道具としての "ふた" と人との新しい関係性を探る。京都芸術大学 プロダクトデザイン学科の成果展を3/21(火)よりMEDIA SHOPにて開催。
配信日時: 2023-03-06 10:30:00
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)プロダクトデザイン学科は、2023年3月21日(火)より、道具と人との新しい関係性を探ることを試みる「ふた と 人との新しい関係展」展を京都市河原町三条の「MEDIA SHOP gallery1, gallery2」にて開催します。
■トピックス
・道具としての "ふた" と 人との新しい関係性を探究する「ふた と 人との新しい関係」展をMEDIA SHOP galleryで開催。
・京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 大江孝明 准教授と学生15名が、探究の成果とプロセスを共有する同シリーズの6回目の展示。
・教員のデザインに関する研究手法を学生に手渡しながら、物事の探究と再定義の重要さを伝え、学生の学習環境を再構築する試み。
[画像1: https://prtimes.jp/i/26069/241/resize/d26069-241-563ecb5c39292c72ca56-0.jpg ]
京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 展示「ふた と 人との新しい関係展」
日時:2023年3月21日(火)から 4月2日(日)12時00分から20時00分
場所:MEDIA SHOP gallery1, gallery2 http://www.media-shop.co.jp/
参加学生:プロダクトデザイン学科 15名
「ふた と 人との新しい関係展」
[画像2: https://prtimes.jp/i/26069/241/resize/d26069-241-17993ff18ee39d33db0b-2.jpg ]
ある目的を持って生まれた道具は、今も変わらず同じ関係性を人と結んでいます。しかし、社会の在り方や人々の生活が変わる中で、道具の役割もまた時代につれて変遷しています。例えば、スマホの普及により存在意義が失われつつあるカレンダーや時計。これらも道具としての役割を再定義することで、暮らしの中にある道具の豊かさに気づくことがあります。本展では、道具の役割を再定義することで、道具と人との新しい関係性を探ることを試みます。
今回のテーマは「ふた」です。
ふたは、道具の中ではとても特殊で、ふただけでは機能的な存在意義は無いと言えます。
一番分かり易いのは、鍋のふたです。ふただけ存在していても、ふたとしての使い道は無く、機能は果たせません。鍋という容器があって、初めてその存在は意味を持ちます。もう一つ加えると、ふたは開閉が出来ることが大切な要件となります。
そうやって、改めてふたにフォーカスしていくことで、今まで考えて来られなかった道具としての「ふた」と人との新しい関係性を探究したデザインの成果を発表します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/26069/241/resize/d26069-241-3560f394959f89b28c6f-3.jpg ]
過去取り上げたテーマは、シャツのボタン、時計、壁、カレンダー、箱。人が殆ど無意識に接してこれ以上の道具としての進化を期待していないものだったからこそ、展示を見に来てくれた方々からは、大きな反響があったのだと思います。
今回のふたも同様の道具だからこそご高覧いただき、人と道具の間にある豊かな関係性に目を向けて生活をしてもらえるきっかけとなれば幸いです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/26069/241/resize/d26069-241-422bb1bdd1ee374f77cc-6.jpg ]
大江 孝明 准教授
2002年岡山県立大学工芸工業デザイン学科卒業。コクヨ株式会社に入社。商品開発部門の後、戦略統括部門を担当。2014年より本学教員。
スウェーデンのKONSTFACKや、フィンランドの Metropolia University of Applied Sciences など、海外の大学でも客員教員としてデザインの授業を実施。
研究内容、展覧会、受賞履歴、記事掲載などについては、HPをご覧ください。
https://www.t-oe.info/
■京都芸術大学 プロダクトデザイン学科
車、椅子、コップ、文房具、スマホ、玩具など「モノ」に特化したデザインのスペシャリストを育てます。プロダクトデザインは、形の美しさだけでなく、使いやすさや使う人の気持ち、さらに人々がどんな生活を送れるようになるのかを考えながらデザインする力が必要不可欠です。グローバル企業との連携授業や、海外研修ツアーなどで国際的な目線を持ちながら学び、心遣いと独創性を結びつけて新たな製品を生み出し、世界に発信できるプロを創出しています。
■ 京都芸術大学 https://www.kyoto-art.ac.jp/
13学科23コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:13学科23コース(美術工芸学科、マンガ学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,926名(芸術学部 正科生、2022年5月現在)
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