レクサス新型「NX」、PHEVが初のDC急速充電対応 北米は全車HEV・PHEVに

2026年9月3日 00:48

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記事提供元:Tech Times

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レクサスは、大幅改良を施した新型「NX」を欧州と北米で発表した。プラグインハイブリッド車(PHEV)の「NX 450h+」は、レクサスのPHEVとして初めてDC急速充電に対応し、駆動用バッテリーの容量も18kWhから23kWhへ拡大する。北米では2027年モデルとして、ハイブリッド車(HEV)とPHEVのみで構成する電動車専用ラインナップに移行する。日本での導入時期や仕様は発表されていない。

■NX 450h+がレクサスPHEV初のDC急速充電に対応

新型NX 450h+には、容量を従来比30%拡大した23kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。欧州仕様ではDC急速充電が全グレードに標準装備され、バッテリー残量10%から80%までの充電時間は30分としている。数値はいずれも認証前の暫定値である。

これまでのNX 450h+は外部からのAC普通充電には対応していたが、DC急速充電には対応していなかった。新型では移動途中に短時間で充電できるようになり、長距離移動でもEV走行を利用しやすくなる。

欧州仕様のEV走行距離は、WLTP複合モードで100kmを超える見込みで、従来モデルから約40%延びる。北米仕様については、一部グレードでメーカー推定40マイル、約64km超と案内されている。EPAによる正式な認証値は発売時期が近づいてから公表される予定だ。

北米向けPHEVでもDC急速充電機能は全グレードに標準装備されるが、充電出力やコネクター規格などの詳細は発表されていない。欧州では2026年秋に先行受注を開始し、2027年春から導入する予定である。北米では2026年冬の発売が案内されているが、価格は未発表だ。

■第6世代ハイブリッドシステムを採用

新型NX 450h+とHEVの「NX 350h」には、第6世代のレクサス・ハイブリッドシステムを採用する。トランスアクスル、モーター、パワーコントロールユニットを一体化した小型ユニットを用い、インバーターには炭化ケイ素を使ったSiCパワー半導体を採用した。

レクサスによると、新しいユニットは従来システムより10kg軽く、高さを10cm抑えている。SiCパワー半導体による電力損失の低減とあわせて、燃費やバッテリー出力の改善に寄与するという。

NX 450h+ではバッテリー容量の拡大に加え、最高システム出力を従来比8%高めた。欧州仕様は307DIN馬力、226kWで、0-100km/h加速は暫定値で6.1秒となる。最大けん引能力はNX 450h+、NX 350hともに1500kgへ引き上げられる。

バッテリーセルの配置は、車両の前後方向に並べる従来の方式から横方向へ変更した。バッテリーの搭載位置も低くし、車体の横方向の剛性向上と低重心化を図っている。

電気式4WDのE-Fourも制御を改めた。後輪モーターは発進時や滑りやすい路面、旋回時だけでなく、直進時にも継続して駆動できるようになり、走行安定性と路面への接地感を高めるとしている。

■NX 350hはバッテリーを約9kg軽量化

HEVのNX 350hでは、電流経路の冷却性能を改善することで、最高システム出力199DIN馬力、146kWを維持しながらバッテリーセル数を削減した。バッテリーパックの重量は32.7kgから23.5kgとなり、9.2kg軽量化されている。

欧州仕様では前輪駆動と四輪駆動を用意する。0-100km/h加速の暫定値は四輪駆動車が7.3秒、前輪駆動車が7.7秒である。北米ではPremiumとPremium+に前輪駆動と四輪駆動を設定し、F SPORTとLuxuryは四輪駆動のみとなる予定だ。

北米向けNXは、2027年モデルからHEVとPHEVだけの構成になる。ガソリンエンジンだけで走る従来の「NX 250」と「NX 350」はラインナップから外れ、HEVのNX 350hとPHEVのNX 450h+に集約される。

■車体と操作系も大幅に改良

新型NXでは、車体前後の補強に加えてフロアクロスメンバーやトンネル部の補強材を追加した。サスペンションタワーも一体構造へ変更し、操縦安定性や乗り心地、ロードノイズの改善を図っている。

ステアリングホイールは直径を10mm小さくし、前後方向の調整幅を拡大した。可変ギア比を採用するステアリング機構や電動パワーステアリングも再調整している。アクセルペダルは作動時の摩擦を減らし、踏み込み量に対して加速がより自然に立ち上がるよう改良した。

急な車線変更などでは、旋回中にブレーキを細かく制御して車体のヨーとロールを抑える機能も採用する。開発ではトヨタテクニカルセンター下山に加え、ドイツのニュルブルクリンクでもシャシーやサスペンション、ステアリングの調整が行われた。

■Lexus Safety System+ 4.0を全車に標準装備

北米向け新型NXには、運転支援システム「Lexus Safety System+ 4.0」を全グレードに標準装備する。カメラとミリ波レーダーを利用し、車両、歩行者、自転車、オートバイなどの検知範囲や運転支援機能を拡充した。

プリクラッシュセーフティには、ドライバーが緊急回避操作を始めた際に操舵力を補助する緊急時操舵支援や、交差点で接近する車両や歩行者などを検知して警報とブレーキ操作を支援する機能が含まれる。

このほか、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、車線逸脱警報、ロードサインアシスト、オートマチックハイビーム、プロアクティブドライビングアシストなどを備える。各機能には作動速度や道路状況などの条件があり、運転操作の主体はドライバーとなる。

■14インチ画面を標準化、車内環境を連動制御

インテリアは、12.3インチのデジタルメーターと14インチのタッチスクリーンを水平方向にそろえた新しいレイアウトを採用する。北米では14インチの「Lexus Interface」を全グレードに標準装備し、ナビゲーションやエンターテインメント、車両情報、コネクテッドサービスの操作を集約する。

ダッシュボードには「Responsive Hidden Switches」を採用した。通常時はパネル面に溶け込むように配置され、手を近づけると照明で操作部を示し、触れた際には物理的な反応を返す。

北米向けのLuxuryとF SPORTには、「Sensory Concierge」を設定する。照明、音楽、空調、シート温度、香りを連動させ、「INSPIRE」「RADIANCE」「REVITALIZE」の3モードから車内環境を選択できる。

欧州仕様では、ソニックプラチナ、カーキグリーンのソニックテルス、F SPORT専用のチタニウムカーバイドグレーを新たに設定する。F SPORTには、ピアノブラック仕上げのルーフレールやスポイラー、専用の20インチアルミホイール、赤色のブレーキキャリパーなどを採用する。

■北米と欧州で仕様が異なる新型NX

北米向けにはPremium、Premium+、F SPORT、Luxuryの4グレードを設定する予定で、HEVとPHEVの双方から選択できる。PHEVは全グレードが四輪駆動となる。価格やグレード別の詳細装備は、発売時期が近づいてから発表される。

欧州向けにはBusiness、Executive、Luxury、F SPORTの4グレードを用意し、2026年秋に先行受注を開始する予定だ。航続距離、加速性能、排出量などの欧州向け数値は型式認証前の暫定値であり、市販時には変更される可能性がある。

日本では現行NX 450h+が18.1kWhのバッテリーと普通充電機能を備えているが、今回発表された新型NXの国内導入、DC急速充電規格、グレード構成、価格、発売時期は明らかにされていない。北米や欧州の仕様を、そのまま日本向け仕様として扱うことはできないため、国内での詳細はレクサスの正式発表を待つ必要がある。

元記事: Lexus NX Adds DC Fast Charging for 2027: First Lexus PHEV to Rapid-Charge

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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