エウレカ、「未婚化・少子化の改善について考えるアドバイザリーボード」第3回会合を開催

プレスリリース発表元企業:株式会社エウレカ

配信日時: 2020-11-16 11:00:00

「若者の恋愛離れと未婚化の解消に向けた施策」をテーマに第3回会合を開催

株式会社エウレカ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:石橋準也)は、外部有識者による「未婚化・少子化の改善について考えるアドバイザリーボード」第3回会合を9月10日(木)に開催したことをお知らせいたします。



 エウレカは、「かけがえのない人との出会いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」というビジョンのもと、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」や、オンラインで始められる結婚相談所サービス「Pairsエンゲージ」を展開しています。

 近年日本では、少子化・未婚化が加速し、深刻な社会課題となっています。厚生労働省の人口動態統計月報によると、2020年の婚姻件数は10%以上減少しており、来年以降の出生数への影響が懸念されています※1。少子化対策は9月に成立した菅内閣でも、長年の課題であり真正面から取り組んでいくことが表明されています。日本において、婚姻率と出生数は比例して減少傾向にあり、非嫡出子率は、わずか2.3%※2と、他国と比較しても非常に低いことから、少子化の大きな要因は未婚化と言われています。これを受けて、エウレカは、未婚化の解消にどのように貢献できるかについて議論し、指針を図る目的で、2020年5月に「未婚化・少子化の改善について考えるアドバイザリーボード」を設置しました。第1回「若者の恋愛離れ」、第2回「未婚化の要因」をテーマに開催し、2020年9月10日に実施した第3回会合では「若者の恋愛離れと未婚化の解消に向けた施策」について以下の議論を行い、様々な視点からご意見をいただきました。

 引き続き、有識者の方々の知見を参考に、エウレカは恋活・婚活マッチングアプリを牽引するリーディングカンパニーとして少子化・未婚化課題の解決に寄与する取り組みを進めてまいります。

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※1 出典 厚生労働省「新内閣における経済財政運営と重要課題について(参考資料)」(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2020/1006/shiryo_02-2.pdf)
※2 出典 国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査報告書 (2017) OECD Family Database 2016, International survey on society of declining birth rate (2015)
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[表1: https://prtimes.jp/data/corp/5528/table/171_1.jpg ]



<若者の恋愛離れと未婚化の要因の考察>
若者の恋愛離れや未婚化の要因について、文化的・社会的背景から以下のように論じられた。

1 | 日本人の文化的要因
日本は、ヨーロッパやアメリカのように人生における恋愛の優先順位が高くなく、恋愛は人生における付加的なもの、趣味と同程度のものだと考える人も多い。

2 |希薄な恋愛欲求と「リスク回避・世間体回避」傾向
恋愛で得られる高揚感を演出する様々なサービスが存在するなど、日本の社会はシングル(交際相手のいない独身者)で快適に生活できるシステムが整っているので、恋愛をしなくても恋愛欲求を分散することができる。一方、恋愛欲求があったとしても、「(恋愛において)失敗したくない」という“リスク回避傾向”とそれによる恋愛経験や知識の少なさ、「周囲から良い恋愛・結婚だと思われたい」という“世間体重視”であることが要因となり、恋愛欲求を抑制してしまうことがある。恋愛欲求自体を発生させる、または欲求度を上げることは非常に難しく、単なるキャンペーンなどではない施策が必要となる。

3 |恋愛に関する知識と情報の少なさ
結婚や家族を求めていても、交際相手を探す方法が分からず、行動に移せないという課題を抱えている。


<解決策>
恋愛離れと未婚化の解消に向けて、政府や民間(マッチングアプリなど)が支援できることについて以下3点が論じられた。

1|データの可視化と多様な恋愛・結婚モデルの提示
■恋愛に関するデータを可視化し、多様な恋愛・結婚スタイルを提示する
シングル(交際相手のいない独身者)の人たちが望む様々な理想の恋愛・結婚の形や、過去の恋愛経験、恋愛嗜好を、プライバシーの保護に厳密に配慮しながら定量データとして可視化することで、多様な恋愛・結婚スタイルを示し、結婚・恋愛の「理想的なカタチ」や「恋愛はこうあるべきだ」という固定概念を取り除いた上で相手探しを始めるきっかけを提供する。

