イミュニティリサーチ株式会社と独・ベーリンガーインゲルハイム 社とのがん治療に対する新規バイオマーカーに関する非独占のライセンス契約締結について
配信日時: 2022-01-31 08:00:00
イミュニティリサーチ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:安河内正文)は、2022年1月28日、独・ベーリンガーインゲルハイム社 との間で、「癌治療に対する応答を予測するためのバイオマーカー」を発明の名称とする特許(PCT/JP2021/032852)(以下「本特許」※といいます。)について、イミュニティリサーチ株式会社が、独・ベーリンガーインゲルハイム 社に対して非独占のライセンスを許諾する契約を締結しましたので、お知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/59597/4/resize/d59597-4-d584ea7b204178789665-0.jpg ]
免疫チェックポイント阻害剤は、様々ながんに高い効果を発揮することが知られており、世界中で大きな注目を集めています。一方で、同じがんの患者様に対してでも、薬剤効果を示す場合も示さない場合もあるため、投与前にその効果を予測することができれば、対象の患者様にとって、より治療効果が高いと期待する薬剤を選択できることになります。
埼玉医科大学国際医療センター呼吸器内科各務博教授は、がん患者の血液中のリンパ球を調べることによって免疫チェックポイント阻害剤の効果はCD62L(low) CD4 T細胞が関与することを発見し、2017年のASCOで発表しておりました(特許成立済)。続いて、免疫プロファイリングの手法で血液細胞を調べたところ、CD62L(low) CD4 T細胞を分類することができ、その中にがん免疫に深く関わる2種類の細胞があることが明らかになりました。つまり、この2種類のT細胞が多い患者様は、免疫チェックポイント阻害剤に高く反応し、この薬剤の効果を事前予測できることがわかりました。この2種類の細胞数の測定は最初の発明CD62L(low)CD4の測定よりも容易であり、また直接がん免疫に関わる細胞であると考えられます。
※本特許は学校法人埼玉医科大学が特許権者であり、イミュニティリサーチ株式会社が再実施許諾権付独占的通常実施権を有しています。
<お問い合わせ先>
イミュニティリサーチ株式会社 経営管理本部 米山
TEL: 03-6268-0787
e-mail:info@imtr.jp
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