創造的プログラミングアプリ「Springin'(スプリンギン)」を開発する株式会社しくみデザインに対する出資について

プレスリリース発表元企業:ウェルビー

配信日時: 2021-07-30 16:37:07

このたび、ウェルビー株式会社は、創造的プログラミングアプリ「Springin'(スプリンギン)」を開発する株式会社しくみデザイン(本社:福岡県福岡市 代表取締役:中村俊介、以下「しくみデザイン」)へ出資をおこない、しくみデザインの株式の13.2%を取得いたしましたのでお知らせいたします。

当社グループは、2011年の創業以来、全国で障害福祉サービス事業所を運営しております。事業の柱の一つである子供向けの療育事業所では、ひとりひとりのカラーを大事にしながら、「できた!」の笑顔と自信を増やす支援に、日々取り組んでおります。

近年、教育界においては、一人ひとりの子供たちの可能性を引き出す学びをいかに構築するのかが大きな課題となっております。最近では、特定分野に特別な才能のある子供の教育支援を検討する有識者会議の初会合が開催されておりますが、そのなかで、これまでの「早修」(飛び級や先取り学習等)や「拡充」(高能力者に対する個別指導等)に加えて、「2E(twice-exceptional:二重に特別な/二重の特別支援を要する)教育」の議論を深めていく必要性が強調されております※1。特異な才能と学習困難とを併せ持つ児童生徒(2E児)には、才能と障害の両方の支援が必要になります。そのような子供の才能を識別し、伸ばして活かそうとする教育を「2E教育」と呼んでおり、教育界のキーワードになっております。

このような教育界の潮流から、当社グループにおいても、子供の才能を伸ばすカリキュラム開発の一層の拡充を模索していたところでした。しくみデザイン※2の開発する「Springin’」(スプリンギン)※3は、文部科学省、総務省及び経済産業省による小学校プログラミング教育の充実を図る取り組み「みらプロ2020」※4で、ベンチャー企業として唯一採択されるなど、プログラミング教育の現場で注目を集めるアプリです。直感的にプログラミングを学習できることから、先生の負担も少なく、ついていけない子供が一人もいないなど、大きな反響を呼んでおります。プログラミング教育必修化の前後から、教育機関を中心にダウンロード数は上昇をはじめ、コロナ禍のステイホームが追い風となりダウンロード数は急増を続けております。

当社グループとしましては、「Springin’」を一日でも早く、一人でも多くの方々に普及させることは、当社グループの、さらには教育界全体の課題の解決に資するものと考え、今回の出資に至りました。今後は、学習障害や発達障害をお持ちでも、一人ひとりの才能を開花できるアプリ開発やカリキュラム開発に協同で取り組み、「Springin’」の普及促進につとめてまいります。

なお、本出資が当社グループの当期業績に与える影響は軽微でありますが、今後業績見通しに影響が生じる場合は、速やかに公表させていただきます。

【用語解説】
※1 文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議(第1回)」(2021年7月14日)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00247.html

※2 株式会社しくみデザイン
(1)所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅前4-8-15
(2)設立年月: 2005年2月4日
(3)代表者の役職・氏名: 代表取締役 中村俊介
(4)事業内容 :創造的プログラミングアプリ「Springin'(スプリンギン)」の開発
(5)資本金 :60百万円(2021年6月30日時点)
https://www.shikumi.co.jp/

※3 創造的プログラミングアプリ「Springin'(スプリンギン)」
「Springin’」は、文字を使わずに誰でも簡単にデジタル作品がつくれるプログラミングアプリです。まだ読み書きができない低年齢の子供でも、描いた絵や写真に、音や動きを組み合わせることによって、ゲームや動く絵本などオリジナル作品をつくることができます。
また、自分がつくったデジタル作品をアプリ内のマーケットを通じて、他のユーザー向けに配信したり、他のユーザーがつくった作品をダウンロードできるプラットフォームも備えています。
「世界中全ての人間をクリエイターにする!」を合言葉に、人が本来持っている「創造したい」本能を刺激し、実現し、増幅することを目指します。
https://www.springin.org/

※4 みらプロ
文部科学省、総務省及び経済産業省が企業と連携し、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当てた総合的な学習の時間における指導案等の提供を行う取組です。
小学校プログラミング教育の実施に向けた準備を推進するため、2019年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間(通称:みらプロ)」と設定しました(「みらプロ2019」)。
2020年度においては、新学習指導要領が全面実施されることに伴い、小学校プログラミング教育の充実を図るため、通年で、企業と連携し、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当てた総合的な学習の時間における指導案等の提供を行う取組」を実施しております(「みらプロ2020」)。
https://mirapro.mext.go.jp/

以上

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