エクセンシアが精密医療プラットフォームの開発促進に向けてシャリテとの連携を発表

プレスリリース発表元企業:Exscientia plc

配信日時: 2023-03-09 21:15:00

エクセンシアが精密医療プラットフォームの開発促進に向けてシャリテとの連携を発表

— 本連携により、血液がんにおける反応を予測するエクセンシアの機能的薬剤試験プラットフォームをさらに検証へ —

(英オックスフォード & 独ベルリン)-(ビジネスワイヤ) -- エクセンシア(Nasdaq: EXAI)は本日、血液がんにおけるエクセンシアのAI駆使型精密医療プラットフォームの活用に向け、シャリテ・ベルリン医科大学(シャリテ)との新たな提携を発表しました。

本提携により、シャリテは血液がん患者のためのより良い治療法の選択および治療成績の改善を目的として、エクセンシアの精密医療プラットフォームの可能性を評価することになります。各患者の試料について、生体外で、まだ適応症が承認されていない薬剤を含め、市販されている医薬品の幅広いパネルで前向きに評価を行い、相対的な応答プロファイルを解明します。

シャリテの血液・腫瘍科医療部門長であるウルリヒ・ケラー教授(M.D.)は、次のように述べています。「血液がんの治療は大きな進歩を遂げているにもかかわらず、これらの疾患に苦しむ患者の死亡率は依然として高いままとなっています。EXALT-1試験の結果に続き、私たちはエクセンシアとの新たな連携が、治療法の選択と患者転帰を有意義に改善する方法を引き続き追究する機会をもたらすと考えています。同時に、患者転帰を改善するためには、未検討の標的やバイオマーカーに対する新世代の治療薬を開発することが不可欠であり、当大学が新設立するバイオバンクにより、エクセンシアがこの目標に向かうことができると信じています。」

本提携は、査読誌のキャンサー・ディスカバリー誌に掲載されたEXALT-1試験の結果を発展させるものとなります。EXALT-1は、推奨される個別化治療法の指針を提供するためにエクセンシアの深層学習ベースのハイコンテント機能的薬剤試験プラットフォームを使用することで、医師が選択した治療法と比較して、末期血液がん患者の転帰が有意に改善することを示した前向き試験として初となります。ブラッド・キャンサー・ディスカバリー誌に掲載された事後解析では、本技術を、ハイコンテント画像における細胞固有の特徴を活用する深層学習の新成果と組み合わせることで、患者転帰をさらに向上させる可能性が示されました。

シャリテはまた、エクセンシアとシャリテの両方における技術開発や前臨床研究プロジェクトを支援するため、生存能力のある血液、骨髄、リンパ節組織を凍結保存したバイオバンクを設立する予定です。死滅した検体を保存することが一般的な従来のバイオバンクとは異なり、このバイオバンクはヒトの生きた組織試料を保存するため、臨床研究や橋渡し研究に役立てることができます。

エクセンシアの創設者で最高経営責任者(CEO)のアンドリュー・ホプキンス教授(D.Phil)は、次のように述べています。「シャリテと協力して、当社のAI駆使型機能的精密医療プラットフォームの開発と性能をさらに前進させられることは、当社にとって大きな喜びです。EXALT-1試験の成功を受けて、当社はAI指針型の治療が患者転帰や医療経済を大幅に改善する可能性があると考えており、シャリテがこの手法を臨床研究の場で使用することに期待しています。適切な患者にとっての適切な治療を確認する上で当社のプラットフォームが持つ可能性を裏付ける証拠は拡大を続けていますが、シャリテの研究はこれに寄与することになります。当社が患者の治療法を選択する際の指針を得るための方法の最新化を追求している中、生存能力のある組織を系統的に収集することで、当社は本技術をさらに発展させるとともに、新薬やより優れた医薬品に関する臨床研究や将来の橋渡し研究を前進させることができるようになります。」

