脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging(R) 」が2022年度グッドデザイン賞を受賞
配信日時: 2022-10-08 20:45:38
脳ドック用プログラムとして初めての受賞。高齢化・認知症課題を含むブレインヘルスケアの予防啓発ソリューション
ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splink(本社:東京都千代田区、代表取締役:青山 裕紀、以下「Splink」)は、当社が開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging(R)」(以下、Brain Life Imaging(R))がこのたび「2022年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。認知症対策、認知機能低下の予防に向けた脳ドック用プログラムとして初めての受賞となります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60865/23/resize/d60865-23-e11aa70c851bef5712ae-3.png ]
高齢化・認知症課題に対するブレインヘルスケア・ソリューションとして、“脳から新しいライフスタイルをデザインする”というコンセプトが評価されました。
認知症は高齢化社会において最も深刻な社会課題の一つ。現在の医療がはらむ技術面・運用面・受診者視点の課題をAI×デザインで解決し、社会実装を実現
認知症は高齢化社会において最も深刻な社会課題の一つであり、国内における患者数は約650万人(潜在含む)、経済損失は年間約14.5兆円とも言われます。加齢に伴って誰しもが発症する可能性がありながら、未だにその特効薬がない認知症。そのため予防への関心が高まっています。
Brain Life Imaging(R)は認知症の予防啓発を目的に、現在の医療がはらむ技術面・運用面・受診者視点の課題を解決します。今まで測定が難しかった海馬を、AI技術の社会実装により数値化することで、脳の健康状態を“見える化”します。また、短時間で出力される、わかりやすい結果レポートによって、多忙な医療機関の検査運用の業務負担を最小限にし、同時に予防啓発として受診者理解を促進します。こうした取り組みを通じて「予防啓発・脳ドック」として社会実装を実現しています。
デザインのポイント:高齢化・認知症課題に対するブレインヘルスケア・ソリューション
[画像2: https://prtimes.jp/i/60865/23/resize/d60865-23-81ee3b13202e1f1da491-2.jpg ]
【デザインのポイント】
1. 自分ごと化されにくい認知症予防を、ブレインヘルスケア(脳の健康促進)としてアプローチ、気付きを提供
2. 専門知識がなくても理解しやすく、経年変化を追う結果レポートで脳の健康の行動変容を促す設計
3. 目視による確認では難しい小指程度の大きさしかない海馬をAI技術により簡単・短時間で測定し体積を算出
記憶の中枢を司る「海馬」領域は認知症の重要な指標の一つとして知られています。しかし、まだ萎縮の少ない受診者の海馬を目視で評価することは困難であり、医療課題でした。Brain Life Imaging(R)は海馬をAIで解析し体積値を算出。年齢の平均体積と比較することによりこの課題を解決します。
これまでの技術では、30分~数日間かかっていた解析~結果レポート出力を、1~3分という短時間で出力。検査当日に結果レポートを提供することもでき、多忙な医療機関の負担を最小限に抑えることにも貢献します。結果レポートは幅広い年齢層にわかるように「専門的な用語を使わず」「視認性を追求する」ことで自分の脳への理解を促進するように設計しています。
提供から3年が経過しますが利用者の約半数が継続的に受診している点で、予防啓発として受診者理解を促進し行動変容の成果につながっています。
審査委員評価コメント
「長生きはしたいが自分を管理できなくなる認知症は、とても怖い病気として位置付けられている。またゆっくりとした脳の変化で起こる認知症は、他の病気と比べ発見・観察することが難しい。この検査システムは頭部MRI画像をAIで解析し海馬を測定・可視化するので、新たな機器を使って測定するわけでもなく、脳ドックの延長線上で受けることのできる障壁の低い健康診断である。健康時から毎年受けることにより脳の変化を知ることができるので、早期症状が出る前に予防としての行動を起こすことができる。改善のためのアドバイスは、明快なグラフィックで表記された図やイラストを使って、わかりやすい解析結果レポートが出され脳に良い行動や生活習慣の改善等が提示される。加齢に伴い誰もが発症する可能性のある認知症。高齢化社会において不安と向き合う一つのソリューションとして魅力ある取り組みだと思う。」
「2022年度グッドデザイン賞」受賞内容
受賞対象 :AI、医療機器、脳ドック用AIプログラム[脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging(R)」]
受賞カテゴリ :医療用機器・設備
受賞企業 :株式会社Splink
プロデューサー:株式会社Splink 代表取締役 青山裕紀
ディレクター :株式会社Splink R&Dチーム 主任研究員 笠井 航(PhD)
デザイナー :株式会社Splink プロダクトマネージャー 兼 UI・UXデザイナー 紫藤 浩史
■脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging(R)」紹介ページ
https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/
■グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/53716
グッドデザイン賞について
[画像3: https://prtimes.jp/i/60865/23/resize/d60865-23-5a8725b8571910bcf76f-4.png ]
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。
グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。(グッドデザイン賞公式サイトhttps://www.g-mark.org/about/より)
脳ドック用プログラム「Brain Life Imaging(R)」について
[画像4: https://prtimes.jp/i/60865/23/resize/d60865-23-2cdcd8fde60c331e4ba3-1.jpg ]
記憶の中枢を司る「海馬」を測定し、脳の健康状態を「見える化」。
認知症予防を促す脳ドック用AIプログラム
本プログラムは、脳MRIをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す、脳ドック用AIプログラムです。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供します。
2022年10月現在、横浜市立市民病院や新百合ヶ丘総合病院、桜十字福岡病院、倉敷中央病院付属予防医療プラザなど全国の病院・クリニックにおいて幅広く採用いただいております。
一般の方向けページ:
https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/index.html
株式会社Splinkについて
[画像5: https://prtimes.jp/i/60865/23/resize/d60865-23-ebe5fbefac38580051b9-0.png ]
「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、認知症をはじめとするブレインヘルスケア領域において、認知症の予防から診断まで一貫したソリューションをワンストップで医療機器プログラムの開発、提供をおこなっています。脳MRIをAIで解析し、脳の中でも記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすいレポートを届けることで気づきを促す「脳ドック用AIプログラム Brain Life Imaging(R)」、脳MRIより脳の減少度を定量・数値化することで診断に役立つ情報を提供し、診断支援をおこなう「脳画像解析プログラム Braineer(R)」を主力製品として提供しています。
会社名 :株式会社Splink
本社所在地 :東京都千代田区霞が関3丁目3−2 新霞が関ビル18階
事業内容 :ブレインヘルスケア事業、ヘルスデータ基盤事業
設立 :2017年1月
代表取締役 :青山 裕紀
URL :https://www.splinkns.com/
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