双日、使用済みプラスチック容器の効率的な回収・リサイクルの実現に向け、川崎市内マンションにて検証プロジェクト『POOL PROJECT KAWASAKI』を開始

プレスリリース発表元企業:双日株式会社

配信日時: 2022-02-08 13:06:43

~水平リサイクルによる、より高度な資源循環の実現を目指す~

双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、Enevo Japan株式会社(以下「Enevo」)、花王株式会社(以下「花王」)、凸版印刷株式会社(以下「凸版印刷」)、レコテック株式会社(以下「レコテック」)と協力し、神奈川県川崎市内のマンションにて、家庭から出る使用済みプラスチック容器の効率的な回収および水平リサイクル(※1)の実現に向けた検証プロジェクト『POOL PROJECT KAWASAKI』(以下「本プロジェクト」)を開始しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/73843/64/resize/d73843-64-50b11ee76517fafe3ef8-0.png ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/73843/64/resize/d73843-64-a99fcd2e5cc1f9ba117f-1.jpg ]


「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2021年6月に公布され今年4月1日に施行予定であることから、プラスチック製容器包装などの製造・販売・提供事業者(以下「製造事業者など」)による家庭から出る使用済みプラスチック容器の分別回収・リサイクルがさらに加速することが期待されます。

一方、家庭から出るプラスチック容器の分別回収・リサイクルには、以下の課題が残されています。

1. 分別回収・リサイクルにかかるコストが依然として大きいこと
2. 回収率を上げることが難しく、十分な量を回収できないこと

今後、分別回収・リサイクルをさらに加速させるためには、持続可能なコストで、再製品化に十分な量を安定的に分別回収・リサイクルできる仕組みの構築が急務です。
 
本プロジェクトの目的は、上記仕組みの構築および家庭から出るプラスチック容器の再製品化を通して、より高度な資源循環を実現させることです。本プロジェクトでは、2022年度以降の取り組み拡大に向け、具体的に以下項目を検証します。


排出元に近い場所における回収による効果検証
家庭から出るプラスチック容器の排出元であるマンションに3タイプ(つめかえパック、お菓子・野菜などの包装材、ボトル容器)の回収ボックスを設置し、回収率および回収状況のモニタリングをおこないます。
回収品目ごとの水平リサイクルの実現性
つめかえパックは花王、お菓子・野菜などの包装材は凸版印刷、ボトル容器は双日にて水平リサイクルを検証し、水平リサイクル実現に向けた課題抽出と解決策を検討します。
IoTデバイスや宅配物流などの活用による収集運搬の効率化
レコテックの資源循環プラットフォーム“POOL”(※2)とEnevoのセンサーデバイス(※3)を活用し、リアルタイムで回収ボックスの堆積量を可視化します。また、宅配物流などを活用した効率的な収集運搬の実現性について検討します。




実証期間:2021年11月22日(既に開始済)~2022年3月18日(予定)



フェーズ1:回収・状況調査
フェーズ2:回収品の運搬・選別・リサイクル



実証場所:メイフェアパークス溝の口(川崎市高津区)、双日武蔵小杉社宅(川崎市中原区)、双日百合ヶ丘社宅(川崎市麻生区)


[画像3: https://prtimes.jp/i/73843/64/resize/d73843-64-0ee92a914dbb05786ef7-2.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/73843/64/resize/d73843-64-3a8083e4e7bbe18feca2-3.png ]


2022年度以降、本プロジェクトの検証結果を踏まえ、川崎市をはじめとする自治体とともにさらに規模を拡大し、多くの製造事業者などが参入できる分別回収プラットフォームを構築させ、持続可能なコストで再製品化に十分な量を安定的に分別回収・リサイクルできるような仕組みづくりを加速します。

双日は、本プロジェクトを含むリサイクル事業などの脱・低炭素ビジネスの構築・拡大を通して、脱炭素社会・持続可能な社会の実現に貢献していきます。

(※1)水平リサイクル:使用済みの製品を回収し再資源化して、元の製品を製造することです。
(※2)資源循環プラットフォーム“POOL”:レコテックが開発した再生資源循環プラットフォームです。プラスチックをはじめとする再生資源を持続的に循環させるために必要な「品質」「コスト」「調達量」「トレーサビリティ」の情報を可視化し、一元管理することができます。
(※3)Enevoのセンサーデバイス:超音波センサーを用いて回収ボックス内の堆積率を可視化し遠隔での確認も可能にすることで、回収タイミングの最適化を実現します。

(ご参考)
【Enevoの概要】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/64_1_05e20f837f25d6692a0f5f360236259d.jpg ]

【花王の概要】

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/64_2_06756bb3043b8d556ddb45447774d9bf.jpg ]

【凸版印刷の概要】

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/64_3_1fddbfeb19a4d16241dbc87febf83caa.jpg ]

【レコテックの概要】

[表4: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/64_4_38bb04606424cd5ed908dc32d9f0abb6.jpg ]


【関連リリース】
● 2021年1月25日付リリース
「双日、サーキュラーエコノミー実現に向けた再生資源循環プラットフォームを構築するレコテック株式会社に出資」
https://www.sojitz.com/jp/news/2021/01/20210125.php

● 2021年11月9日付リリース(レコテックによるリリース)
「資源循環プラットフォーム”POOL”を新たにローンチしました。」
https://recotech.co.jp/%e8%b3%87%e6%ba%90%e5%be%aa%e7%92%b0%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a0pool/ 

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