双日、北米における貨車リース事業会社の株式を100%取得

プレスリリース発表元企業:双日株式会社

配信日時: 2021-03-10 14:45:19

~鉄道関連事業を通して脱炭素社会実現への貢献を目指す~

双日株式会社(以下「双日」)は、100%子会社である双日米国会社(以下「双日米国))を通じて、北米で貨車リース事業(*1)を運営するサウスウェストレイル社(Southwest Rail Industries Inc.、本社:アメリカ テキサス州、以下「SRI」)の株式を100%取得しました。



SRIは1998年創業の貨車リース会社で、タンク車およびホッパー車を中心に4,000両超の貨車を取り扱っており、リース中の貨車のメンテナンスを含む貨車管理サービスの提供を強みにしています。SRIの取扱貨物は、LPG、アスファルト、化学品、肥料など多岐にわたり、テキサス州の周辺に加えてアメリカの北部から中西部・東部を含む多くの州、そしてカナダにも顧客基盤を確立し、これまで着実に事業成長を続けています。

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北米は世界最大級の貨物鉄道市場であり、米国の貨物輸送のうち鉄道輸送が43%を占める(*2)など、鉄道輸送は経済・社会を支える重要な物流インフラかつ経済活動の基盤として、コロナ禍においても底堅い需要を維持しており、今後も北米における貨物鉄道市場および貨車リース市場の拡大が中長期的に見込まれています。また、鉄道は輸送単位あたりの二酸化炭素排出量が自動車の約11分の1と地球環境にやさしく、脱炭素社会の実現に貢献する輸送手段でもあります。

双日は、鉄道車両の取り扱いにおいて60年以上の歴史を持ち、近年は北米鉄道事業を注力分野の一つとして、2020年3月に鉄道車両(貨車・客車・機関車)の総合メンテナンス事業(*3)を運営するキャドレイルウェイ社(Cad Railway Industries Inc(“CadRI”)、本社:カナダ)を連結子会社化しました。キャドレイルウェイ社のカナダ東西の2拠点(CadRI本拠地:モントリオール、Caltrax(*4)本拠地:カルガリー)に続き、SRIは、双日の北米鉄道事業における3つ目の拠点となります。メンテナンスサービスおよび貨車リースサービスにより、お客様へより付加価値の高いサービスを提供するとともに、双日グループが有する顧客ネットワークを活用したSRIの新規顧客開拓、保有貨車数の増加などにより、北米鉄道事業の規模拡大・脱炭素社会の実現・社会の持続的な発展への貢献を目指します。

(*1):貨物鉄道用の貨車を荷主や鉄道輸送事業者等の貨物保有者に対して貸し出す事業
(*2):Ton-mile ベース(距離x重量)。
データソース:United States 2017 Economic Census: Transportation
(https://www.census.gov/content/dam/Census/library/publications/2017/econ/ec17tcf-us.pdf)
(*3):貨車の保守・法令点検、修理、修繕・改造の総合的なサービス(Maintenance, Repair, Overhaul: “MRO”)
(*4):当社参画後2017年にCadRIが買収したカナダ アルバータ州 カルガリーの貨車メンテナンス事業会社

(ご参考)
【SRIの概要】


[画像2: https://prtimes.jp/i/73843/5/resize/d73843-5-519359-1.png ]


【関連リリース】
双日、北米における鉄道車両の総合メンテナンス事業において、JOINと共同で事業会社株式を100%取得
(2020年4月10日付リリース)
https://www.sojitz.com/jp/news/2020/04/20200410.php

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