ユニクロ・しまむら・ワークマン、生活衣料株はまだ上がるのか

2026年8月14日 14:10

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猛暑と物価高が続く中、生活衣料株への関心が高まりやすい局面にある。

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 猛暑と物価高が続く中、生活衣料株への関心が高まりやすい局面にある。衣料品は景気の影響を受けやすい一方、ユニクロ、しまむら、ワークマンのような日常使いのブランドは、消費者の節約志向や機能性需要を取り込みやすい。今回は、ファーストリテイリング、しまむら、ワークマンの3社を軸に見ていきたい。生活衣料株の今後を考えるうえでは、値上げ耐性と客数維持をどこまで両立できるかが分かれ目になりそうだ。

 ユニクロを展開するファーストリテイリングは、海外成長と商品力が評価材料になる。2026年8月期通期は、売上収益3兆9,700億円、営業利益7,300億円、親会社の所有者に帰属する当期利益5,000億円と、6年連続の過去最高益を見込む。国内ユニクロ事業では、UVカットパーカやイージーパンツなど、気温変化に対応した機能性商品の販売も好調だった。ファーストリテイリング株価を見るうえでは、海外ユニクロの成長を維持しながら、国内でも高い客単価と利益率を保てるかが焦点になる。

 しまむらは、低価格と生活密着型の店舗網に強みがある。2027年2月期第1四半期は、売上高が前年同期比7.9%増の1,816億円、営業利益が同16.8%増の178億円と増収増益だった。物価高で消費者の節約志向が強まる中、しまむらは婦人衣料、子供服、寝具、雑貨まで幅広く扱い、日常消費を取り込みやすい。しまむら株価を見るうえでは、低価格イメージを維持しながら、PB商品や高気温対策商品の販売を利益成長につなげられるかが重要になりそうだ。

 ワークマンは、機能性衣料の広がりが注目点になる。作業服を出発点としながら、近年はアウトドア、スポーツ、日常衣料まで利用シーンを広げてきた。2026年3月期は営業総収入が前年同期比17.5%増の1,608億円、営業利益が同21.7%増の296億円だった。気候変動対応商品やリカバリーウエアの販売が好調だったほか、店舗増加や加盟店向け商品供給の拡大も業績に寄与した。機能性と低価格を両立する商品力が支持されており、ワークマン株価を見るうえでは、ファン付きウエアや冷感インナー、防暑小物などの需要を、季節要因だけでなく継続的な成長につなげられるかが焦点になる。

 投資家目線では、今後の生活衣料株を見るうえで3つの点を確認したい。1つは、物価高の中でも客数を維持できるか。2つ目は、猛暑や気温変化に対応した機能性商品で客単価を引き上げられるか。3つ目は、原材料費や人件費の上昇を吸収し、利益率を維持できるかである。

 生活衣料株は身近な内需株である一方、価格競争や天候要因の影響も受けやすい。今後の株価は、安さだけでなく、商品力と利益率をどこまで両立できるかに左右されそうだ。(記事:林田孝治・記事一覧を見る

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