フェリングが微生物叢ベースのライブバイオ治療薬RBX2660に関する米国FDA諮問委員会会議の開催を発表
配信日時: 2022-08-10 20:45:00
ワクチン・関連バイオ医薬品諮問委員会が2022年9月22日に開催される
RBX2660は、抗生物質治療後の再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症を低減する潜在力について研究されている微生物叢ベースのライブバイオ治験薬
(スイス・サンプレ & 米ニュージャージー州パーシッパニー)-(ビジネスワイヤ) -- フェリング・ファーマシューティカルズは本日、米国食品医薬品局(FDA)のワクチン・関連バイオ医薬品諮問委員会(VRBPAC)が2022年9月22日に会議を開き、抗生物質治療後の再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)を低減する潜在力について研究されている微生物叢ベースのライブバイオ医薬品RBX2660について、生物学的製剤承認申請(BLA)を裏付けるデータを検討すると発表しました。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20220809005222/ja/
フェリング・ファーマシューティカルズ(米国)の最高科学責任者(CSO)であるエリザベス・ガーナーは、次のように述べています。「腸内微生物叢は非常に多様な微生物群集であり、人間の健康に不可欠な役割を担っています。新たな研究により、再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症などの重病を含むさまざまな症状への対処に微生物叢を活用することの有望性が示されています。再発性 CDI の繰り返しは公衆衛生上の大きな負担となっており、フェリングはこの未充足ニーズに対処するために取り組んでいます。」
FDAは諮問委員会会議の様子をFDAのユーチューブページでライブストリーミングする予定ですが、会議はFDAのウェブサイトからもウェブキャストで配信されます。
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症について
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は潜在的な致死力を持つ重篤疾患であり、世界中の患者に影響を及ぼしています。クロストリディオイデス・ディフィシルは、重症の下痢、発熱、腹部の圧痛ないし疼痛、食欲減退、悪心、大腸炎(大腸の炎症)などの衰弱性の症状をもたらす細菌です1。CDIは、米国疾病対策予防センター(CDC)が緊急かつ即時の対応が必要な公衆衛生上の脅威であると宣言し、米国だけで毎年推定50万人の罹患者と何万人という死亡者を出しています1,2,3。
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症は、再発の悪循環の開始点となる場合があり、患者と医療システムに大きな負担をかけています4,5。CDI症例の最大35%は最初の診断後に再発し、再発を経験した患者はさらなる感染リスクが大幅に高くなると推定されています6,7,8,9。初回の再発後、最大65%の患者が再発を繰り返す可能性が推定されています8,9。
RBX2660について
RBX2660は微生物叢をベースとするライブバイオ治験薬であり、抗生物質治療後の再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症を低減する潜在力についての研究が行われています。RBX2660は、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック、希少疾病用医薬品、画期的治療薬の各指定を受けています。RBX2660はフェリング子会社のリバイオティクスが開発しました。
フェリング・ファーマシューティカルズについて
フェリング・ファーマシューティカルズは、研究主導型の特殊バイオ医薬品企業グループとして、世界中の人々が健康な家庭を築き、より良い生活を送っていただけるよう貢献することに傾倒しています。スイスのサンプレに本社を置くフェリングは、不妊症と産婦人科、消化器科と泌尿器科の専門分野におけるリーダー企業です。フェリングは、50年以上にわたり母子向けの治療薬開発を手掛け、受胎から出産までに対応する治療薬ポートフォリオを有しています。1950年設立の非上場企業であるフェリングは現在、世界各国で約6000人の従業員を擁しており、50カ国以上で事業子会社を所有し、110カ国で製品を販売しています。
詳細についてはwww.ferring.comをご覧いただくか、ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ユーチューブで当社の情報をご覧ください。
フェリングは、再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症の脅威をはじめとして、微生物叢とヒトの健康との間の極めて重要なつながりの追究に傾倒しています。フェリングは、微生物叢をベースの新規治療薬を開発することで、未充足の重要ニーズに対応し、人々がより良い生活を送れるよう貢献しています。当社のツイッターおよびリンクトインにおける微生物叢治療薬開発専門チャンネルをご覧ください。
References:
Centers for Disease Control and Prevention. What Is C. Diff? 17 Dec. 2018. Available at: https://www.cdc.gov/cdiff/what-is.html. (米国疾病対策予防センター、「クロストリディオイデス・ディフィシルとは何か」)Centers for Disease Control and Prevention. Biggest Threats and Data, 14 Nov. 2019. Available at: https://www.cdc.gov/drugresistance/biggest-threats.html(米国疾病対策予防センター、「最大の脅威とデータ」)Fitzpatrick F, Barbut F. Breaking the cycle of recurrent Clostridium difficile. Clin Microbiol Infect. 2012;18(suppl 6):2-4.Centers for Disease Control and Prevention. 24 June 2020. Available at: https://www.cdc.gov/drugresistance/pdf/threats-report/clostridioides-difficile-508.pdf. (米国疾病対策予防センター)Feuerstadt P, et al. J Med Econ. 2020;23(6):603-609.Riddle DJ, Dubberke ER. Clostridium difficile infection in the intensive care unit. Infect Dis Clin North Am. 2009;23(3):727-743.Nelson WW, et al. Health care resource utilization and costs of recurrent Clostridioides difficile infection in the elderly: a real-world claims analysis. J Manag Care Spec Pharm. Published online March 11, 2021.Kelly, CP. Can we identify patients at high risk of recurrent Clostridium difficile infection? Clin Microbiol Infect. 2012; 18 (Suppl. 6): 21–27.Smits WK, et al. Clostridium difficile infection. Nat Rev Dis Primers. 2016;2:16020. doi: 10.1038/nrdp.2016.20.Leong C, Zelenitsky S. Treatment strategies for recurrent Clostridium difficile infection. Can J Hosp Pharm. 2013;66(6):361-368.本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
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