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ASUS、Samsung製24.5型QD-OLED採用の560Hzモニター発表 RGBストライプで文字表示も改善

(Global.samsungdisplay.com)[写真拡大]
Samsung Displayは、FPSやeスポーツ向けとなる24.5型フルHD QD-OLEDパネルを2026年末までに量産開始する計画を発表した。ASUSは同パネルを採用する24.5型モニターとして、最大560Hzと360Hzに対応する2機種を発表している。いずれもRGBストライプのサブピクセル配列を採用し、従来の一部QD-OLEDで指摘されてきた文字周辺の色にじみを抑える設計だ。日本での発売時期と価格は明らかになっていない。
■Samsung Displayが24.5型QD-OLEDを年内量産へ
Samsung Displayは8月27日、ドイツ・ケルンで開催されたgamescom 2026において、24.5型フルHD QD-OLEDパネルを2026年末までに量産開始すると発表した。FPSやeスポーツ市場を主な対象とし、同社によると、複数のグローバルPCメーカーが搭載製品の投入を計画しているという。
24.5型は、画面全体を比較的小さな視線移動で把握しやすく、高いフレームレートを出しやすいフルHD解像度との組み合わせもあって、競技志向のFPS用モニターで広く採用されている。これまで、この分野では高リフレッシュレートに対応したTN方式やIPS方式の液晶モニターが中心だったが、OLEDでも同じサイズを選べる製品が相次いで登場することになる。
QD-OLEDは、画素ごとに発光する有機ELと量子ドットによる色変換を組み合わせた表示方式だ。バックライトを必要とせず、暗部を画素単位で制御できることに加え、高い色純度や高速な応答性能を特徴とする。Samsung DisplayはQD-OLEDの応答速度を約0.03ミリ秒としている。
Samsung Displayによると、同社は2025年にモニター向けQD-OLEDパネルを約250万枚出荷し、自発光型モニターパネル市場で約75%のシェアを占めたという。今回の24.5型追加により、競技ゲーム向けの小型モニターにも製品領域を広げる。
■ASUSが560Hzと360HzのQD-OLEDモニターを発表
Samsung Displayの量産計画に先立ち、ASUSのゲーミングブランドRepublic of Gamersは8月25日、24.5型フルHDのQD-OLEDモニター「ROG Strix OLED XG259QDPG Ace」と「ROG Strix OLED XG259QDNS Ace」を発表した。
XG259QDPG Aceは最大560Hz、XG259QDNS Aceは最大360Hzのリフレッシュレートに対応する。両製品ともRGBストライプのQD-OLEDパネルと、アンチグレア・低反射コーティングを備えた「BlackShield Film」を採用する。
ASUSによると、BlackShield Filmは同社の従来QD-OLED製品と比べてパネル表面の硬度を2.5倍に高め、明るい環境で知覚される黒の表現を最大40%向上させるという。いずれも同社による比較値であり、実際の見え方は室内照明や映り込み、画面設定などによって変わる。
両製品の日本国内での発売時期と価格は、8月28日時点で発表されていない。Samsung Displayもパネルの量産開始を2026年末までとしており、各メーカーによる搭載製品の販売地域や投入時期は個別に確認する必要がある。
■RGBストライプで文字周辺の色にじみを低減
ASUSの2機種が採用するRGBストライプは、赤、緑、青のサブピクセルを規則的に並べる構造だ。従来の一部QD-OLEDパネルで採用されていた三角形状のサブピクセル配列とは異なり、一般的なPCの文字表示が前提とする配列に近づけることで、文字や細い線の縁に生じる色にじみを抑える狙いがある。
24.5型のフルHDは画素密度が約90ppiとなる。27型QHDや32型4Kよりも1画素が大きいため、サブピクセル配列による表示上の違いを認識しやすい。ゲーム内のHUDやスコア表示だけでなく、Web閲覧や文書作成など、デスクトップ用途を兼ねる場合にもRGBストライプの効果が注目される。
もっとも、実際の文字の見え方はOSやアプリの描画方式、表示倍率、視聴距離にも左右される。「色にじみを完全に解消する」と一律に捉えるより、従来の三角形状配列よりもPCの文字表示に適した構成になったと見るのが適切だ。
■720HzのタンデムWOLEDも加わるASUSの24.5型OLED
ASUSはQD-OLEDの2機種に加え、24.5型フルHDのタンデムWOLEDモニターも展開する。新たに発表した「ROG Swift OLED PG259QWS Ace」は最大720Hz、先に発表済みの「ROG Strix OLED XG259QWPG Ace」は最大540Hzに対応する。
PG259QWS AceとXG259QWPG Aceは、LG DisplayのタンデムWOLEDパネルを採用する。複数の発光層を重ねる構造により、発光層当たりの負荷を分散しながら輝度や耐久性の向上を図る方式だ。QD-OLEDモデルがBlackShield Filmを備えたアンチグレア・低反射仕上げであるのに対し、720HzのPG259QWS Aceは光沢仕上げの「TrueBlack Glossy」を採用する。
QD-OLEDモデルは最大560Hzまたは360Hz、タンデムWOLEDモデルは最大720Hzまたは540Hzとなり、同じ24.5型フルHDでも選択肢が分かれる。最高リフレッシュレートだけでなく、表面処理による映り込みや黒の見え方、色表現などを含めて選ぶ製品群となる。
