Huawei「nova 16s Pro」、2億画素カメラと7000mAh電池を搭載

2026年9月4日 23:31

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記事提供元:Tech Times

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Huaweiは2026年9月2日、ドイツ・ミュンヘンで開催した新製品発表イベントで、海外市場向けスマートフォン「HUAWEI nova 16s Pro」と「HUAWEI nova 16s」を発表した。上位モデルのnova 16s Proは、2億画素のRYYBメインカメラ、7000mAhの大容量バッテリー、最大100Wの有線急速充電に対応する。海外での販売価格は256GBモデルが749ユーロ(約13万5000円)、512GBモデルが849ユーロ(約15万3000円)と報じられている。グローバル版はEMUI 16を搭載する一方、Google Mobile Servicesには対応していない。

■2億画素のRYYBメインカメラを搭載

nova 16s Proは、光学式手ブレ補正に対応する2億画素のRYYBメインカメラを搭載する。RYYBは一般的なRGGB配列の緑色フィルターを黄色に置き換えた方式で、Huaweiは光の取り込み量を増やし、夜景や暗所での撮影性能を高められるとしている。

2億画素という数値は撮像素子の画素仕様を示すもので、すべての撮影モードで2億画素の画像が出力されるわけではない。通常の撮影では、複数の画素から得た情報をまとめて処理することで、明るさやノイズとのバランスを取る。

背面にはメインカメラのほか、光学3.7倍ズームと光学式手ブレ補正に対応する5000万画素のRYYBペリスコープ望遠カメラ、画角118度の5000万画素RYYB超広角カメラを搭載する。超広角カメラは最短2.5cmのマクロ撮影にも対応する。

前面には5000万画素のポートレートカメラを搭載し、背面と前面の双方に、撮影時の色を捉える「True-to-Colour Camera」を備える。メインカメラ、望遠カメラ、前面カメラはいずれも最大4Kの動画撮影に対応する。

撮影・編集機能としては、構図を提案する「AI Composition」、写真内の被写体を移動できる「AI Move」、ガラス面などの反射を抑える「AI De-glare」、不要な要素を取り除く「AI Remove」、集合写真の表情を整える「AI Best Expression」などが用意される。利用できる機能は国や地域によって異なる場合がある。

■厚さ7.1mmの筐体に7000mAh電池

本体サイズは高さ163mm、幅78mm、厚さ7.1mmで、重量は約218gとなる。厚さの数値にはカメラ部分の突起を含まない。

バッテリー容量は標準値7000mAh、定格値6800mAhで、最大100Wの「HUAWEI SuperCharge Turbo」に対応する。最大出力で充電するには、対応するHuawei純正充電器とケーブルが必要となる。実際の充電速度は、温度やバッテリー残量などの使用条件によって変わる。

公式仕様表にはワイヤレス充電の記載がなく、充電機能として案内されているのは最大100Wの有線充電である。ワイヤレス充電を重視する場合は購入前の確認が必要となる。

■Kirin 9010SとEMUI 16を採用

プロセッサにはHuaweiの「Kirin 9010S」を搭載する。Huaweiの公式仕様表ではオクタコアプロセッサと記載されているが、製造プロセス、動作周波数、GPU、ベンチマークスコアなどの詳細は示されていない。

このため、競合するスマートフォンとの性能差や電力効率を製造プロセスだけから断定することは難しい。ゲーム、動画編集、AI処理などの負荷が高い用途における性能については、発売後の第三者による実機検証を待つ必要がある。

OSには海外市場向けのEMUI 16を採用する。内蔵ストレージは256GBと512GBの2種類で、実際に利用できる容量はシステム領域などの分だけ少なくなる。

■最大6000nitをうたうLTPO OLED

ディスプレイは6.84インチのLTPO OLEDで、解像度は2856×1320ピクセル。表示内容や対応アプリに応じて、リフレッシュレートを1~120Hzの範囲で切り替える。Huaweiは、画面の1%を発光させる測定条件でピーク輝度が最大6000nitに達するとしている。

低輝度時の表示には2160Hzの高周波PWM調光を採用する。PWM調光は短い周期で画面の点灯と消灯を繰り返して明るさを調整する方式で、見え方や快適性には個人差がある。

前面にはナノクリスタルコーティングを施した「Kunlun Glass」を採用する。Huaweiは従来モデルのnova 15通常ガラス版との比較で、耐落下性能を10倍に高めたとしている。防塵・防水性能はIP65となる。防塵性能と低圧の噴流水に対する保護を備える。

■Google Mobile Services非対応の利用環境

nova 16s Proのグローバル版はEMUI 16を搭載するものの、Google Mobile Servicesの認証を受けていない。このため、Google Playストアを標準搭載せず、Googleの各種アプリやGoogle Play開発者サービスに依存するアプリの利用環境は、一般的なGoogle認証済みAndroidスマートフォンと異なる。

