年々増加するがん患者が求めていた「皮膚障害」について解説する初の一般書!
配信日時: 2022-04-20 11:00:00
株式会社小学館クリエイティブは、新刊『がんサバイバーのための皮膚障害セルフケアブック』を4月20日(水)に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13640/1634/resize/d13640-1634-71156884f85c07c2ad7b-0.jpg ]
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『がんサバイバーのための
皮膚障害セルフケアブック』
編者:日本がんサポーティブケア学会
Oncodermatology(オンコダーマトロジー)部会
定価:1,870円(税込)
発売日:2022年4月20日(水)
ISBNコード:978-4-7780-3800-7
発売:小学館
発行:小学館クリエイティブ
https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b601543.html
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生活の質を大きく低下させる皮膚障害。がん治療を続けるためにも対策を
がんの治療(薬物療法や放射線療法)によって、皮膚や爪、髪などに起こるトラブルを総称して「皮膚障害」とよびます。がん治療の副作用というと、脱毛や吐き気などを思い浮かべる人が多いと思われますが、そのほかにも皮膚が乾燥してひび割れる、手のひらや足の裏に水ぶくれができる、爪の周りが腫れて痛みをともなう…など多様な症状があります。
がん治療を受けながら仕事を続けたり家事をしたりする患者さんにとって、「足の裏が痛くて歩けない」「指先が腫れて、着替えやスマートフォンの操作がつらい」といった症状は生活の質を低下させ、ひいては治療に対する意欲まで減退させかねません。
本書はそのような皮膚障害について、「なぜ起こるのか」「どのような経過をたどるのか」「予防やケアの方法は?」といった情報を一般の人にもわかりやすく解説する、初めての本です。
情報を求めているがん患者さんが、男女問わず増加中
がんは「日本人の2人に1人はかかる」といわれます。がん治療を受けながら仕事を続けているがんサバイバー(がん治療中の方や治療を終えた方などすべての「がん経験者」)の人数も増えていて、2016年の調査では男女合わせて36万5000人。今後もさらに増えることが予想されます。
以前は入院して治療を受ける患者さんが多かったことや、「命にかかわる副作用ではない」と思われていたこともあり、皮膚障害の予防や対策についてはあまり注目されていませんでした。実際、患者さんからは「忙しそうな主治医には、皮膚のことまで相談しにくい」「どこに相談すればよいかわからない」といった声が上がっています。ウィッグやカバーメイクについての女性向けの書籍は数点発行されているものの、皮膚障害全般についてわかる一般向けの書籍はありませんでした。そこで今回企画されたのがこの本です。
症例写真で自分の重症度を比較できる、予防やケアのポイントがわかる
本書では、それぞれの皮膚障害の発症のしくみや症例を、イラストや写真でわかりやすく解説します。
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▲手足症候群は代表的な皮膚障害で、手のひらや足の裏の腫れ・痛みが特徴です。重症度に応じたケアの方法や、予防のポイントなども具体的に紹介します。
このほか「育毛剤や美白化粧品を使っても大丈夫?」「ウィッグをつけた自分にどうしてもなじめない」「近所や職場の人に、皮膚障害のことをどのように伝えればよい?」など、患者さんの疑問や悩みに答えるQ&Aのコーナーもあります。
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▲「脱毛に備えて、髪の毛はそってしまったほうがいい?」「眉毛が抜けたので、アートメイクをしてもいい?」など、患者さんの疑問に答えるQ&Aコーナー。
患者さんの代表も企画段階から参加、知りたかった情報がこの1冊に
編者は日本がんサポーティブケア学会のOncodermatology(オンコダーマトロジー)部会。がん支持療法(がんの症状や治療による副作用を軽減・予防する治療)の研究や普及を促進する学会の中の、皮膚障害を専門とする部会です。
また、がん経験者の復職サポートや各種講演会の企画運営を行うキャンサー・ソリューションズ株式会社(CANSOL)の桜井なおみ代表取締役社長も本書の構成に全面協力しており、患者さん目線が加わった実践的な内容となっています。
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