ソリトン、高画質モバイルライブ中継システムSmart-telecaster HDをソチオリンピック向けにレンタル

プレスリリース発表元企業:株式会社ソリトンシステムズ

配信日時: 2014-02-03 17:30:00

株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田 信夫、以下 ソリトン)は、2月7日からロシアのソチで開催される冬季オリンピック大会に向け、テレビ中継をする放送局を対象に、モバイル映像伝送システム“Smart-telecaster HD”(以下 STC HD)の、機材レンタルから設定、問合せサポートなどのグローバル運用サービスを開始します。


STC HDは、HDカメラで撮影した映像を、3GやLTEなどの公衆モバイル回線を介して、ソリトン独自の技術(*)で、リアルタイムに高品質な映像配信ができるソリューションです。フルHD解像度(1920x1080)での映像入出力に対応し、国内外の主要な放送局の、スポーツ中継、報道を始めとする生中継の現場で、広く採用されています。
2月7日から開催のソチオリンピックに向け、各局STC HDの機動力を活かしたソチからのライブ中継が数多く企画されており、加えて一時的な利用の要望も増えていることから、今回、グローバル運用サービスを用意しました。サービスには、現地での、STC HD送信機のレンタルとモデム設定、電話やメールによるサポートが含まれます。既存ユーザの海外でのモバイル映像中継の運用を支援すると同時に、これまで利用したことのない新規ユーザにも、オリンピック期間中、一時的にライブ中継システムを提供します。

今回のサービス開始に先立ち、昨年末にロシア現地で動作検証を実施しました。モスクワ市内、ソチ空港、メインスタジアム近辺、ソチのアドレル駅と山岳地の競技場マウンテンクラスターを結ぶ列車内、スノーボード競技場近辺等から、ロシアの4GLTEサービス提供キャリアであるMegafon( http://www.megafon.ru )とMTS( http://www.mts.ru )の4Gモデムを6本同時に束ねて、テスト伝送を実施。平均4Mbps、最大6Mbpsを超える転送スピードで高画質なHD映像を、東京のスタジオで受信できることを確認しています。

STC HDは、国内放送局の海外からの中継では既に豊富な実績がありますが、今年は6月にサッカーのワールドカップも開催されることから、今回のサービスを機に、日本の放送局だけではなく、海外のメディアにも販売を拡大したいと考えています。


【Smart-telecaster HD 主な特徴】
■マルチリンク機能
・最大8回線までのモバイル回線をサポートすることで、高画質な映像伝送が可能
・異なる通信キャリアを混在利用する事で一部の電波が弱い地域でも中継を継続

■現場での運用に最適化された新機能
・カメラ側からの設定変更に対応し、柔軟なオペレーションが可能
・カスタマイズ可能な3つのプリセットモードを搭載(短遅延、標準、安定伝送モード等)
・通信モデムを安定的に収容可能な中継バッグが付属
・Vマウントバッテリー運用

■Smart-telecaseter HD Type2(送信機※)と事前動作確認の様子 (受信画面)
http://www.atpress.ne.jp/releases/42917/img_42917_1.jpg
http://www.atpress.ne.jp/releases/42917/img_42917_2.jpg


* ソリトン独自の技術 RASCOW(Real-time Auto Speed Control on Waterway model)(TM)
http://www.atpress.ne.jp/releases/42917/img_42917_3.jpg


【株式会社ソリトンシステムズについて】
ITセキュリティ関連製品の国内メーカー。近年、スマホのセキュリティ対策にも取り組んでいます。他に、放送局、公共機関で利用が進むリアルタイム動画映像配信システム、特殊アナログ半導体と基板製品なども開発・販売しています。
独立系。JASDAQ 3040

設立:  1979年
売上:  109億円(2013年3月期/連結)
詳細は: http://www.soliton.co.jp


【Smart-telecaster HDグローバル運用サポートに関する問合せ先】
株式会社ソリトンシステムズ 映像コミュニケーション営業本部 営業部
Tel:  03-5360-3860
e-mail: stc-sales@list.soliton.co.jp

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