/transfection/neon-transfection-system.html
CTS Xenon Electroporation System
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/clinical/cell-gene-therapy/cell-therapy/cell-therapy-manufacturing-solutions/xenon-electroporation-system.html
■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。
当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。
URL: https://www.thermofisher.com
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
スポンサードリンク
「サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ」のプレスリリース
- 「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDxシステム」について、IDH1遺伝子変異陽性の胆道癌を対象とする「イボシデニブ」のコンパニオン診断システムとして、一部変更承認を取得03/05 09:00
- 新たな次世代シーケンシング技術を用いた「オンコマイン Dx Express Test マルチ CDxシステム」について、非小細胞肺癌の複数ドライバー遺伝子を対象とするコンパニオン診断システムとして申請12/22 09:00
- 「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDxシステム」について、KRAS G12C変異陽性の非小細胞肺癌を対象とした「ソトラシブ」のコンパニオン診断システムとして、一部変更承認を取得11/25 11:00
- 「サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ」のプレスリリースをもっと読む
「医療」のプレスリリース
- 製薬企業 科研製薬株式会社 遺伝性血管性浮腫(HAE)診断コンソーシアムに賛助会員として参画03/05 12:00
- 《医師・歯科医師・薬剤師向け》無料オンラインセミナー3/29(日)朝10時開催 『Make Japan Healthy Again, too! -半世紀ぶりの医療改革課題とは-』福田 克彦 先生(統合医療センター福田内科クリニック / 副院長)03/05 10:30
- 「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDxシステム」について、IDH1遺伝子変異陽性の胆道癌を対象とする「イボシデニブ」のコンパニオン診断システムとして、一部変更承認を取得03/05 09:00
- 「医療」のプレスリリースをもっと読む
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- 地域とつながる体験型イベント「虹いろキッズマルシェ in 垂水駅前」2026年3月21日(土)開催!03/06 10:30
- “甘くて香ばしい”世界観を堪能♪「ミニチュアベーカリー&スイーツアートの世界展」4月10日~大阪で初開催!03/06 10:30
- 札幌・北海道発のまちなか複合フェス「NoMaps」これまでの10年を振り返るストーリーサイトを公開03/06 10:30
- 格安イベント機材の「ゴリラレンタル」全商品のレンタル価格を一斉見直し03/06 10:30
- 『【2026年最新】Threads・BeReal・TikTok発「隠れ炎上」の正体~なぜ、社名検索をしている企業ほど、足元をすくわれるのか?~』セミナー開催のお知らせ03/06 10:05
- 最新のプレスリリースをもっと見る