Huaweiは公式アプリストアとして「AppGallery」を提供している。利用したいアプリがAppGalleryで配信されているか、ウェブ版で代替できるか、通知、位置情報、ログイン、決済などの必要な機能が動作するかを、購入前に個別に確認する必要がある。

APKファイルを外部から導入するサイドローディングや、Google関連機能の一部を代替する非公式な手段も存在するが、互換性や更新、安全性が公式に保証されるわけではない。業務用アプリ、金融アプリ、認証アプリ、モバイル決済を利用する場合は、とりわけ慎重な確認が求められる。

■国家情報法をめぐる論点

中国の国家情報法第7条は、組織と国民に対し、法律に従って国家情報活動を支持、援助、協力することを定めている。この規定が中国企業の海外事業やデータ管理にどのように及ぶかについては、各国政府、法律家、研究者の間で解釈やリスク評価が分かれてきた。

Huaweiは、中国法が同社に対して海外の通信ネットワークへのバックドア設置などを命じるものではなく、中国政府から諜報活動への協力を求められたこともないとの立場を示している。一方、欧米諸国では通信インフラの安全保障を理由として、Huawei製通信設備に対する規制が導入されている。

米連邦通信委員会はHuaweiを国家安全保障上の脅威と位置付け、米国で新たに認可される通信機器に対する規制を設けている。2026年7月には、Huaweiなど安全保障上のリスクがあると指定された企業の、演算機能を持つハードウェア部品を組み込んだ機器についても、新規販売を認めない規則を採択した。

こうした通信インフラを対象とする政府規制と、個々のスマートフォンから政府へ実際にデータが提供されたかどうかは分けて考える必要がある。nova 16s Proについて、中国政府へのデータ提供が確認されたとする公的な証拠は示されていない。

利用者はHuaweiのプライバシーポリシーと各クラウド機能の設定を確認し、位置情報、マイク、連絡先、写真などへのアプリのアクセス権限を必要な範囲に限定できる。クラウドへのバックアップや音声アシスタントを使用するかどうかも、利用目的に応じて選択可能である。

■Wi-Fi 7や5Gに対応

通信機能は5G、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFCに対応する。Bluetoothの対応コーデックとしてSBC、AAC、LDAC、L2HCが記載されている。対応ルーターやヘッドフォンなど、接続先の機器によって利用可能な規格は異なる。

測位機能はGPS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavIC、GLONASSに対応し、GPSではL1とL5の2周波数帯を利用できる。外部接続端子はUSB Type-Cで、データ通信規格はUSB 2.0となる。

本体カラーはアイルブルー、ブリージングクリスタル、スターリーブラックの3色。外装にはアルミニウム合金製フレーム、前面にKunlun Glass、背面につや消し仕上げのAGガラスを採用する。

■標準モデルnova 16sとの違い

標準モデルのnova 16sは、最大120Hz表示に対応する6.68インチOLEDディスプレイと、Kirin 8020プロセッサを搭載する。本体は高さ159.6mm、幅75.5mm、厚さ7.3mm、重量約199gとなる。

背面カメラは、5000万画素のメインカメラと、光学3.3倍ズームおよび光学式手ブレ補正に対応する5000万画素のRYYBペリスコープ望遠カメラで構成される。前面カメラは5000万画素である。

バッテリーは上位モデルと同じ標準値7000mAhで、最大100Wの有線急速充電に対応する。ストレージ容量は256GBと512GB。本体カラーにはProモデルの3色に加えてスカイホワイトが用意される。海外価格は256GBモデルが599ユーロ(約10万8000円)からと報じられている。

■購入前に確認したいポイント

nova 16s Proの特徴は、2億画素のRYYBメインカメラを中心とした3眼構成、7000mAhの大容量バッテリー、最大100Wの有線充電、明るさを重視したLTPO OLEDにある。薄型ボディと大容量バッテリーの両立も目を引く。

一方、Google Mobile Servicesに対応しない点は、日常の使い方を大きく左右する。普段利用するアプリの配信状況だけでなく、通知、ログイン、位置情報、決済などの機能まで確認する必要がある。USB 2.0の転送速度や、ワイヤレス充電が公式仕様に記載されていない点も、用途によっては重要な比較材料になる。

海外版を日本へ並行輸入する場合は、国内での保証や修理、技術基準適合証明、通信事業者の対応周波数帯、電子決済機能なども別途確認が必要である。

元記事: Huawei Nova 16s Pro Hits Europe at 749 Euros; Chip, Google Apps, and China Data Law Omitted

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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