キュリオン社、エネルギー省出身のベテランを福島プロジェクトのために採用

プレスリリース発表元企業:Kurion, Inc.

配信日時: 2014-06-17 01:18:00

マシュー・マコーミックが日本のタンク水処理プロジェクトを監督

(カリフォルニア州アーバイン)- (ビジネスワイヤ) -- 放射性物質と有害廃棄物の管理についてイノベーションを生み出してきたKurion, Inc.は、マシュー・マコーミックをプロジェクト責任者に任命したことを発表しました。マコーミックは、エネルギー省(DOE)の数百万ドル規模のハンフォード放射性廃棄物サイト浄化を監督し、32年間にわたる公職のキャリアを締めくくりました。7月より、マコーミックは、福島第一原子力発電所への新しいモバイル型ストロンチウム除去装置の展開を監督します。

Kurionプロジェクト責任者、マシュー・マコーミック (写真:ビジネスワイヤ) Kurionプロジェクト責任者、マシュー・マコーミック (写真:ビジネスワイヤ)

キュリオン社の創設者であり社長を務めるジョン・レイモントは、次のように述べています。「マシューをキュリオン社チームに迎え入れることができ、たいへん光栄に思います。マシューは、福島での作業に直結する上級プロジェクトおよびプログラム管理ノウハウを提供してくれるでしょう。」

さらに続けて、「マシューは、モバイル型ストロンチウム除去装置の試運転および運転の監督を担当します。これまでシステムの概念、設計、製造を監督してきたプロジェクト責任者のデビッド・カールソンは、廃棄物管理ノウハウが要求される別の国際プロジェクトの指揮にあたります」と説明しています。

マコーミックは、ワシントン州リッチランド近くのハンフォード・サイト、サウスカロライナ州エイケン近くのサバンナリバー・サイト、コロラド州デンバー近くのロッキーフラッツ・サイトで指揮にあたってきたことで、国内的に認められています。最近では、2010年から2014年6月6日まで、DOEのリッチランド事業の管理者を務めました。この役職では、10億ドルを超える年間予算、586平方マイル以上の敷地面積、1,500以上の設備および廃棄物サイト、9基のプルトニウム原子炉、2,300トンの使用済核燃料、20トンの残留プルトニウムが含まれる世界最大規模の最も複雑な除染および廃止措置プロジェクトの1つを管理してきました。

ハンフォードでは、ハンフォード・サイト浄化完了フレームワークの共同作成者および上級発行人を務めました。同フレームワークでは、ハンフォード・サイトの全体的な手法、戦略、優先事項、課題、1分間に合計2,000ガロンを超える処理能力を持つ3基の新規地下水ポンプ処理設備の設置および運転、ハンフォードで最大のプルトニウム生産炉であるN原子炉の中間安全貯蔵施設への配置、700万トンを超える汚染土壌と建屋がれきの除去および処分が取り上げられています。

キュリオン社のプロジェクト責任者に新しく就任したマシュー・マコーミックは、次のように述べています。「Kurionの最先端の実証された世界的な業務範囲に魅力を感じました。エネルギー省では、国内で最も厳しい放射性廃棄物業務のいくつかにかかわってきましたが、このたび、福島のようなサイトに経験を提供し、世界中の放射性廃棄物および有害廃棄物浄化を進められることを楽しみにしております。」

キュリオン社のCEOを務めるビル・ギャロは、次のように述べています。「マシューの能力がKurionに加わり、当社が高度な国際プロジェクトを実施できるようになったことを嬉しく思います。マシューの卓越した管理および運営の実績は、キュリオン社が世界中で追求しているプロジェクトと市場に提供する経験を補強するものです。」

マコーミックの退職の知らせを受けて、ワシントンD.C.からワシントン州に感謝の言葉が寄せられています。ドク・ヘースティング下院議員は、「マシューはリッチランドでの浄化作業を順調に実施しただけでなく、ハンフォードを根気強く支えてきてくれました」と述べています。2014年6月3日の米国上院議場で、パティ・マレー上院議員は、次のように述べました。「マコーミック氏は、2015年ビジョンに基づく沿岸での浄化プロジェクトに重点的に取り組むことによって、コロンビア川を保護し、ハンフォード・サイトの放射能フットプリントを軽減するための道筋を推進するチームに参加しました。その任期中、冷戦終結後にプルトニウム最終処理プラントに残ったプルトニウムが安定化、梱包され、敷地外のワシントン州外に出荷されました。最初の原子炉区域であるF原子炉で浄化が完了し、9基のうちの合計7基の原子炉が中間安全貯蔵状態に置かれました。」マリア・キャントウェル上院議員は、マコーミックの貢献、特にハンフォード・サイトとB原子炉への公開見学の機会を増やしたことに謝意を示しました。

マコーミックは、米国海軍の原子力技術者としてキャリアを開始し、海軍原子力発電所のオーバーホール、修理、燃料取替、試験を担当しました。1988年に上級原子力技術者としてDOEに入省し、コロラド州ゴールデンにあるロッキーフラッツ現場事務所に配属されました。そこに10年間勤務し、原子力運転の技術監督を担当し、複数の指導的役割を担いました。2000年、マコーミックは、リッチランド事業所の環境修復部長に任命され、2003年にサイトの中央台地の副管理者となりました。2010年にリッチランド事業所の所長に任命され、今月初めに退職するまで勤務しました。マコーミックは、モンタナ州立大学で工学理学士の学位を取得しました。現在はワシントン州リッチランドに在住しています。

KURIONについて

キュリオン社は、放射性有害廃棄物にアクセスし、分離し、安定化させ、環境中から隔離する技術ソリューションを構築しています。Kurionは、世界で最も困難な廃棄物サイトに対処する技術基盤を提供しています。キュリオン社は2008年に創立され、エネルギー分野の大手投資家であるLux CapitalFirelake Capital ManagementAcadia Woods Partnersの投資を受けています。キュリオン社はカリフォルニア州アーバインを拠点とし、ワシントン州リッチランド、テキサス州ヒューストン、コロラド州ラブランド、東京で施設を運営しています。詳細については、www.kurion.com/jpをご覧ください。





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連絡先
For Kurion, Inc.
Katie Wood Znameroski
Phone: +1 (650) 801-7952
Fax: +1 (650) 508-8336
Katie.Wood@Zenogroup.com
www.kurion.com

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