特殊車両業界で進む自律走行化:サニテーション清掃車、空港、農業、鉱業分野で飛躍的に発展中

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-06-17 11:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「自動運転特殊車両業界:2019年~2020年」 (ResearchInChina) の販売を6月17日より開始いたしました。

閉鎖された道路や固定されたルートを走行する自動運転車は、公道の交通ルールに縛られないことが多く、高度に自動化された運転技術の普及につながっています。COVID-19のパンデミックの影響で、空港での自動運転は当面開発が望めない状態ですが、衛生・農業・鉱業の自動運転技術は飛躍的に発展しています。

サニテーション用自動運転車

都市部の自立走行サニテーション(殺菌や洗浄)清掃車は、中国の国家基準に基づき、時速12km以下で走行します。衛生分野での自動運転技術の採用により、全天候型で厳しい条件下でも、効率的な運行が可能となりました。公園や景勝地などの閉鎖された場所を中心に、全国の数十カ所で自動運転清掃車が試験的に導入されています。中国では、毎年2000億元から3000億元を衛生部門に費やし、10万台以上の衛生車両が販売されています。衛生車両の自動運転化への移行を考えると、自動運転清掃車の販売およびサービス市場は、数百億元という驚異的な価値があると考えられます。

中国では現在、自動運転清掃車メーカーの技術開発において、ビジョン+レーダーソリューションが主流となっており、アルゴリズムやセンサーコスト管理の面で大きな違いがあります。中国の一部地域では、自動運転清掃車の試験走行が行われており、開発者は大量生産によるコスト管理の課題に直面しているため、自作センサーやNVIDIA社のARMのような低コストのコンピューティングプラットフォームを利用しています。

ほとんどのスタートアップ企業は、既存の清掃車をベースに自動運転清掃車を構築していますが、Idriverplus VIGGOのボディフレームとモジュールは、自動運転清掃車専用に開発を進めています。VIGGOの電子・電気アーキテクチャは、コンピューティング・コントロール、パワートレイン、ボディシステム、ステアリングシステム、ビジネスシステム、情報通信から構成されています。

自動運転採鉱車

自動運転採鉱車はすでに海外でも広く応用されています。鉄鉱石大手Fortescue Metals Group(FMG)の自動運転鉱山車は、合計3350万kmを走行し、10億トン以上の鉱石や資材を輸送し、生産効率は従来の手動輸送に比べて30%向上しています。FMGはこれまでに137台の自動運転採鉱車を運行しています。

中国では、鉱山会社は毎年、鉱石や材料を輸送する労働者に数百億元を支払う必要があり、それでも輸送の安全性と効率を確保することはできません。中国の主要な鉱区では、非ワイドボディおよび小トン車のロードダンプトラックが主に使用されており、保有台数は約20万台に上ります。鉱山用オフロードワイドボディダンプトラックは年間約5,000台が生産・販売されており、保有台数は1万台強になります。中国の自動運転採鉱車市場(OEMとアフターマーケット)は、少なくとも5000億元の価値があると推測されます。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/rinc933886-special-vehicle-autonomous-driving-industry-report.html

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