エクセンシアについて

エクセンシアはAIを駆使した製薬技術企業として、最も迅速かつ効果的な方法で最善の医薬品を発見・設計・開発することに傾倒しています。エクセンシアは、史上初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発して、治療法の選択を導き、前向き介入臨床研究で患者の転帰を改善することに成功するとともに、AI設計の低分子を臨床環境に進めました。当社の社内パイプラインは、がん領域における当社の精密医療プラットフォームの活用に重点を置いており、提携パイプラインは、当社のアプローチを他の治療領域に拡大しています。私たちは、医薬品創製の新しい手法を開拓することで、最高の科学アイデアを患者にとって最良の医薬品へと迅速に転換できると信じています。

当社については、https://www.exscientia.aiをご覧になるか、ツイッター(@exscientiaAI)でフォローしてください。

シャリテ・ベルリン医科大学について

シャリテ・ベルリン医科大学は、ヨーロッパ最大級の大学病院で、3277床の病床と、4つのキャンパスに広がる約100の診療科・研究所を誇ります。シャリテでは、研究・教育・診療の各分野が密接に連携しています。グループ企業全体で2万1000人以上のスタッフを雇用しており、ベルリンで最も大きな雇用者の1つとなっています。シャリテは2021年に12万3793人の入院患者および日帰り入院患者、さらに68万2731人の外来患者を治療しました。シャリテは約23億ユーロの収益(外部資金および投資助成金を含む)を計上し、2億1580万ユーロ以上の外部資金を確保することで新記録を達成しました。シャリテの医学部は、ドイツ最大級の規模を誇り、医学、歯学、健康科学、看護学の学科で9000人以上の学生を教育・訓練しています。シャリテはまた、11種類の医療専門職で730の研修ポジションと、さらに8つの専門職で111の研修ポジションを提供しています。学術医学の分野の中でシャリテが優先する分野は、重点を置いている主たる研究領域である感染症、炎症・免疫(COVID-19の研究を含む)、心血管領域の研究・代謝、神経科学、オンコロジー、再生医療、希少疾患・遺伝学によって浮き彫りになっています。

エクセンシアの将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法で定義された「将来見通しに関する記述」が含まれています。これらの記述には、候補分子の発見と開発の進捗、エクセンシアの技術プラットフォームの開発、エクセンシアとシャリテの戦略的パートナーシップ(シャリテのバイオバンクの設立を含む)の進捗と成功に関するものが含まれます。エクセンシアの目標、計画、期待、財務またはその他の予測、意図、見解を説明する記述は、すべて将来見通しに関する記述であり、リスクを伴う記述と見なされるべきものです。こうした記述は、多くのリスク、不確実性、仮定の影響を受けるものであり、これらのリスク、不確実性、仮定には、COVID-19パンデミックがエクセンシアの製品開発活動の範囲・進展・拡大を含む当社の事業に及ぼし得る影響、エクセンシアとそのパートナーが計画したか進行中の前臨床試験および臨床試験の開始・範囲・進捗ならびにその費用の影響、臨床/科学/規制/技術上の展開、ヒト治療薬として使用された場合に安全かつ有効である製品候補の発見・開発・商業化の過程、かかる製品候補をめぐる事業構築の取り組みが含まれます。これらのリスクおよび不確実性に加え、2022年3月23日に米国証券取引委員会(SEC)に提出したエクセンシアのフォーム20-F年次報告書(ファイル番号:001-40850)のリスク要因のセクションおよびその他のセクションならびにエクセンシアが随時SECに提出するその他の書類(これらはhttps://www.sec.gov/で入手可能)に記載されているその他のリスクおよび不確実性に照らすと、かかる将来見通しに関する記述で検討された事象および状況は発生しない可能性があり、エクセンシアの実際の結果は、そこで予測または暗示されたものとは大きくかつ不利に異なる可能性があります。エクセンシアの将来見通しに関する記述は、当社の経営陣の誠実な判断を反映したものですが、これらの記述は当社が現在把握している事実および要因にのみ基づいています。そのため、これらの将来見通しに関する記述に依拠しないようご注意ください。

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