人物画の名品を味わう展覧会「一笑(いっしょう)一顰(いっぴん) ~日本美術に描かれた顔~」を開催します

プレスリリース発表元企業:公益財団法人 大和文華館

配信日時: 2022-08-12 16:00:00

重要文化財 佐竹本三十六歌仙絵断簡小大君像 鎌倉時代

重要文化財 維摩居士像 文清筆 室町時代

重要文化財 中村内蔵助像 尾形光琳筆 江戸時代中期

近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2022年8月19日(金)から10月2日(日)まで、展覧会「一笑(いっしょう)一顰(いっぴん) ~日本美術に描かれた顔~」を開催いたします。
“一笑一顰(いっしょういっぴん)”とは、微笑んだり眉を顰(ひそ)めたりといった、ちょっとした表情の変化のことを指します。人物の喜びや不快感を、顔や仕草であからさまに描き出した絵画がある一方で、描かれた表情だけではその思いを読み取ることが難しい作品もあります。
展覧会では、大和文華館所蔵の人物画の数々に、印象的な顔の描かれた作品を加えて展示します。作品の背景となる物語や解釈もあわせてご紹介しながら、日本美術に描かれた人びとの表情にあらわれた美しさや魅力に迫ります。顔や仕草に注目して鑑賞することで、彼ら彼女らがより身近に見えてくるのではないでしょうか。一笑一顰を見逃さないように目を凝らしながら、名品の数々をお楽しみください。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/321650/img_321650_1.jpg
重要文化財 佐竹本三十六歌仙絵断簡
小大君像 鎌倉時代

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/321650/img_321650_2.jpg
重要文化財 維摩居士像
文清筆 室町時代

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/321650/img_321650_3.jpg
重要文化財 中村内蔵助像
尾形光琳筆 江戸時代中期

※作品はいずれも部分画像です。


<1> 展覧会詳細について
1.名称 一笑一顰 ~日本美術に描かれた顔~
2.会期 2022年8月19日(金)~10月2日(日)
3.休館日 毎週月曜日(ただし、9月19日〈祝〉は開館し、翌20日〈火〉が休館)
4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
5.入館料 一般 630円、高校・大学生 420円、小学・中学生 無料
6.主催 大和文華館
7.出陳品数 46件

主な展示作品
すべて大和文華館蔵
●=国宝、◎=重要文化財、○=重要美術品
【物語絵】
●寝覚物語絵巻(平安時代後期)
◎源氏物語浮舟帖(鎌倉時代)
伊勢物語図色紙六段芥川 伝俵屋宗達筆(江戸時代前期)
【歌仙絵】
◎佐竹本三十六歌仙絵断簡小大君像(鎌倉時代)
三十六歌仙絵敦忠像 伝岩佐又兵衛筆(江戸時代前期)
三十六歌仙図屏風(江戸時代中期)
【道釈画】
◎維摩居士像 文清筆(室町時代)
◎呂洞賓図 雪村筆(室町時代)
寒山図 俵屋宗達筆(江戸時代前期)
【肖像画】
一休宗純像 伝曽我蛇足筆(室町時代)
龍湫周沢像 古幢周勝賛(室町時代)
◎中村内蔵助像 尾形光琳筆(江戸時代中期)
【美人画】
◎婦人像(桃山時代)
舞妓図(江戸時代前期)
○美人図 宮川長春筆(江戸時代中期)


<2> 展覧会会期中のイベントについて
1.特別講演「王朝歌人の表情―佐竹本三十六歌仙絵『小大君』から―」
(1)日時・場所 8月28日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 京都国立博物館研究員 井並林太郎氏

2.日曜美術講座「館蔵品に見る『引目鉤鼻』で描かれた顔」
(1)日時・場所 9月18日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館学芸員 仁方越洪輝

3.講座 美術の窓 連続講座「写楽―美醜を超えて―」
第2回「第2期以降の写楽の役者絵~寛政6年(1794)7月から退場まで」
(1)日時・場所 9月4日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館館長 浅野秀剛

4.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日午後2時から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部

※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、列品解説がスライド解説になる可能性があります。
※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の最大定員は100名です(先着順)。



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