ジェイテクト新会社「ファクトリーエージェント」設立浜野製作所と提携し、1,000社を超えるグループネットワークを活かし製造業マッチングクラウド提供開始

プレスリリース発表元企業:株式会社ファクトリーエージェント

配信日時: 2020-07-21 11:00:00

株式会社ファクトリーエージェント(住所 東京都中央区、代表取締役 上出武史、以下「ファクトリーエージェント」)は、2020年7月会社名を「株式会社ファクトリーエージェント」に改め、「製造業No1&Only1のグループ企業として、新たな産業クラスターを再構築し、日本のものづくりに活力と笑顔を取り戻す」を理念に掲げ、本格的に製造業マッチングクラウドサービスを展開いたします。
また、本格展開を行うにあたっては、株式会社浜野製作所(住所 東京都墨田区、代表取締役 浜野慶一、以下「浜野製作所」)と提携を行い、より一層事業を加速させてまいります。

■ 【ファクトリーエージェント設立背景】
■製造業を取り巻く現状
製造業は、国内総生産(名目GDP)の2割[1]を占め戦後復興から今なお日本経済を支えています。また、各産業において最終需要が1単位増加した場合の我が国全体への生産波及の大きさを比較すると、「全産業平均」が1.92 倍であるのに対し、製造業は「鉄鋼」で 2.79倍、「輸送機械」で2.77倍[2]もの影響を及ぼします。

また、製造業は今大きな変革期を迎えています。テクノロジーの深化に伴い「第四次産業革命」が進展し、新たなデジタル技術を使ってこれまでにないビジネスモデルが誕生しております。製造業も、IoTを活用した業種間連携により、産業構造の抜本的変化に対応することが求められています。また産業に与える影響の大きさからも、新型コロナウィルス感染症拡大や災害発生時でも安定供給できる体制(BCP)が必要とされています。
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(引用:経済産業省、厚生労働省、文部科学省「2019年版 ものづくり白書 概要」)

このように製造業が日本の経済に与える影響は非常に大きく、重要な基幹産業の一つとされ、特にサプライチェーン(部品供給網)の強さが日本の製造業の強さそのものとなっています。
しかし、現状は、製品販売の減少や投資の縮小、またこれらに伴う技術喪失や後継者不足などにより、製造業のサプライチェーンを支える中小企業や町工場の競争力が低下し、毎日約6社が休廃業・解散しています[3]。

■ファクトリーエージェント設立趣旨
こうした日本の産業が危機的状態にある中、「我々は日本の製造業大手グループとして、サプライチェーンの崩壊をくいとめ、新たな産業クラスターを再構築し、日本のものづくりに活力をとりもどす」ためファクトリーエージェントを設立し、製造業のマッチングクラウドサービスを展開いたします。

■ 【ファクトリーエージェント製造業マッチングクラウド概要】
ファクトリーエージェントは、図面加工品を探す「発注者」と、加工技術をもった「受注者」を、製造業大手グループである強みを活かした独自のネットワークとプログラムでマッチングいたします。
また、ファクトリーエージェントが代金回収を代行し、町工場や中小企業における新規取引の最大の障害である代金回収リスクをゼロにします。
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■ ■業界の垣根を越えた新たな産業クラスターの再構築
また、これまで同一メーカー・業種を頂点としたクラスター構造でしたが、ファクトリーエージェントは「業界の垣根を越えた調達ルート」を構築することで、実力ある中小企業・町工場に新たな需要を創出いたします。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/219740/img_219740_2.jpg

■ ■ファクトリーエージェント利用メリット
◇発注者側メリット◇
テクノロジーの深化に伴う第四次産業革命等で、より競争力をもつ製品開発を迫られているメーカーなどの発注者は、「優れた技術や価格などを含めた競争優位性をもった仕入れ先の発掘」や「調達リスクの回避」「BCP強化」を行うことができます。
◇受注者側メリット◇
また、町工場や製造業の中小企業にとっては、「新規顧客の開拓」や「一社に偏りがちな売上げの分散」、また「自社技術を新たな分野に応用できるようなニーズの発掘」と「経営の安定」するメリットがあげられます。