■収集したデータを元に恋愛のロードマップを示す
交際・結婚に至るまでの体験を収集、パターン化し、「出会いから結婚までのロードマップ」を示す。行政による調査で取得できていないデータが収集できれば、行政が「恋活・婚活者の実態」を理解するきっかけとなり、官民連携した取り組みの実施も期待ができる。また、データから導き出したカップルの多彩な成婚事例や結婚生活例を講演やワークショップ、動画などのコンテンツを通じて示すことで、「こういう結婚の形なら自分もできるかもしれない」「結婚は楽しいものである」という共感の輪を広げ、結婚に対するハードルを下げると共に、結婚に対する前向きな雰囲気を醸成していくことが重要である。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/5528/table/171_2.jpg ]



2|恋活・婚活におけるシステムとサポートの提供
■自己開示がしやすいシステムを構築する。
近年はオンラインゲームで会話しながら仲を深め、交際・結婚するケースも増えている。ゲームや映画のように、趣味や価値観を共有し会話や感情の起伏をうみだすコンテンツは自己開示ができるので、そのような体験を通じてお互い親密な関係になりやすい。
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/5528/table/171_3.jpg ]



■データを元に恋活・婚活中の人にアドバイスを提供する仕組みを取り入れる。
近年は、SNSの発達により、友人同士で恋愛経験について語る機会が減少傾向にある。そのため、友人との会話などから得られる恋愛体験に関する知識や経験が乏しくなっていると考えられるため、恋愛に関する適切な知識や経験、アドバイスを提供する機会や仕組みが必要である。
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/5528/table/171_4.jpg ]



3|恋愛や性に関する包括的な教育
恋愛、交際、結婚、出産、家族形成に至るまでの連続的で包括的な教育を若者に提供し、正しい知識を養うことが必要。教育により、性に対して必要以上の恐れや嫌忌を軽減し、恋愛にも踏み出せるようになることが期待できる。


【アドバイザリーボードメンバー】


治部 れんげ氏(座長、ジャーナリスト、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員)
板本 洋子氏(NPO法人 全国地域結婚支援センター代表)
白河 桃子氏(昭和女子大学 客員教授・相模女子大学大学院 特任教授・ジャーナリスト)
藤本 耕平氏(若者研究マーケッター/東北芸術工科大学非常勤講師)
山田 昌弘氏(中央大学文学部教授)



Pairsについて
2012年10月にリリースされた、利用率No.1*の恋活・婚活マッチングアプリ です。特長は、豊富な検索機能と、10万を超えるコミュニティを通じて、条件や趣味・価値観の合う理想のお相手とつながることができる点。業界初かつ唯一の24時間365日オペレーター常駐での画像およびテキスト投稿監視体制で、安心・安全に会員同⼠が交流することができます。2013年10月、台湾版Pairs『派愛族』リリース。2017年9月、韓国版Pairs『페어즈』リリース。2019年1月、累計会員数1,000万人突破。
*MMD研究所xスマートアンサー「2019年マッチングアプリ ・アプリの利用実態調査」より
https://www.pairs.lv/
対応端末:iPhone/Android
対応言語:日本語、繁体字中国語、韓国語
サービス地域:日本、台湾、韓国
サービス開始日:2012年10月
価格:ダウンロード無料
開発・運営:株式会社エウレカ
App Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id583376064
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.eure.android.pairs


株式会社エウレカについて
エウレカは、”人生に「あってよかった」と思ってもらえるものを。”をミッションとし、
「かけがえのない人との出会いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」をビジョンに掲げ、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」と、オンラインで始められる結婚相談所「Pairsエンゲージ」を展開しています。
内閣府調査(※)によると20~30代未婚者の約8割が結婚を希望する一方で、職場など生活の身近なところで出会う機会が減少し、未婚化・少子化が進行しています。そのような中、マッチングアプリは新しい出会いの方法として受け入れられ、急速に市場拡大しています。
エウレカは2015年よりマッチングアプリで世界最大のシェアを獲得している米Match Groupに参画し、グローバルな知見を活かして国内の未婚化・少子化解決に寄与すべく事業を推進しています。
また、すでにサービスを展開している日本・台湾・韓国以外のアジア各地域にもサービスを広げ、更なるグローバルでのシェア拡大を目指しています。
※ 平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書

<会社概要>
所在地:〒108-0073 東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル 4階
代表者:代表取締役CEO 石橋準也
設立日:2008年11月20日
資本金:1億円
事業内容:恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」、オンラインで始める結婚相談所「Pairsエンゲージ」
従業員数:145名
関連会社:Match Group(米国)、株式会社ペアーズブランシュール(日本)
https://eure.jp/

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