樹齢350年!多田神社に唐椿の花が咲く
配信日時: 2022-04-06 11:04:51
直径約10~20センチ、100輪以上の花が咲き誇る
4月に入り、多田神社(多田院多田所町1-1)境内の樹齢約350年とされる唐椿(キャプテンロー:中国雲南地方の亜熱帯地域が原産)が見頃を迎え、100輪以上の花が壮麗な姿を見せている。今年は3月の下旬に開花し始めたという。見頃は4月中旬頃まで。
[画像: https://prtimes.jp/i/98199/4/resize/d98199-4-aae16b258021d69110c2-0.jpg ]
唐椿が立つのは、神社境内拝殿横で、高さは約7メートル。直径10センチ程度の大きな淡い紅色の花が咲く。
多田神社は天禄元年(970年)に清和源氏の祖、源満仲(みなもとのみつなか)公が創建した多田院に由来。寛文年間(1661年~1673年)、当時多田院の檀家であった薩摩藩主の島津家が、この唐椿を贈った。神社16,000坪の境内には、120種類200本を超える椿が点在し、中でも唐椿はその存在感が大きい。
多田神社禰宜の齋木竜也さん(さいき たつや)は「今年の開花は例年並みで、これから暖かくなるにつれ、ますます艶やかな花を咲かせるでしょう」などと話している。
※多田神社(旧多田院)
第五十六代清和天皇の曾孫、満仲公をはじめ、頼光、頼信、頼義、義家の五公を祀っていることから、源氏発祥の地といわれている。源家祖廟の寺として鎌倉・室町・江戸の歴代幕府の崇敬を受けた。現在の社殿は、徳川4代将軍家綱により再興されたもので、本殿・拝殿・随神門は国指定の重要文化財となっており、南大門、東西門などは兵庫県指定文化財、境内は国指定の史跡となっている。川西市が「清和源氏発祥の地」と謳うのも同神社にちなむもの。
※唐椿
ツバキ科の常緑小高木。中国雲南省の原産で、一重の花が咲くヤマトウツバキの園芸品種。春、桃色から赤色の大輪の花が咲く。
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