一般社団法人 全国木材組合連合会、乃村工藝社と連携し、森を育む空間デザインを共同創造するプロジェクトのウェブサイト、もりまちドア morimachi-door.kinohei.jp 本編公開
配信日時: 2021-03-02 14:41:32
一般社団法人 全国木材組合連合会(会長:鈴木和雄)は、非住宅分野の木材利用を促進するため、株式会社乃村工藝社と連携し、森を育む空間デザインを共同創造していくプロジェクト「もりまちドア」事業を実施しています。事業の成果を広く一般に公開し、共同創造をさらに具現化するための情報発信ツールとして、新たにウェブサイトを開設いたしました。
またサイトオープンにあわせて、オンラインセミナー「木材を活かすクリエイティビティで未来につなぐ~資生堂「BAUM」の取り組み&木材産地と空間クリエイターが共に考える空間デザイン~」を2021年3月3日(水)18:00よりオンライン配信にて開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/55575/4/resize/d55575-4-103814-0.jpg ]
森を育む空間デザインへの入口 もりまちドア https://morimachi-door.kinohei.jp/
■事業概要
国産材を価値高く活用することで、森を育む空間デザインを目指して
もり側の林業・木材産業事業者と、まち側の空間クリエイター(デザイナー、プランナー、施主)が、互いの背景を知り、深くつながることを通して、森を育む空間デザインの共同創造を促します。それにより、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。本事業は、乃村工藝社グループが、今まであまり木材が使われてこなかった非住宅の内装等への木材利用を促進することを目的に、一般社団法人 全国木材組合連合会と連携して推進しています。(令和2年度補正予算林野庁補助事業 2020年10月~2021年3月)
■取り組みの背景
木材にはデザインとしての美しさやリラックス効果だけでなく、軽さ・強度などの特性、地球温暖化への貢献、地域活性化や雇用創出などの社会価値創出をはじめ多くのメリットがあり、サーキュラーエコノミーの原動力となる可能性をもちあわせています。
日本の森林は国土の約7割を占め、そのうち約7割が人工林(スギ、ヒノキ等)です。さらに約半数が木材として使い時に当たる50年生前後の木で伐採期を迎えています。いま利用期を迎えている木を「伐って、使って、植えて、育てる」ことで次世代の森づくりにつなぐ必要性に迫られています。また、このコロナ禍で木材需要の先行きも不透明という状況もあります。
問題を解決するには、生産者が何世代もかけて大切に育てた木材を価値高く活用することが不可欠ですが、日本の木材需要は建築用の需要が大きなウェイトを占める一方で、人口の減少に伴い中長期的に住宅需要の減少が予測される状況にあります。その為、住宅以外での新たな木材需要を創出することが重要で、特にこれまで木材があまり使われてこなかった非住宅建築物(専門店やオフィスなど)や中高層建築物(商業施設など)での活用が期待されています。
■オンラインセミナー: https://morimachi-door.kinohei.jp/event-01/
木材を活かすクリエイティビティで未来につなぐ
~資生堂「BAUM」の取り組み&木材産地と空間クリエイターが共に考える空間デザイン~
2021年3月3日(水)18:00~20:00 YouTube Liveにて配信・参加無料・要事前登録
[画像2: https://prtimes.jp/i/55575/4/resize/d55575-4-890901-1.jpg ]
■サイトのご紹介
1.もりまち産地体験会
・空間クリエイターが産地を訪れ、林業・木材産業事業者と出会い、お互いの気づきを導くため、東京都多摩・三重県尾鷲・埼玉県飯能の3つの林産地を異なるテーマ設定でめぐりました。映像やレポート記事、産地の方々のコメントをご紹介しています。
・Matterport、BLK360という3Dカメラにて撮影した360度映像により、バーチャルな森の散策体験もできます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/55575/4/resize/d55575-4-874444-2.png ]
2.もりまちニーズ調査
・産地体験会で行ったアンケート・インタビューをもとに木材利用に関する声を拾い上げ、課題や要望をまとめています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/55575/4/resize/d55575-4-193660-4.png ]
3.もりまち空間デザイン
・林業・木材産業事業者と空間クリエイターの共創により、木材を価値高く活かす空間デザインへとつながる気づき、ヒントを3つのポイントでまとめています。
・空間デザインの事例もご紹介しています。
4.もりまちコーディネーター紹介
・木材利用に関する情報や調達の窓口として、森と空間クリエイターをつなぐ役割を担う方をご紹介しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/55575/4/resize/d55575-4-669671-3.png ]
今後、オンラインセミナーのアーカイブ動画配信やイベント報告ページ、さらに産地体験会を通じたアンケート結果の内容を更新していく予定です。
■サイト制作者
株式会社乃村工藝社: https://www.nomurakougei.co.jp/
1892年の創業以来、商業施設、ホテル、ワークプレイス、博覧会、博物館などのさまざまな空間の総合プロデュース企業として、全国10拠点を展開し、プランナー、デザイナー、プロダクトディレクターなどの専門職が総計1,000名以上在籍しています。創業から120年以上にわたり培ってきた総合力とデジタルテクノロジーを活かし、地域活性化をはじめ社会課題の解決につながる空間価値の提供で人びとに「歓びと感動」をお届けしています。
乃村工藝社の活動 乃村工藝社グループ「フェアウッド・プロジェクト」
https://www.nomurakougei.co.jp/corporate/csr/fairwood/
乃村工藝社グループで、2010年から国産フェアウッド(合法性・持続可能性木材)の利活用に取り組む活動体。持続的に調達可能な循環型のものづくりに近づけていくことは、空間を創り活かす事業をおこなうわたしたちの責務えもあります。特に国産木材のバリューチェーンをつなぎ需要創出機会をつくることで林産業の自律的な経済活動や日本の森の保護・成長に貢献することを目指しています。現在は、産地体験会をはじめとした普及啓発活動や、木質空間の新たなクリエイションへの挑戦、事業を通した空間の木質化促進などに取り組んでいます。
一般社団法人 全国木材組合連合会: http://www.zenmoku.jp/
昭和29年に設立した一般社団法人全国木材組合連合会は、低炭素社会構築に貢献する木材利用の推進や木材関連産業の健全な発展を図り、木材資源の効率的利用を軸とした資源循環型社会の構築に寄与することを目的として活動しています。
会員の概要:47都道府県木連、17業種別団体(木材・木製品製造・流通16千社)、18賛助会員
所在地:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-4-3 永田町ビル6階
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