単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は1.47倍 スポットワーカー平均時給は1,178円、3か月連続で通常バイト時給を上回る

プレスリリース発表元企業:株式会社ツナググループ・ホールディングス

配信日時: 2023-03-22 11:00:00

-ツナググループ・ホールディングス スポットワークマーケットデータレポート(2023年1月度版)-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2023年1月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/202301_spotwork-1/



トピックス



1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2023年1月度求人倍率は1.47倍2.新規ワーク数は、対前年比で+36.9%。主要職種ではコンビニスタッフが+65.5%と伸長3.スポットワーカーの平均時給は1,178円。3か月連続で通常アルバイト平均時給を上回る
1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2023年1月度求人倍率は1.47倍




2023年1月度のスポットワーク求人倍率は1.47倍で、前月比-0.88ポイント/前年比-0.13ポイントとなりました。クリスマスや年末イベントなどがあった2022年12月の繁忙期を終え、多くの職種で求人数が落ち着きを見せております。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4558/266/resize/d4558-266-552ad9606868de7024c5-0.jpg ]


2.新規ワーク数は、対前年比で+36.9%。主要職種ではコンビニスタッフが+65.5%と伸長




景気の先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は前月比-24,447件の80,431件となりました。主要職種では特にコンビニスタッフが42,808件と最も多く、伸び率も前年25,860件から前年比+65.5%と大きな伸びを見せています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4558/266/resize/d4558-266-ff29da85254e3cb8168d-1.jpg ]

3.スポットワーカーの平均時給は1,178円。3か月連続で通常アルバイト平均時給を上回る




2023年1月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,178円。過去最高額を更新した前月より-14円減少しましたが、前年比では+93円と過去最大の増加額となりました。通常のアルバイト平均時給1,142円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では36円高く、3か月連続でスポット時給がアルバイト時給を上回りました。主要職種で比較すると、3業種全てアルバイト時給を上回っていますが、特に倉庫内・軽作業ではスポット1,225円、アルバイト1,162円と、スポットワークの時給が64円高くなっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/4558/266/resize/d4558-266-8c4f4cd32e56a6e26dc9-2.jpg ]

出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2019年1月~2023年1月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2022年(令和4年)10~12月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」

スポットワークマーケットデータレポートとは




・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。
ツナグ働き方研究所とは...



株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)。最新刊「イライラ・モヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)を上梓。https://tsuna-ken.com/
・過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査3.】全国の時給で働く人1000人調査コロナで仕事が減った人は5割に!4月からさらに影響が甚大に!https://tsuna-ken.com/research_report/20200525_1955/【コロナ影響を紐解く調査4.】コロナ起因の求職意識調査いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html【ウィズコロナの多様な仕事観調査1.】若年正社員に聞いた収入面から考える就業意識調査コロナで年収が減った若手社員の8割、女性では9割が収入増を目指す!https://tsuna-ken.com/research_report/income_corona/【ウィズコロナの多様な仕事観調査3.】フードデリバリー就業意識調査Vol.2働く時間は月50時間まで!収入は5万円まででOK! フードデリバリーの仕事は、空いた時間を活かして稼ぎたい志向が鮮明に! https://tsuna-ken.com/research_report/food-delivery_2/【本件に関するお問い合わせ先】ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp

会社概要 株式会社ツナググループ・ホールディングスについて




社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス(東証スタンダード 証券コード:6551)住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階代表者:代表取締役社長 米田 光宏資本金:697,256千円従業員数:699名/グループ合計(2022年9月30日現在)URL:https://tghd.co.jp

ツナググループ・ホールディングスグループは、採用コンサルティング・採用代行をはじめとし、DXリクルーティングや短期単発雇用などの新たな採用手法の導入、その他にも人材募集・定着支援、人材派遣・紹介、業務代行など、企業の人的資本向上実現を目指し、「低生産性を解決する」「採用・雇用成功を実現する」ためのあらゆるサービスをワンストップで提供しています。

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