【オリックス】スペイン本拠のグローバル再エネ事業会社 Elawan Energyを買収

プレスリリース発表元企業:オリックス株式会社

配信日時: 2020-12-28 11:02:51

再エネ事業のグローバル展開プラットフォームに

オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、スペイン本拠のグローバル再生可能エネルギー事業会社Elawan Energy S.L.(本社:スペイン・マドリード、CEO::Dionisio Fernandez Auray、以下「Elawan」)を買収しますのでお知らせします。

このたび、欧州の現地法人ORIX Corporation Europe N.V.を通じて、Elawanの発行済株式の80%を取得することで合意しました。今後、必要となる許認可の取得手続きなどを経て、2022年3月期第1四半期中の株式取得を目指します。

Elawanは、2007年に設立され、スペインをはじめとする欧州を中心に、北米や南米など現在14カ国において、風力および太陽光発電所の開発・運営を行っています。これまでに設備容量合計約2.9GWの開発実績を有し、現在約714MWの稼働プロジェクト、461MWの建設中プロジェクトのほか、10GW以上の開発パイプラインを確保しています。世界各国で開発から運営まで一貫して手掛ける専門性と機能を持ち、今後、オリックスがグローバルに再生可能エネルギー事業を拡大する上での戦略的プラットフォームと位置付けています。

オリックスは、国内外での再生可能エネルギー事業展開を重要な経営戦略の一つとして掲げています。国内での太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの発電事業の拡大とともに、海外では2017年に米国の上場地熱発電事業会社Ormat Technologies, Incに出資しました※1(現出資比率:約19.7%)。また、2020年9月にインドの大手再生可能エネルギー事業会社Greenko Energy Holdingsの株式20%強の取得で基本合意※2し、2020年12月にはインフラや再生可能エネルギー、不動産ファンドを運営する英国のオルタナティブ資産運用会社Gravis Capital Management Ltd. の株式70%を取得することにつき合意※3しています。

世界各国で2050年に向けた温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現への機運が高まる中、オリックスは、グローバルマーケットでの再生可能エネルギー事業者として地位の確立を目指すとともに、企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※1 2017年5月8日付プレスリリース:米国の上場地熱発電事業会社に出資
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/170508_ORIXJ.html
※2 2020年9月11日付プレスリリース:インドの大手再生可能エネルギー事業者Greenko Energyへの出資に関する基本合意について
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/200911_ORIXJ.html
※3 2020年12月4日付プレスリリース:英国の資産運用会社Gravis Capital Managementを買収
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/201204_ORIXJ.html

■Elawan Energy S.L.概要
会社名:Elawan Energy S.L.
所在地:スペイン・マドリード
代表者:Dionisio Fernández Auray(創業者兼CEO)
設立:2007年
事業内容:風力および太陽光発電所の開発・運営
売上:87百万ユーロ (2019年12月期)
総資産:737百万ユーロ(2019年12月期)
株主※4 :オリックス株式会社(80%)、ACEK Renewables(14%)、Clear Wind(6%)
ホームページ:https://www.elawan.com/en

※4 本件買収後のもの

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