ASUSは米国におけるタンデムWOLEDモデルの希望小売価格を、PG259QWS Aceが1099ドル、XG259QWPG Aceが699ドルとしている。一方、QD-OLEDのXG259QDPG AceとXG259QDNS Aceの価格は発表しておらず、タンデムWOLEDの価格からQD-OLEDモデルの価格帯を推定することはできない。
■国内ではLGの1000Hz IPSモニターが10月発売
24.5型の競技向けモニターでは、液晶もリフレッシュレートをさらに高めている。LGエレクトロニクス・ジャパンは、フルHD解像度で最大1000Hzに対応する24.5型IPS液晶モニター「LG UltraGear 25G590B-B」を、2026年10月1日に日本で発売する。メーカー想定売価は税込17万9000円前後だ。
25G590B-Bは、解像度を下げて最高リフレッシュレートを引き上げるデュアルモードではなく、1920×1080ピクセルのフルHDで1000Hz表示に対応する。最大1000Hzで利用するには、Windows 11、DisplayPort 2.1接続、対応するGPUなど所定の環境が必要であり、実際に表示できるフレームレートはPCの性能やゲーム側の上限にも左右される。
1000HzのLG製IPSと最大560HzのASUS製QD-OLEDは、重視する性能が異なる。リフレッシュレートを最優先する場合はIPSが有力な候補となり、画素単位の暗部表現やQD-OLEDの色表現も求める場合は、最大560HzのQD-OLEDが新たな選択肢になる。
■gamescom会場で約180台のQD-OLED製品を展示
Samsung Displayはgamescom 2026で、カプコン、KRAFTON、CD PROJEKT REDと共同展示を実施した。会場にはモニターとテレビを合わせて約180台のQD-OLED製品が用意された。
カプコンのブースでは、『鬼武者 Way of the Sword』『プラグマタ』『ストリートファイター6』『ロックマン: Dual Override』などを、90台のQD-OLEDゲーミングモニターで展示した。KRAFTONは85台のAlienware製QD-OLEDモニターを使用し、『Project ZETA』『Age Twisters』『TARAE: The Unbound』を紹介した。
CD PROJEKT REDのブースでは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の拡張コンテンツ「Songs of the Past」のトレーラーを8台のQD-OLEDテレビで上映し、3台のQD-OLEDモニターでもゲームプレイを披露した。
Samsung Displayの大型ディスプレイマーケティングチーム責任者を務めるBrad Jung氏は、ゲームについて、高速な応答速度と画質を消費者が直接体験しやすい分野の一つだと説明した。同社は24.5型を加えることでQD-OLEDのラインナップを拡大し、プレミアムゲーミング市場での事業を強化する方針だ。
■競技向け小型モニターでもOLEDの選択肢が拡大
24.5型の競技向けモニターでは、TNやIPS液晶が引き続き高いリフレッシュレートを実現している。一方、QD-OLEDとタンデムWOLEDも360Hzから720Hzに対応する製品がそろい、小型・フルHDの領域でもOLEDを選べる環境が整いつつある。
OLEDの登場によってTN液晶を選ぶ理由がなくなったとまではいえない。液晶には高いリフレッシュレート、価格、焼き付きへの配慮が不要といった選択理由があり、OLEDには暗部表現、応答性能、色表現という特徴がある。競技プレイだけに特化するか、普段のゲームや映像表示にも使うかによって適した製品は変わる。
Samsung Displayの24.5型パネルは2026年末までに量産が始まる予定だが、ASUSのQD-OLED搭載2機種について、日本での発売時期と価格は未定である。購入を検討する場合は、国内展開と詳細な製品仕様の発表を待つ必要がある。
■注目ポイントQ&A
●ASUSの24.5型QD-OLEDモニターは何Hzに対応しますか?
ROG Strix OLED XG259QDPG Aceは最大560Hz、XG259QDNS Aceは最大360Hzに対応します。どちらもフルHD解像度のRGBストライプQD-OLEDパネルを採用しています。
●RGBストライプにはどのような利点がありますか?
赤、緑、青のサブピクセルを規則的に配置することで、従来の一部QD-OLEDが採用していた三角形状の配列よりも、文字や細い線の周辺に生じる色にじみを抑えやすくなります。見え方はOSやアプリ、表示倍率、視聴距離によっても変わります。
●日本ではいつ発売されますか?
ASUSのQD-OLEDモデルについて、日本での発売時期と価格は8月28日時点で発表されていません。Samsung Displayは、24.5型QD-OLEDパネルを2026年末までに量産開始する計画です。
●560HzのQD-OLEDと1000HzのIPSはどちらを選ぶべきですか?
最高リフレッシュレートを最優先するなら、LG UltraGear 25G590B-Bのような1000Hz対応IPSが候補になります。画素単位の暗部表現やQD-OLEDの色表現も重視する場合は、最大560HzのQD-OLEDが選択肢になります。1000Hz表示には対応するOS、GPU、接続環境が必要です。
元記事: Samsung QD-OLED Debuts at 24.5-Inch Esports Size: RGB-Stripe Fixes Text-Clarity
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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