双日、アジア大洋州の大手プライマリ・ケア事業者へ出資

プレスリリース発表元企業:双日株式会社

配信日時: 2021-03-01 13:02:09

~東南アジア最大級の民間クリニックチェーン事業の経営に参画~

双日株式会社(以下「双日」)は、アジア大洋州でプライマリ・ケア事業を展開するQualitas Medical Limited(以下「Qualitas」(クオリタス))への第三者割当増資引受を実施しました。Qualitasは双日の持分法適用会社となり、双日は成長著しいアジア大洋州の民間医療事業の経営に参画します。



Qualitasはマレーシア、シンガポール、オーストラリアの3カ国で300施設のクリニック、歯科クリニック、画像診断センターなどを運営しています。また、400名の医師を含むスタッフ1,700人をグループ内に擁し、4,000の企業や保険会社を顧客に持ち、年間延べ280万人の外来患者に対して様々な医療サービスを提供しています。
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昨今、大病院での治療をおこなう高度医療のみならず、家族や地域という身近な枠組みでかかりつけ医が健康相談や総合診療をおこない、必要な時に高度医療機関を紹介するプライマリ・ケアの拡充が求められています。Qualitasは、このプライマリ・ケアの分野で20年以上の実績を有しており、予防・治療やリハビリテーションまで、患者の抱える健康上の問題や疾病に対して、地域医療のゲートキーパーとして幅広いヘルスケアサービスを提供しています。具体的には、生活習慣病の継続治療、健康診断やワクチン接種などの予防医療、産業医派遣などの企業向けサービス、軽度の外科手術などを展開しています。また昨今ではPCR検査やオンライン診療の提供もおこなっています。

世界的には、人口の増加、高齢化の進展、経済発展による生活習慣病の増加、病院中心からクリニック中心への医療ニーズの変化、技術の進歩による予防や早期診断サービスの発展、感染症の蔓延防止のためのワクチン接種対応など、プライマリ・ケアが果たす役割が今後更に増加していきます。Qualitasが事業展開するマレーシア、シンガポール、オーストラリアの民間プライマリ・ケア市場規模は約3.5兆円(2020年)にものぼり、過去5年で7.8%と非常に高い市場成長率を記録しています。(※)

Qualitasはクリニックの新設や買収などの戦略投資を加速するとともに、ベトナムなどの新興市場にも新規参入します。また、医療サービスのDX化推進により、ヘルスケアサービスの拡充をおこないます。双日は、総合商社としてアジア大洋州のネットワークや知見を活用し、Qualitasの事業拡大に寄与していきます。

双日は、2017年4月に医療分野における社内での取り組みを集約し、専門部隊を新設することで同分野での取り組み体制を強化してきました。今後とも双日は、高齢化社会や疾病構造の変化に伴う医療費の負担増大、医療従事者や病床の不足といった社会課題の解決に向けて、ヘルスケア事業の創出をグローバルに進め、健康で豊かな社会の実現に貢献していきます。

(※)出典:Frost & Sullivan(マレーシア・シンガポールのGPクリニック・歯科クリニック、およびオーストラリアのGPクリニック・歯科クリニック・画像診断サービスの民間市場規模の合計。成長率は2016年~2020年の5年間の平均成長率。)

(ご参考)
【Qualitas Medical Limitedの概要】
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Webサイト:https://qualitashealthgroup.com
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