国際的指標「サステナビリティ・リンク・ローン原則」に則る借入のお知らせ

プレスリリース発表元企業:いちご

配信日時: 2021-12-17 15:20:11

当社は、長期VISION「いちご2030」のとおり、従来の心築(※1)を軸とした事業モデルをさらに進化させ、「100年不動産」へチャレンジするとともに、地域および地球に優しいクリーンエネルギー事業を積極的に推進しており、サステナブルな社会を実現するための「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を目指しております。
こうした当社の取り組みをご評価いただき、本日、株式会社みずほ銀行(以下、「みずほ銀行」という。)が組成したサステナビリティ・リンク・ローンによる借入限度額130億円を設定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
(※1)
 心築(しんちく)とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本における「100年不動産」の実現を目指しております。


1. サステナビリティ・リンク・ローンの概要
サステナビリティ・リンク・ローンは、国際的な指標である「サステナビリティ・リンク・ローン原則」に則り、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長を促進し、支援するための仕組みであり、借り手により事前に設定された野心的なサステナビリティ・パフォーマンス目標の達成、過程の情報公開等が条件として付与されています。

本サステナビリティ・リンク・ローンにおいては、「2025年までに当社および当社が運用する上場投資法人(いちごオフィス8975、いちごホテル3463)が保有する不動産にて消費する電力を100%再生可能エネルギーにする」というRE100(※2)目標の達成に応じて借入条件が変動するインセンティブが付与されています。

(※2)
RE100とは、世界で影響力のある企業が、自らの事業で使用する電力を、発電時にCO2を排出しない太陽光、風力、水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーで100%調達することにコミットし、将来的に脱炭素(カーボンニュートラル)社会に移行することを目的とする国際イニシアティブです。

2. いちごの取り組みにおける評価
当社では、「クライメート・ポジティブ」の実現を目指し、温室効果ガスの排出量削減とともに、当社のクリーンエネルギー事業による再生可能エネルギーの創出に全力で取り組んでおります。

また、当社は人類、社会そして地球の一員として、「サステナブル経営」の実現を重要な経営課題としております。企業の存在意義は社会貢献であるという考えのもと、社会をより良い状態で次世代へ継承するため、「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を図るとともに、事業活動を通じて社会的責任を果たしてまいります。

本サステナビリティ・リンク・ローンにおいては、株式会社格付投資情報センター(以下、「R&I」という。)からサステナビリティ・リンク・ローン原則への適合性と設定目標の合理性について評価レポートを取得しており、主に以下のとおりにご評価いただきました。

【R&Iによる当社の評価ポイント】
いちごの不動産事業、不動産事業から発展したクリーンエネルギー事業は、人々の暮らしに密接に関わっており、人々の生活を支える社会インフラであり、生活インフラであると認識している。「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を果たすための施策の一環としてRE100に加盟し、その目標達成年限を2025年とすることは、RE100に加盟する他社比較においてトップレベルであり、十分に野心的な目標であるとともに、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及、推進ならびにカーボンニュートラルに貢献する有意義な内容である。

3. 本借入の概要
本サステナビリティ・リンク・ローンは、リボルビング(枠内で繰り返し借入可能)であり、今後の不動産取得において有効活用してまいります。

(1)サステナビリティ・リンク・ローンA
1. 借入限度額:90億円
2. 借入先:みずほ銀行
3. 引出期間:2021年12月17日から2025年12月17日(4年間)
4. 最終返済期日:2031年12月17日(10年間)
5. 担保:無担保
6. 契約締結日:2021年12月17日

(2)サステナビリティ・リンク・ローンB
1. 借入限度額:40億円
2. 借入先:みずほ銀行、朝日信用金庫、滋賀銀行、静岡銀行、広島銀行、福邦銀行
3. 引出期間:2021年12月17日から2024年12月17日(3年間)
4. 最終返済期日:2028年12月17日(7年間)
5. 担保:無担保
6. 契約締結日:2021年12月17日

※ 本サステナビリティ・リンク・ローンにおける金利につきましては、借入先との取り決めにより非開示とさせていただきます。

4. 今後の見通し
本取り組みによる2022年2月期の当社連結業績に与える影響は軽微ですが、当社の財務基盤のさらなる強化に資するものと考えております。

【ご参考】
※ みずほ銀行 リリース www.mizuhobank.co.jp/index.html
本日発表「いちご株式会社に対する「サステナビリティ・リンク・ローン」の実行について」
※ R&Iリリース www.r-i.co.jp/rating/esg/sustainabilityfinance/index.html
本日発表「セカンドオピニオン」

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