これらにより、日本のモノづくりの維持・強化をはかってまいります。
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■ 【ファクトリーエージェントの強み】
インターネットが普及してから20年以上経ても製造業マッチングサービスが普及していないのは、「下請構造が根強く残って」いることや、カスタマイズ製品が多いことや資金面の問題などで、中小企業や町工場で「IT投資や普及が遅れている」こと、また「技術や発注内容が言語化・数値化しにくく、プログラム構築やAIテクノロジーでは全て解決できないため、WEBだけで完結させることが難しい」ことがあげられます。

製造業のマッチングが難しい理由
(1)下請構造が根強く残る
(2)IT投資や普及の遅れ
(3)言語化、数値化しにくく、WEB完結が難しい

特に重要なポイントである、「(3)言語化、数値化しにくく、WEB完結が難しい
」については、モノづくりが分かる「人」が「IT」でアルゴリズムを進化させる必要があります。

■ ■ファクトリーエージェント強みその1
技術やモノづくりの目利きができ、1,000社を超えるグループネットワークを活用
製造業を支えてきた大手企業グループならではの競合他社がマネできない技術基盤と製造業グループであること
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■ ■ファクトリーエージェント強みその2
大企業のネットワークを活かしつつ、ITなどのプロフェッショナルが集いスタートアップのスピードで事業を展開いたします。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/219740/img_219740_4.jpg

■ ■ファクトリーエージェント強みその3有力パートナーとの提携
本格展開を行うにあたっては、浜野製作所と提携を行い、より一層事業を加速させてまいります。
浜野製作所は下請け体質からの脱却に挑戦し続ける町工場として、東京だけでなく全国各地の加工工場のネットワークを活用し、これまで数多くの新規事業をサポートされています。

今回、両社に共通する、今の日本のモノづくりへの課題意識により、互いの得意分野を活かし、持続的に成長するものづくり企業のためのプラットフォームづくりを進めることとなりました。
本業務提携は、ファクトリーエージェントの理念である「新たな産業クラスターを再構築し、日本のものづくりに活力と笑顔を取り戻す」ことを目的としています。浜野製作所は、加工現場の視点による製造依頼先選定のアドバイスや、町工場との連携に協力することで、ファクトリーエージェントの「製造現場の目利き力」による情報基盤構築を活用した日本のものづくり産業の継続的発展につなげます。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/219740/img_219740_5.jpg

ファクトリーエージェントは、今後、製造業のマッチング事業を通して、製造業No1&Only1のグループ企業として、新たな産業クラスターを再構築し、日本のものづくりに活力と笑顔を取り戻してまいります。

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[1] 経済産業省、厚生労働省、文部科学省「2019年版 ものづくり白書 概要」
[2] 経済産業省「ものづくり白書(2016年版)」
[3] 2帝国データバンク 全国「休廃業・解散」動向調査(2018年)
※ジェイテクトおよびファクトリーエージェントの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名・商品名についても、各社の商標または登録商標です。
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■ <株式会社ファクトリーエージェント概要>
018年6月に株式会社ジェイテクトの新規事業として発足し、2020年4月にジェイテクトの100%出資子会社「株式会社ジェイテクトFA」として分社化。2020年7月に会社名を「株式会社ファクトリーエージェント」に改め、「製造業N o1 &O nly1のグループ企業として、製造業におけるマッチングサービスの企画、開発及び運営」等をo行っています。

所在地:東京都中央区銀座7丁目11番15号
代表取締役:上出 武史
資本金:300百万円(資本準備金を含む)
設立:2020年4月
事業内容:製造業におけるマッチングサービスの企画、開発及び運営等




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